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2024年11月23日
カン×カン講座「グラス彫刻&化石を詳しく見てみよう」開催しました
カン×カン講座「グラス彫刻&化石を詳しく見てみよう」開催しました。
グラスをルーターで削って絵を描くと、オリジナルのグラスが出来上がります。絵を描くと、モチーフの特徴がよく見えてきますので、その作業をとおして、標本や本を詳しく見てもらおうというのがねらいです。
様似郷土館は、様似町で見つかった化石を紹介。カシパンウニ化石は「これがウニなの!」という感想もありました。
参加者には作業の合間に本を見てもらったり、化石(サイズと種類が様々なアンモナイトとイノセラムス、ウミユリ化石など)に触れたりしてもらいました。
キハ(日高線の車両)の絵葉書の背景のアポイ岳、食べ物、生き物や楽器など、参加者それぞれの好みのモチーフがグラスに描かれました。ランタンや麦茶入れてみるのも楽しみという話にもなりました。土星の絵柄が素敵で、来年度は土星の輪が見えなくなる年ということも気になっていました。
追伸 私は恐竜を彫ったグラスにプリンを作って、恐竜を発掘しながら、食べることを楽しみにしていました。しかし黄色のプリンでは、グラス彫刻の白色の恐竜が目立ちませんでした・・・
2024年11月20日
浦河町立浦河小学校6年生の理科の「地層見学学習」に行ってきました
浦河町立浦河小学校6年生の理科の「地層見学学習」に行ってきました。
浦河小学校6年の17人と、理科の学習の一環で、水のながれのはたらきでできた地層を2カ所、火山のはたらきでできた地層1ヵ所を見に行ってきました。浦河町には比較的わかりやすい砂岩泥岩互層があり、観察に適しているのです。
浦河のアンモナイトが有名という話も印象に残ったようで、良かったです。
その後に火山岩の露頭を見に行ってきました。
何の石?何の化石?なぜ海の中でできた地層がここにあるのか?等、多くの質問もあり、時間ギリギリまで観察を行っているなど、児童たちはとっても元気でした。
さらに、秋の終わり~冬のはじまりという季節を感じて帰ってきました。
赤色のミヤマガマズミの実が目立ちます
オオウバユリの種(サルのお金)
タチギボウシの種
ところで、前日の下見に行ったところ、石は地面に張り付き、毛糸の帽子をかぶるほど風もあり、とても寒かったのですが、川の中州に「霜柱!!」ができていました。霜柱とは、土の中の水分が凍ったものです。
霜柱
イノセラムスと霜柱
2024年11月14日
アポイカレッジ「幌満出身のホースマン・函館大経~古文書等から新たに判ったこと~」を開催しました
アポイカレッジ「幌満出身のホースマン・函館大経~古文書等から新たに判ったこと~」を開催しました。
午後からは、幌満の看板「和助さんと日本馬術の父・函館大経(大慶)」の改修について、川島先生・教育委員会・ジオパーク担当で現地視察に行き、修正方針について協議しました。
夕方から、町立様似図書館でアポイカレッジ・講演会を開催しました。講師の川島先生からは、様似町幌満地区出身の函館大経について、明治天皇に馬術を披露するエピソード、北海道開拓使の七重官園等の北海道庁勤務時の日本の馬産への貢献について説明いただきました。
2024年11月11日
アポイ岳の保全作業
11月11日から13日まで、アポイ岳馬の背付近で保全作業を、日本チョウ類保全協会主催で、日高振興局、アポイ岳ファンクラブ、様似町教育委員会と様似町役場も作業を行いました。
11日の出発
11日の朝は小雨で5合目小屋で停滞したのちに、出発しました。
馬の背についたら、晴れました。
イブキジャコソウが1輪咲いていました。
作業としてはリターを取りました。これはヒメチャマダラセセリの天敵のアリの巣化を防ぐこと、土壌の酸性化を防ぐためです。キンロバイの剪定も行いました。
そのあとにそれらを運ぶ作業がなかなか大変でした。
13日は比較的あたたかく、天気も良い中で作業ができました。
馬の背からは、山頂付近に雪のある日高山脈が見えました。