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2025年11月06日

11月6日にアポイ岳5合目のトイレブースを撤去しました

11月6日に、アポイ岳ファンクラブのかたがたと、アポイ岳5合目のトイレブースを撤去しました。

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来年の4月中旬に再設置予定です。

先日の風による倒木もいくつか撤去しました。

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紅葉した木々が少し見られました。

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2025年10月31日

幌満峡の紅葉

10月31日に、幌満に行ってきました。

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ゴヨウマツ記念碑付近

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ゴヨウマツ記念碑付近の道路 まだ積雪ありません

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ゴヨウマツ記念碑の前

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不動の沢

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不動の沢と幌満川の合流点

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第2発電所えん堤

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第3発電所~稲荷神社付近

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稲荷神社

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バイオトイレ ペンキを塗り直しました

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紅葉

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ヒダカミセバヤ

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紅葉

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第2発電所

2025年10月30日

アポイカレッジ「知って防ごう!アライグマ」に行ってきました

1030日(木)に、「知って防ごう!アライグマ」に行ってきました。60名程の参加者で、関心の高さがうかがえました。最近、様似町内ではアライグマの捕獲数が激増しています。アライグマは元々様似にいた動物ではなく、その生態を知って被害を防ぐ対策を、それぞれの方が取っていくことが必要。今回の講演ではアライグマの生態や、被害を防ぐための知識などをお話いただきました。講師は北海道大学名誉教授の池田透氏でした。

▼アライグマの定着の歴史

北海道では1977年に最初の定着、現在は全道(20251月で167市町村)に拡散。

▼アライグマの生態と社会への影響

夜行性で、触角に優れている。エゾシカどころでない繁殖力があり、エゾシカは年に1頭出産だが、アライグマは平均4頭。

侵略的外来種が引き起こす問題としては、商品作物被害(様似町では主にスイートコーンとイチゴ)だけでなく、住居侵入による生活被害、人獣共通感染症の媒介、競合による在来種の排除置換、捕食による在来種の減少がある。

▼アライグマの防除

学習能力が高いが、それ以上に好奇心旺盛で、ワナを回避せずに逆にワナに強い関心を示すため、比較的捕獲は容易な動物。

広域分布するアライグマ防除においては、技術・戦略的課題よりも社会的防除体制整備が喫緊の課題。

ワナにはいろいろと工夫があるようです。先進地のニュージーランドで、いろいろと工夫しながら取り組んでいる話が印象的でした。

貸出ワナとその記録からCPUE(Catch Per Unit Effort)が把握できれば捕獲地域の生息密度が推定でき、そうすると生息頭数が推定できるので、アライグマを減少させるためには生息頭数の半数を目標捕獲頭数にすればよいとのことで、データに基づいた科学的知見の活用に活路があるそうです。

箱ワナは毎日の見回りが必要なところが大変で、巣箱型ワナについても動画で説明がありました。

▼様似町のアライグマ防除

様似町は令和3年度様似町鳥獣被害防止計画をつくっているため、アライグマの捕獲講習(本講演会)を受講してアライグマ防除従事者証を所持すれば、狩猟免許を持たずともアライグマの捕獲に従事することが可能となります。期間は確認しなかったので不明ですが、1年間?

▼最後に

えりも町では町郷土資料館が豊似湖畔での駆除事例として、湖畔周辺には保全が必要な希少在来生物の生息地のほか、ヒグマの生息地で観光客の自然散策地でもあることから、巣箱型ワナで捕獲しています。

駆除に必要なポイントとして、早期発見・迅速な防除、地域住民の協力。被害防止は知ることから。陸続きでありますので、対策しないと入り込む一方。広域での取り組みも重要であるということを学んだ講演会でした。

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2025年10月23日

アポイカレッジ「ヒダカソウを絶滅させないために~絶滅危惧高山植物を生育地に植え戻す~」開催しました

アポイカレッジ「ヒダカソウを絶滅させないために~絶滅危惧高山植物を生育地に植え戻す~」を、1023日(木)に開催しました。講師は、北海道立総合研究機構の綱本良啓氏です。

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北海道生物の多様性の保全等に関する条例(2013年)では、指定希少野生動植物として「植物23種、昆虫4種」が指定。採取・損傷は禁止されています。個体数・開花数などを定期的にモニタリングしており、ヒダカソウ、エンビセンノウ、ユウバリクモマグサ、キバナノアツモリソウなどが該当します。一部の種は、遺伝解析、域外保全、移植試験などが実施されています。

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様似町の花であるヒダカソウは、アポイ岳の固有種。過去の大規模な盗掘により減少しました。環境省のレッドリスト絶滅危惧ⅠA であり、いつ絶滅してもおかしくない状況です。花が咲かないということは、生息地で世代交代ができていないということです。

アポイ岳のお花畑は、風衝地に成立しています。

※風衝地:尾根沿いの絶えず強風にさらされ、冬季は積雪がほとんどない

過去40年間の変化として、アポイ岳の高山植生は減少しています。植生の変化は今後も続きます。ヒダカソウの保護(立ち入り禁止、盗掘防止)だけでは守れません。積極的な保全策(人が自然に手を入れるような)が必要となっています。

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▼ハイマツ伐採試験(2017年~2022年)も行ってきました。

・ハイマツの無い本来の生育地:小さな個体のみ

・ハイマツ群落の下:比較的大きい個体見られる

という結果になっています。光が当たるようにすれば、ということで、

伐採後、3年後に少数の開花が認められました。ですが、個体数減っている問題があり、全く効果ないわけではないがという状況です。

▼域外保全(2011年~)も行ってきました。

北海道大学植物園協力で、増殖個体は、花も咲き、種もとれる状況です。栽培技術は確立し、絶滅は避けられる状況です。

▼今回行ったのは、道総研によるヒダカソウのアポイ岳への移植試験。

108日(水)に、20人参加(道総研・北海道・アポイ岳ファンクラブ・様似町など)で実施されました。

貴重な高山植物群落ですので、

移植による悪影響ないの?環境が悪化している自生地での移植成功率は?成功率などを加味して、30/×3年間を予定し、様子を見ながら進めます。

今回はヒダカソウのお話でしたが、他の植生どう守っていくのか?という課題も残ります。

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2025年10月20日

10月20日のアポイ岳の様子

10月20日のアポイ岳の様子です。

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アポイ山麓ファミリーパーク ポンサヌシベツ川

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アポイ山麓ファミリーパーク ポンサヌシベツ川付近

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第2休憩所

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第4休憩所

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5合目 マツ

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5合目から見たアポイ岳山頂

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ミヤマワレモコウ

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キジムシロ

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7合目付近から見たエンルム岬方面

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キンロバイ

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馬の背

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馬の背から見た冠雪の日高山脈

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馬の背から見たピンネシリ

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馬の背から見たアポイ岳山頂 風がものすごく強かったです

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エゾシカに会いました

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1合目付近 紅葉

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