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2011年08月07日

火まつり初日はまずまずの盛り上がり、さて今日は...

様似最大のイベント、第41回アポイの火まつりが昨日開催しました。絶好の天気に恵まれ、前夜祭としてはまずまずの盛り上がりだったのではないでしょうか。

ワタクシたちも朝から会場に張り付いて、最終準備…。

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様似経済同友会もみなさんも総出で客席づくりです。この日はとても暑く、みなさん汗を噴き出しての作業です。あ~泡ほしい!

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初日のこの日は、午後3時半からイベントスタート。会場もそれなりに人が集まってきました。

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日が暮れてからは、人もどっと集まってきました。会場までの道路沿いには、様似夢灯りの会のみなさんによってキャンドルが設置されて、いい雰囲気です。

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会場では、地元のアマチュアバンド・CHI-BOH KING BANDのステージに大盛り上がり。

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毎年出場してくれている人気バンドだけあって、ステージ前でたくさんの若者が応援して、この日の最高潮となりました。

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そして、会場には町内を練り歩いてきたねぶたが、アポイ太鼓に先導されて到着。子どもたちも長い距離を一生懸命引っ張ってきたのです。

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さて、今日はいよいよ本祭。なんといっても、今日のメインはキムヨンジャさんやみのや雅彦さんらの歌謡ステージ。会場に入りきれないくらいのお客さんを期待しつつ、これから準備に向かいます。午後には、豪華景品が当たるジオパーク○×クイズもあるヨ。アノ2人ももちろん登場します、暑いけど。(タク)

2011年08月05日

いや~、様似って見るトコ沢山あるね~(ジオ塾生談)

アポイ岳ジオパークのジオとエコとヒトを学び楽しむ連続講座「ふるさとジオ塾」。皆さん知ってます?月1回ペースでやっていますが、この間の日曜日に行った今年のバスツアー第1弾をご紹介…。

今回のテーマは、地形と歴史。元様似郷土館職員のHじっちゃんにガイドしてもらい、ジオパーク内(町内)の歴史スポットを巡りました。まず、最初に行ったのが、西町生活館横のホタフンペ。

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お椀を伏せたような小さな丘ですが、アイヌがつくった砂鯨の伝説が残されています。ただし、実際は人がつくったものではなく、ひん岩という安山岩質の岩脈が冷えて固まってできた丘です。近くにある親子岩やエンルム岬、観音山も同じプロセスでできたと考えられています。

次に向かったのは、このホタフンペに関連する観音山。

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観音山は様似の港を見下ろす標高101mの山。蝦夷三官寺・等澍院が西国33ヵ所にならって置いた観音様の石像があることから名づけられました。写真は、山上入口に鎮座する、カシワのご神木。樹齢400年以上で北海道の名木にも指定されています。道路にせり出した枝が折れそうなので、こんなつっかい棒をしているのです。

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山上の北側には、アイヌの砦(チャシ)があったことを記念する碑が建てられています。昭和53年にウタリ協会様似支部が建立した「カムイチャシ記念碑」です。碑の下部には、「ホタフンベユーカル」とも刻まれていますが、これは「砂のクジラのお話」という意味です。「砂のクジラ」、つまり先ほどのホタフンペに関する伝説です。エンルム岬に陣取ったトカチアイヌとの戦のこう着状態を打開するため、サマニアイヌが観音山の西に一夜にして砂のクジラをつくったというお話。アイヌにとってクジラは海の神様。クジラには弓を引けないとトカチアイヌが和睦を申し出たとか…。

「本当に、砦なんかあったの?」と思われるあなた。記念碑よりさらに数十m奥に行くと、まさに石垣のようなチャシ跡もあるんですよ。ただし、科学的論証はありませんので、歴史ロマンの目で見てくださいネ。

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観音山の展望台からは、海に浮かぶ岩山を利用してつくられた様似の港が一望できます。眼下の岩山は、観音山とホタフンペとおなじ「ひん岩」でできたもの。展望台から眺めると、左からエンルム岬-ソビラ岩-親子岩-ローソク岩-塩釜トンネルとほぼ一直線に並んでいることが分かります。この並びは、これらの岩山がマグマが貫入してできた岩脈であることを指し示しているのです。

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「いや~、様似ってこんなにいい所いっぱいあるのに、なんで観光地じゃないんだ!」とは塾生のSさんの言。様似を愛してくれているコメントですよネ。

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さて、一行が次に向かったのは、山下にある等澍院(とうじゅいん)。今から200年以上前の1806年に、江戸幕府が蝦夷地に建立した3つの官寺のうちのひとつです。

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現在の等澍院は4度目の(正確には5度目と言うべきか)移転で建てられたもので、創建当時の面影を見ることはできませんが、本堂前に置かれた供養塔の前で歴代住職の功績の説明を受けました。

そして最後に訪れたのは、断崖絶壁の海岸線・日高耶馬渓。地質的には、アポイ岳のかんらん岩とともに日高山脈の一部であり、その南端ともいえる場所です。

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海鵜のフンで白くなっているのは、幌満川河口近くの鵜の鳥岩。幕末の探検家・近藤重蔵が「李白岩」と呼んだ美岩です。この崖の上に、北海道最初の国道ともいえる「様似山道」が通っています。「最初の国道」とは、様似山道が当時の為政者であった江戸幕府によって整備された官道だからです。

ジオ塾は、秋まではバスツアーなど野外で、冬は座学でアポイ岳ジオパークの様似町を再発見します。途中入塾もできるので(受講料1,000円)、興味のある方はぜひご一報ください。次回は夏ならでは企画じゃ。(タク)

 

2011年08月03日

夏休みといえば、ラジオ体操でしょう

夏真っ盛り。今日も朝からいい天気でした。午前7時前のエンルム岬からアポイ山塊を望むと、すでに日も高く…。

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振り向くと、様似漁港の水面も青空同様、真っ青で静かな海です。

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なぜ、朝早くからこのエンルムに来ているかというと、目的はここ…。様似発祥の地であるエンルム岬の麓にあった「様似会所」跡に建つ消防署。

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「えっ?朝から史跡めぐり」と思われるかもしれませんが、イエイエ、夏休みの朝といえば…。

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そう、ラジオ体操。なつかし~。息子は毎日参加しているのですが、とてもいい天気だったので、どんな様子か見に行ったのです。

日高東部消防組合様似支署のファイヤーマンがボランティアで近くの子どもたちを対象に毎年行ってくれています。夜勤明けでお疲れなのに、いつもありがとうございます。

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終了後は、カードに出席ハンコを押してもらい、今日も元気な一日のスタートです。ワタクシも体操するつもりで来たのですが、写真撮影に終始。でも、息子とチャリツーリングで来たので、多少は目覚めになったつもりです。(タク)

2011年08月02日

アポカンが火まつりPR...in Sapporo

 7月29日、STVテレビ「どさんこワイド」に、アポイちゃん・カンランくんほか3名が、札幌駅前での生放送に出演し、「アポイの火まつり」のPRをしてきました。皆さんご覧になりましたか?

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 駅前広場にアポカンが現れると、子どもたちに囲まれて人気者! 写真撮影に快く応じていました。

 本番の生放送では、2回目のテレビ出演ということもあって、緊張することもなく手を振って愛嬌をふりまいていました。この日の気温は27度。昨年よりは涼しいけど、ちょっと痩せたかも?

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 この後は、大通に移動して「THE サッポロビアガーデン」にも出演し、様似の宣伝・営業に大活躍! 某企画担当職員が独自で製作した「まさに、さまにの夏」と題した超大作DVDが放映された後、満を持してアポカンが登場! 

 会場では、そろそろイイ気分のお客さん達に無視されていましたが、様似の特産品が当たるクイズが始まると、舞台にも注目が集まり、アポイちゃんやジオパーク、火まつりのクイズで盛り上がりました。アポイの銘菓(お菓子)が入ったパンフレットも、飛ぶように無くなりました。

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 PR活動は大切ですね! さて今週末、その効果は?

 アポカンは、もちろん火まつりにも登場し、リボンナポリンでおなじみの「リボンちゃん」とコラボします。また、今年の新企画「腕相撲対決」では、力自慢のカンランくんも出場するとか・・・?

 皆さんも応援に来て下さ~い。                  (久しぶりの Horoman)

2011年08月01日

アポイ岳情報10:7/30

7/30現在、夏真っ盛りのアポイ岳の情報です。

登山道入口から5合目までの間は、前回(7/21のアポイ岳情報09)のときに真っ盛りだったツルアリドオシがすっかり姿を消し、エゾシャクナゲやクルマユリがときおりみられる程度。

5合目から馬の背、そして頂上の間は、見られる花の種類はほぼ前回の情報と同じですが、ここしばらく全く雨が降っていないせいか、ちょっと花たちにも元気がない感じ。

ここまで読むと、「なんだ、今時期のアポイの花はイマイチかー」と思われるかもしれません。そんなみなさんに、今回は吉田岳方面の状況をご紹介したいと思います。

 

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アポイ岳頂上から尾根伝いの北方面にあるのが吉田岳(写真奥)。国土地理院の地形図では無名のピークですが、まるでピラミッドのようなその山容は独特な雰囲気を醸し出しています。また、アポイ岳から吉田岳までの登山道はガラガラとした岩場が続き、まさにこの辺りがかんらん岩でできていることを実感できます。このアポイ岳から吉田岳までの間が、絶好のお花見ポイントなのです。

この区間で今回見られた花は、

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イブキジャコウソウ

 

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ヒメエゾネギ

 

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エゾサイコ

 

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キンロバイなど。上の4つの花は通常のアポイ岳登山道でも見ることができますが、今時期は吉田方面登山道の方が数も多く、また花もまだまだ元気です。

そのほかには、

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ビロードエゾシオガマや

 

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エゾルリムラサキが花盛り。特にエゾルリムラサキは、通常のアポイ岳登山道ではほとんど見ることができませんが、ここではいたるところで出会えます。

 

アポイ岳から吉田岳のピークまでは片道小一時間もあれば行けますし、ピークまで行かなくても、アポイ岳頂上から30分も歩けば沢山の高山植物に出会うことができます。

「花の少ない夏の時期だけど、それでもアポイではやっぱり花を楽しみたい」というみなさん、是非吉田方面まで足を伸ばされることをオススメします。

吉田岳を含むアポイの登山情報については、下記ページをご覧ください。

http://www.apoi-geopark.jp/course/course_03.html

(krmd)

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