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2011年08月23日
地元カメラマンと秋の夕暮れ
特にネタはないのですが…。
昨日、仕事の帰りに車を走らせていると、雨上がりで西の空がなんとなくイイ感じだったので、エンルム岬に寄ってみました。
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昨日は、雨上がりで空気中のチリがきれいに洗い落されたうえ、天気もよく、夕闇近くのアポイ山塊もこのとおり…。ただし、やませぎみの風は冷たかったです。
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アポイ山塊の左奥に連なる、十勝岳や楽古岳などの日高山脈の山並みにもドライアイスのような雲が垂れこめていました。山の向こうの十勝は雨だったのでしょうネ。案の定、様似も今日は雨の1日となりました。
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ところで、エンルムの台場には先客が1人…。三脚を立てて夕日に向かっているのは、地元アマチュアカメラマンのNさん。アポイ岳ジオパークHPのフォトギャラリーにも秀作を提供いただいているベテランさんです。
http://www.apoi-geopark.jp/contents/photo/index.html
「どうかな~、と思いながら登ってきてみたけど、やっぱりダメだったね。」
たしかに、見事な赤焼けとはなりませんでしたし、秋の気配がちょっとさみし~気分でした。(タク)
2011年08月22日
海から様似を見てみよう!イルカもお出迎え...
昨日、町内の定置網漁船に乗って、海から様似の地形を眺めてきました。様似を学び楽しむ「ふるさとジオ塾」の第5回講座です。
朝9時すぎ、乗せていただく「第11天幸丸」が係留されている様似漁港へ…。曇り空がちょうどよいカンジです。
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今回の講座は、久野漁業さんの全面的なご協力で、来月から始まる定置網漁を前に一般人を乗せるための許可をとっていただいて実現したもの。当日は、久野さんのほか、漁労長(船頭さん)のMさん、機関長のOさん、それに船員のOさんの4人に同行していただきました。
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この日は、若干東よりの風がありましたが、まずまずの波。皆さん、酔い止めをしっかり服用して出港です。
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舵を握るのは、機関長のOさん。
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港を出てすぐのところに船員のOさんが仕掛けた小定置について、漁労長のMさんが説明してくれました。
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親子岩の裏側に回ると、いつも見慣れている岩肌とはまた違った姿…。オオセグロカモメとウミウが所狭しと群れていました。
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親子岩から反転して、エンルムの裏側に…。ここから見ると左半分が崩落しているのがよく分かりますが、これによって火成岩の特徴である節理もきれいに見られるのです。陸繋島であるエンルム岬は天然の良港。江戸の昔、背後のアポイ岳をランドマークに、北前船などたくさんの船がこの岬に碇を下ろしたそうです。
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さて、一行はエンルムを過ぎ様似市街を横目に、アポイ岳へ…。ところがこの時期はイルカが出るということで、伴船のKさんのプレジャーボートに先導されて沖合へ進むと…「あ~、いたいた。」
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3~4頭のカマイルカが船のそばまでやってきて、私たちに大サービス。草刈り鎌のような形をしている背びれがその名の由来です。
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イルカの出現に塾生の皆さんも大興奮。船の周りを泳ぐイルカを追って右往左往といったカンジ…。
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この後一行は、アポイ岳を眺めつつ、日高耶馬渓の断崖を見て無事帰港。アポイ岳がいかに海の近くにそびえる特殊な山であるかを実感した2時間ちょっとのクルーズでした。
アポイ岳ジオパークでは、町内に33か所のジオサイト(見どころ)を設定して、それを車や徒歩で巡るツアーを行っていますが、漁師マチ・様似で海を使わない手はないですよネ。今回の試験を踏まえ、今後こんな乗船ツアーが企画できたら、さらに様似の魅力もアップするのでは…。
久野漁業の皆さん、そして今回の企画にいろいろとお骨折りいただき、当日は伴船も出していただいたKさん、ありがとうございました。また、よろしくお願いしまッス。(タク)
2011年08月19日
おみやげショップ「みな様に」、日々充実しています
先日、所用で鵜苫の久野漁業さんにおじゃますると、ちょうど倉庫の中で魚醤づくりが行われていました。魚醤は、秋鮭(アキアジ)の内臓や頭などに塩と麹を加え、発酵熟成させたもの。旨味調味料として人気の一品です。
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この魚醤づくりに長年取り組んできた元町職員の朝妻さんと親方の久野さんが2人で、最後の仕上げのろ過作業中。フィルターに珪藻土の膜を貼って不純物を完全に除去します。
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隙間なくフィルターと珪藻土の膜を貼らないと、ろ過がきちんとできないため、慎重な作業が求められます。うまく膜が貼れれば、旨味たっぷりの魚醤の完成です。
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ところで、この魚醤をつくっている倉庫は、もう少しで始まる秋鮭定置網漁のときに、「山漬け」と呼ばれる塩蔵をねかせる場所でもあるのですが、おそらく現存するものとしては様似最古の建築物ということを、皆さんご存知ですか?
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外壁は新しい板張りですが、中の柱や梁は年代を感じさせるものばかり。この梁も手斧(ちょうな)の跡が歴史を感じます。久野さんの話では、明治20年代の銘があるということで、町文化財級ともいえる建物ですよネ。
さて、そんな歴史ある空間でこだわりの職人さんがつくった魚醤も販売されている様似観光案内所。
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おみやげショップ「みな様に」(皆様と様似をかけてるんですヨ)として8月から様似の特産品やお土産物を販売しています。冷蔵庫や冷凍庫も置かれ、冷モノにも対応…。
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販売員のSさんの奮闘で、町内の加工屋さんやお店屋さんからバラエティあふれる商品が集まりつつあります。
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10月までの期間限定販売ですが、JR様似駅併設の観光案内所に足を運んでみてください。意外に面白いものが見つかるかも…。(タク)
2011年08月18日
今年も支援センターには、ボチボチと研究者らが...
今年も、様似町には全国各地の大学が巡検に訪れ、アポイ岳周辺で研究や勉強にいそしんでいます。グループによっては、アポイ山荘などの町内の宿泊施設を利用する場合もありますが、なんといっても様似町の特徴は、長期研究のための格安宿泊施設「アポイ岳調査研究支援センター」があること。
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アポイ山荘横にある、元アポイ山荘の建物を利用したもので、自炊ながらも1泊500円(15日目以降は250円)という破格の料金で、研究者たちをサポートしています。
そんな支援センターに泊まり込んでいる大学生を励まそうと、昨夜ちょっとおじゃましてきました。まずは、おもてなしのためにコープさまにへ買い出しに…。
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「何にする~?」といいつつ、いつものラム○ャブの材料を迷いなく買物カゴヘ…。
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今、支援センターを利用しているのは、酪農大学生のIさんとTさんとSさんの3人。エゾシカが及ぼしているアポイ岳の高山植物への影響を調査しているグループです。
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エゾシカのこと、アポイのこと、今回は来ていない指導教官のことなどなど…。楽しく歓談させてもらいました。支援センターの概要は、こちらをどうぞ。
http://www.apoi-geopark.jp/for_scholar/index.html
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ところで、支援センターに向かう途中、サイコーの夕日に遭遇し、車を止めて「下手な鉄砲」たくさん撃ってみました。左のシルエットはエンルム岬、右のふたこぶは観音山です。
ここ何日か雨天が続いていますが、そろそろ様似は秋の気配ですネ。(タク)
2011年08月17日
ステージの裏側
あの火まつりから2週間が経ちまして、今やっと振り返る余裕がでてきました。
久しぶりの登場の302でございます。前回は火まつりのPRが話題で、
日付を見ると6月25日。いやあ、時が経つのは早いもので、軽く1ヶ月半が過ぎてます。
さて、「今頃、火まつりの話題かよ」と思われる諸氏がいらっしゃるのも当然ですが、
火まつり会場に来られた方はもちろん、来られなかった方にも楽しめるように裏話をひとつ。
今回一般参加を募り「力自慢!腕相撲対決!」なぞを企画してみたところ、男子8名、
女子4名を集めたヒットコーナーとなりました。
(男子8名、女子4名の勇者たちがステージに)
じつはこの枠、当初自衛隊の吹奏楽鑑賞を入れていたのですが、ご存知の大災害で自
衛隊が各地へ派遣となり、火まつりには参加できないことになりました。正式に断られたの
が7月。それから両隣の町民吹奏楽団へ出演オファーをしたものの、昆布の繁忙期だった
り、メンバーの都合が合わず、といずれもNG。困ったあげく、ほぼ苦しまぎれにしぼり出し
たのがこれでした。
なにせ深く考えずに火まつり行事検討委員会に提案したものですから「保険はどうする
んだ?」「リングがいるぞ」「トーナメント表はどうする?」「公式ルールってあるのか?」「右
腕と左腕、どっちでやるんだ?」などの質問が出されたところで、私としても「あ、これ案外
難しそう…」と思ったものでした。幸い検討委員会の中に詳しい人(その人は当日レフリー
をさせられることになるのですが)がいたため、お任せしました。ただ、エントリーする選手
がおらず、当日はギリギリまで選手さがし。声をかけられて「出場者がいないの
なら数合わせのために、出場してもいいよ」と言ってくれた千
葉さんには感謝。とにもかくにも8名をかき集め男子の部1回戦(準々決勝)4試合を
組む事ができました。
一方女子の部はなかなか男子のように集めることが困難でしたが、それでも4人が
エントリーしてくれて準決勝からの始まりとなりました。結果はチラシが回って真っ先
に応募してくれた山本さんが優勝、男子は数合わせでエントリーした千葉さんが優勝
し二人とも賞金2万円をゲットしました。
(初代チャンピオンの2人。千葉さんは数合わせで出ただけなのに…)
火まつりのようなライブステージはなかなか計算どおりにいかないものですが、レフリーの
畑中さん、リング司会者の盛さんのおかげでこちらの意図以上に盛り上がったコーナーと
なりました。敗れた選手の中には「来年は優勝を目指す!」と早くもリベンジを誓う選手も
ちらほら。
(302)



























