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2011年03月21日

あるもの探しの旅はまだ続きます

先日、裏のつぼみの福寿草をご紹介しましたが、気が付けば満開…。

原田家裏の満開の福寿草.jpg

近くには、あさつきも姿を見せ始め、遅い春もいよいよ到来です。あと半月もすれば、あさつき畑と化す我が家の裏。それを過ぎればブラシカッターの登場です。ツライ…。

原田家裏のあさずき.jpg

さて、「お知らせ」でも紹介していますが、

http://www.apoi-geopark.jp/news/2011/03/post-24.html 

一昨日、ジオパークの啓発・兼・ふるさと再発見・兼・ガイド発掘を目的として、当アポイ岳ジオパーク推進協議会で実施している「ふるさとジオ塾」の今年度最終回を行いました。

22ジオ塾10島田先生の話を聞.jpg

塾生40数名のうち、25名が参加していただきました。講師のSさんが、今回の大震災に関連して地震の話など地質や地形の成り立ちなどについてわかりやすく説明してくれました。ただ、地質な話だけにみんな多少???…。でも、昨年9月からの連続講座で町内のジオサイトを回ったりしたので、だいたいは理解してくれている1期生のみなさんです。

22ジオ塾10島田PP1.jpg

また、事務局のKさんが半年間のジオ塾のおさらいを発表。「当たり前すぎて無意識だけど、ジオ(地面)と私たちとは密接な関係…」。ジオパークは「ジオ・エコ・ヒトを結ぶ物語を学び楽しみ、うまくいけば地域振興に結びつけるための自然公園」と定義してくれました。う~ん、わかりやすい…。

22ジオ塾10車田PP1.jpg

これまでのジオ塾をスライドで振り返り、おさらいもしました。

22ジオ塾10車田PP2.jpg

ジオパークって何?地質遺産?世界遺産の地質版?地質や岩石だけを見る公園?い~え、ジオパークは「あるものさがし」を楽しむ場なのです。

22ジオ塾10車田PP3-2.jpg

新年度からは、バージョンアップしたあるものさがしの旅が始まります。(タク)

2011年03月19日

新しい総合学科高校でのジオパーク

引き続き、予断を許さない状況が続く東北関東大震災。リアス式海岸一帯が壊滅的な被害を受けていますが、その中で岩手県北部の野田村も甚大な被害を受けています。野田村は、明治期に同村の漁民が様似に移住するなどのつながりから、1998年に様似町と友好町村の契りを結んでいて、このたび、様似町から支援物資の提供と職員2名の派遣を行うことが決まりました。明日、職員が岩手に向けて旅立ちます。野田村のみなさんのために、ぜひがんばってほしいものです。

さて、話はガラッと代わり、先日、様似町の隣町の高校、道立浦河高等学校の先生お二人が私どもの事務所を訪れました。

浦高先生との打合せ.jpg

アポイ岳ジオパークのある様似町には、道立の商業高校が1校ありますが、生徒数の減から隣町の浦河高校との統合が決まっていて、平成26年度から総合学科としての新しい高校が誕生することが決まっています。その系列の一つに、「地域・文化」というカテゴリーがあり、アポイ岳ジオパークなど、地域の自然や環境に関する科目を学習するコマをつくりたいとのこと…。

様似高校.jpg

ジオパークは、地球科学や自然科学を通じた地域学をいかに子どもたちに伝えていくかということが重要な要素となっていて、私たちとしてもありがたいお話。まだ、構想段階とはいえ、いろいろな意見交換をさせていただきました。高校生が地域のジオ(資源)を学ぶことで、自身のアイデンティティの確立につながることがジオパークの大きな目標の一つだからです。

浦河高校.jpg

様似に高校がなくなるのは、とてもさびしいですが、新しい高校で地域を学ぶ科目ができればまた新しい流れができるかもしれません。

日本のジオパークでは、すでに学校教育でジオパークを活用する動きもあります。それらを参考にしながら、地域学を高めていければと思います。(タク)

http://www.kochinet.ed.jp/muroto-h/jiopark/jio.html

http://www.izusogo-h.shizuoka-c.ed.jp/?page_id=91

2011年03月17日

様似でも避難生活が続いています

東北では、救助活動、被災住民の状況、そして原発と予断を許さない状況が続いていますが、様似でも避難生活が続いている人たちがいます。

今回の津波で、床上浸水の被害を受けた、「特別養護老人ホーム・ソビラ荘」の入所者のみなさんです。その日は、近くの高台にある法敬寺へ避難した直後に、港から津波が施設に押し寄せて、職員の車などを押し流しました。

もちろん、今は潮は引いていますが、施設のボイラーが海水をかぶってしまったため、長期避難を余儀なくされ、56名がデイサービスセンターが入っている町の保健福祉センターへ移り不自由な生活を続けています。

特養利用者のデイ避難.jpg

デイサービスセンターには、お風呂があるものの、慣れない環境でお年寄りの体調も心配…。ボイラーの取り換えには1カ月以上かかるそうで、明日にも比較的要介護度の低い半数の人は、近隣町の福祉施設へ一時転居することになっています。

デイサービスセンター外観.jpg

一方、ソビラ荘の周りは、津波がもってきた泥が一面に残って匂いもまだかなりあります。

ソビラ荘周辺のヘドロ.jpg

外壁は施設の職員さんが、ホースで汚れを洗い流していました。

ソビラ荘外壁清掃.jpg

壁をよく見ると、津波が1m50㎝ぐらいまで達したことが分かります。

ソビラ荘壁の海水高さ.jpg

ただし、ソビラ荘に隣接している、老人福祉寮「エンルム荘」はボイラーが無事であったため、畳の取り換えなど、内部の清掃も目途が立ち、明日から入寮者が戻ってくるそうです。

エンルム荘玄関.jpg

また、港近くの漁組市場や水産加工場は建物もさることながら、冷凍庫などの設備が海水に浸かって使い物にならなくなるなど、大きな被害を受けています。

日高中央漁組様似支所の蓄養施設もこのとおり…。

津波被害の様漁蓄養施設.jpg

水産加工場の冷凍庫もすべて海水をかぶり、使用不能となってしまいました。


津波被害を受けた丸富冷凍庫.jpg

岸壁近くの漁組の倉庫もシャッターを押しつぶして、中に海水が…。

第2岸壁倉庫シャッター被害.jpg

こうした直接的な被害のほかにも、一部流通が滞ったり、自粛ムードで飲食店の売上げが急減したり、経済的にもさまざまな影響が出ています。でも、東北のことを思えば…下を向いてはいられません。(タク)

2011年03月16日

心落ち着かないままのパンフ撮影2

さて、新しい観光パンフに掲載する街情報。

昨日のブログのとおり、町内の飲食店や小売店におじゃまして写真撮影を行いましたが、これと並行して様似の特産品(昆布やサケ加工品など)や前浜で獲れる海の幸などの写真撮影にも臨みました。

飲食店撮影の合間での撮影となり、けっこうバタバタしましたが、なんとかうまくいきました。

特産品ライティング撮影.jpg

町内の加工屋さんにお願いして集めたパッケージを並べてみると、「お~、様似もけっこうあるじゃん」。特に日高昆布のパッケージは加工屋さんごとにかなりの種類があることから、ピックアップして撮影することにしました。

特産品撮影セッティング.jpg

ナマ物も多少演出を施しての撮影…。

特産品ナマ物撮影.jpg

また、町内の飲食店にお願いして、サケやウニ、ツブ、キンキなどの海の幸の撮影にも挑戦。季節ものだけに多少種類が限定されますが、なかなかゴージャスなつくりとなりました。

海の幸素材撮影.jpg

王鰈(おうちょう)の名で知られるブランドカレイのマツカワもこのとおり…。Kさんありがと~。

マツカワお造り.jpg

極めつけは、何と言ってもオレンジ色の輝きがたまらない「バフンウニ丼」。これら、素材のイメージ写真も使って、様似のウマイものを表現できるパンフにしたいと考えています。

ウニ丼.jpg

でも、大震災の津波による影響により、様似の磯もかなり攪乱されてしまい、これから旬となるウニも厳しい状況になると予想。様似産のウニ丼も今年は口にできないかもしれません。(タク)

2011年03月15日

心落ち着かないままのパンフ撮影

東北関東大震災。岩手や宮城の惨状を見るにつけ、また、福島の原発がどうなってしまうのだろうと、まったく心落ち着きませんが、かねてより予定していた観光パンフレットに掲載する、特産品や飲食店などの写真撮影に昨日今日の2日間、町内をカメラマンとともに廻っていました。

昨日、撮影前に通称・三角地と呼んでいる空き地を通り過ぎると、そこには、12~13日に集めた漂流物(?)が小山をつくっていました。港などにあった漁箱やパレット、網などが主なものです。

大震災・三角地ゴミWeb.jpg

ここに一時保管し、持ち主が使えるものを引き取りに来ていました。潮の関係で、まだまだ物が漂着しているので、しばらくは海岸の清掃が必要となるでしょう。

さて、気を取り直して、まずは名物タコマンマ(タコの卵)のカマボコをつくっている工藤商店へ。

社長にお願いして、作業風景をカメラに納めようというわけです。

タコマンマ製作作業.jpg

昔のカマボコは焼いて作ったそうですが、工藤さんのは蒸していてオリジナルとのこと。ふわふわの食感で、いくつでも食べられます。

タコマンマできたて.jpg

次は、50年の歴史を有する「おやき中村」へ。「中村おやき屋でしょ。」と言われるかもしれませんが、いいんです。「おやき中村」のほうがキレがいいでしょ。

おやき焼き風景.jpg

お母さんに、「ところで、何年から始めたのさ。」と聞くと、「いや~、それがよく分からないんだよね。私が小学校4~5年生のころだと思うんだけど。」「それ大事だから、決めた方がイイよ。4~5年生なら50年ぐらいでしょ。今年50周年ということにしましょ。」などと、テキトーなことを…。

約50年、おやきというより、どらやきに似た独特の型でおばあちゃんの代から続く名店なのです。

おやき半面アンコ.jpg

続いて、新鮮な前浜の幸を提供してくれる花蘂(かしべ)水産さんへ。様似産の特大真ツブを特性ダレで煮込んだ「つぼ焼き」の取材です。直売所なのに、調理品も賞味できるスグレ店なのです。

花蘂つぼ焼き.jpg

社長との話の中で、今回の震災で流通がおかしくなり、大変だと聞かされました。いくらおいしいツブがあっても需要が途絶えたり、向こうにうまく届かなかったり、影響は国中に広がっていることを実感…。

ツブの箱詰め作業も撮らせていただきましたが、一生懸命いいツブを送っても戻ってきてしまったことがあったそうです。

花蘂ツブ箱詰め風景.jpg

また、観光パンフに町内の飲食店を紹介しようと、各店を訪問。マスターにお願いして、その店の一品を掲載しようとの魂胆なのです。取材した全部は紹介できませんが、少しだけ…。

せんりゅうさんの「ツブラーメン」

せんりゅうツブラーメン.jpg

味よしさんの「ちどりそば」

味よしちどりそば.jpg

アビヨンさんの「ジャンボハンバーグ」

アビヨンジャンボハンバーグ.jpg

どれもおいしそ~ではありませんか。ぜひ、みなさんもご来店のほどを…。飲食店の皆様、ご協力ありがとうございます。また、今回ご紹介できなかったお店のマスター・ママ、ごめんなさい。

さて、この2日間の取材は、実はこれだけではないのです。昆布などの様似の特産品や魚介類などの素材もパンフに載せようと、それらの撮影も同時敢行しました。

その様子は、明日以降のブログでご紹介します。請うご期待!(タク)

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