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2024年08月23日
様似町でジオパーク巡回展「地球時間の旅」がはじまりました
様似町でジオパーク巡回展「地球時間の旅」がはじまりました。町立様似図書館の次は、様似町中央公民館ギャラリー21が会場です。また、9月19日(木)には、アポイカレッジ講演会「北海道巡検とジオツアー」を開催しますので、あわせてご覧ください。
全国のジオパークから集めた貴重な標本・写真を一同に展示し、大地の物語と私たちの暮らしの深いつながりを紹介するジオパーク巡回展「地球時間の旅」を様似町でも開催します。期間後、展示物は全国のジオパーク施設や博物館を巡回します。ぜひ、この機会に貴重な標本等をご覧ください。
8月22日「ジオパークの日」を記念し、巡回展会場内で放映しているプロモーションビデオがYouTubeに公開されています。あわせてご覧ください。
<町立様似図書館ロビー>
2024年8月23日(金)~9月3日(火)
<様似町中央公民館ギャラリー21>
2024年9月6日(金)~9月26日(木)
▼入場料 無料
▼問合先 アポイ岳ジオパークビジターセンター tel.0146-36-3601
▼詳しくはこちら(地球時間の旅展)
https://earthtime-journey.geopark.jp/
エントランス
司書さんが選んだ関連図書も借りることができます
発見box
全国のジオパークから集めた標本
町立様似図書館入って、左手のロビーで開催中です
2024年08月23日
SAVE MT APOI【動画】 - アポイ岳保全プロジェクトの紹介
本年度6月25日、新たな国立公園として「日高山脈襟裳十勝国立公園」が誕生しました。
【SAVE MT APOI - アポイ岳保全プロジェクトの紹介】
https://www.youtube.com/watch?v=XqworhdKSCw
この動画は「国立公園化を契機としたアポイ岳高付加価値化事業」の一環として制作されたプロモーション映像です。アポイ岳及びアポイ岳ファンクラブの活動を広く知っていただくため、登山風景、ファンクラブ会長へのインタビュー、そして保全活動の様子を収めました。
アポイ岳は、日高山脈襟裳十勝国立公園の一部として「低標高ながらも特異な地質と多くの固有種を比較的簡単に観察できる」など、この国立公園の重要な景観要素として位置づけられています。しかし、その自然を守るためには、私たち一人ひとりの理解と行動が必要です。
本動画では、アポイ岳の魅力とその保全活動の重要性についてご紹介し、国立公園を来訪するかたがたやアウトドア愛好家、そして町民のみなさまに、アポイ岳の美しさを未来に残すための取り組みを知っていただければと思います。
アポイ岳の魅力を次の世代にも伝えるため、みなさんの応援をお願いします!
・アポイ岳ファンクラブHP
2024年08月16日
お盆期間にイベント「ガラスの浮き玉と貝がらの風鈴づくり」を行いました
お盆期間にイベント「ガラスの浮き玉と貝がらの風鈴づくり」を行いました。はじめにガラスでできた岩石「黒曜石」を観察し、偏光顕微鏡で「かんらん岩と黒曜石」の岩石薄片を見比べてもらいました。そのあとに好きな貝殻を選んでもらって、音が鳴るところ「舌(ぜつ)」を作りました。チョウチョガイとユキノカサガイの貝殻を選ぶかたが多かったです。チョウチョウガイとオオバンヒザラガイについても、図鑑をみてもらいました。
昔はプラスチック製(EVA)の浮子(フロート)ではなく、漁業用のガラスの浮き玉を使っていたことなどに驚かれていました。漁網を浮かせる目的や目印として使われていたことを説明しました。
2024年08月11日
第2回理科教育分科会の夏の学習会で、北海道の先生がたが様似町に来られました
8月10日と11日に様似町で、北教組主催の第2回 理科教育分科会夏の学習会「アポイ岳ジオパーク夏の巡検*様似町幌満カンラン岩から日高山脈造山を読み解こう*」が開催されました。21名ものかたに参加いただき、4人(ジオラボ、アポイ岳ジオパークガイドの会、アポイ岳ジオパークビジターセンター)で講師をつとめました。
===1日目===
8月10日は、かんらん岩広場・エンルム岬・かつてのプレート境界・幌満峡のゴヨウマツ記念碑を訪問し、アポイ岳地質研究所(ジオラボ)でかんらん岩の研磨実習、ホテルアポイ山荘で新井田学術顧問からご講義いただきました。天気にも恵まれ、昼から夜まで、とても充実した内容でした。
かんらん岩広場
幌満峡は涼しく、花もきれいでした。
鉱物の説明を受け、一面に広がるかんらん岩の露頭を観察しました。
アポイ岳地質研究所(ジオラボ)のかんらん岩の観察
児童がつくった幌満小学校の校歌
かんらん岩の研磨実習
私は様似町の大地と自然と歴史のつながりの説明を担当しました。様似中学校に勤務されたことがある先生、日高管内の先生ともお話することができて、貴重な機会となりました。
===2日目===
8月11日は、6時半出発でアポイ岳馬の背を目指す登山でした。この日も天気に恵まれ、アポイ岳をつくるかんらん岩、馬の背からの日高山脈の景色、旋回するカモメとトンビ・キノコ・ニホンザリガニ・固有な高山植物に出会うことができました。特にアポイ岳のなりたちとアポイ岳の植生とその環境変化を中心に説明しながら登りました。下山後に、アポイ岳ジオパークビジターセンターで、かんらん岩の偏光顕微鏡を見ていただきました。
2024年08月08日
夏のアポイ岳
研修会の下見も兼ねて、アポイ岳に行ってきました。景色と花と動物を写真でレポートします。
この日は霧でした。いつもは太平洋が見えます。
固有種サマニオトギリ
カラフトマンテマの変種。固有変種「アポイマンテマ」。曇りの日だったため、花を咲かせていました。
キンロバイ
オヤマソバ
バッタ?
オオセンチコガネ
暑い日もあります。お気をつけて登山されてください。