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幌満峡エリア

多彩なかんらん岩がつくる峡谷 幌満峡エリア

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 アポイ岳の東方に、約8㎞にわたって続くかんらん岩の峡谷が幌満峡です。渓谷の山腹には、原生的な針広混交林が広がり、なかでもキタゴヨウは、分布の北限であり山腹一帯に優占的に分布するという特異性もあって、1943(昭和18)年に国の天然記念物に指定されています。10月下旬の紅葉は知る人ぞ知る名所です。また、途中には、昭和初期に日高地方の電源開発の先駆けとなった水力発電所があり、産業遺産ともいえるたたずまいを見せています。林道の幅員は狭く未舗装ですが、要所に退避スペースが設けられており、乗用車でも十分に通行できます。

 アポイ岳とともに、約10㎞四方の「幌満かんらん岩体」の中にある幌満峡は、地下深くのマントルで起きたできごとを知ることのできる場所。このエリアにはさまざまなタイプのかんらん岩を観察する、研究者向けサイトが点在しています。