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2011年02月26日
潮騒高く砕け散る、際にぞ建てる学舎は...
様似の初代首長・竹本勘兵衛が開いた寺子屋から数えれば、この3月で約140年の歴史に幕を下ろす、鵜苫小学校の閉校式が行われました。「しばれるね~。」があいさつの、とても風の冷たい朝です。
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会場の体育館には、卒業生や鵜苫の方々など200名以上が足を運ばれました。
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22名の在校生による演奏や歌の発表もありました。4月からは、6年生は様似中学校に進学し、5年生以下は様似小学校に通うこととなります。
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ところで、鵜苫小には「しおかぜ」と名付けられた海の資料館があるのをご存知ですか?鵜苫は漁師のまち。お父さんやお母さんがどうやって働いているのか、自分たちの文化を知ろうという趣旨で、地域の方々と一緒につくったものなのでしょうね。
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中には、所狭しと漁具が置かれ、それぞれに名前などが丁寧に解説されていました。
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おもしろかったのが、おそらく鵜苫の漁師さんやお店なのでしょう、屋号一覧。展示物を見れば、作り手の想いが伝わってきます。こうした文化はぜひ残してほしいものですネ。
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「潮騒高く砕け散る、際にぞ建てる学舎は…」
鵜苫小は北海道の中で最も海に近い小学校とのこと。昔からうとまっ子たちは、教室の窓から太平洋を眺めながら育ってきたのです。
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様似も、いよいよ小学校は様似小1校のみとなります。でも、その様似小の校舎も近々建て替えられることとなっていますし、また新しい歴史をうとまっ子たちといっしょに作り上げていってくれればと思います。
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「ここからの塩釜、親子岩、アポイの景色がいいんだよな」とは、式典に出席していたMさん。
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様似の歴史を記憶するアーティストです。(タク)
2011年02月25日
佐賀のほっぺが北海道で真っ赤っか
昨年9月から、アポイ岳ジオパークを学び楽しむ「ふるさとジオ塾」を行っていますが、スタッフのkrmdさんが塾生交流のための「ジオ塾通信第5号」を、アポイ岳ジオパークHPにアップしてくれました。興味のある方は、のぞいてみてネ。
http://www.apoi-geopark.jp/news/2011/02/vol5.html
さて、今日は農政担当のOさんに誘われて、イチゴを栽培している農家のKさん宅へ遊びに行ってきました。様似では、畑作はあまりないのですが、イチゴ栽培が何軒かで行われていて、様似の特産となっています。もう日暮れだったので、収穫は終わっていて、ちょうど家に入ろうとしていたKさんをつかまえて…。
「すんませ~ん。ハウスの中、見せてもらってもいいかい?」「お~、いいぞ。でも白いのしかないゾ。」「いいんです。いいんです。」
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「お~!きれいに並んでますネ。」
このハウスでは、「さがほのか」という品種を育てていて、もう少しすると、違うハウスで夏に収穫する「すずあかね」に手をつけるそうです。その日の気象により管理の仕方も変わるほか、品種ごとに育て方も違うそうで、手間と経験が求められる作業です。
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たしかに、白ものしかありませんでした。今度は真っ赤な時におじゃまして、味見させてもらおうかしら。
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この間、テレビで1個何千円もする超セレブイチゴなんかも紹介されていましたけど。「あ~、そういうものあるけど、そのかわり養分の偏りでまわりのイチゴが育たなくなるからね。難しいんだ。」とはKさん。
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そのうち、奥さんもやってきて…。「奥さん、大変でしょ。」「手間かかるからね~。」「ところで、奥さん写真いいかい?」「イヤ~!ダメダメ」
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やはり、女性陣にはカメラは鬼門…。海ばかりでなく、これからは山も徐々に紹介していきます。Kさん、おじゃましました。また、天気のいい日にでもおじゃまさせてください。あっ、Oさんはもういいから。(タク)
2011年02月24日
こちらのキャラクターもよろしくお願いします
北海道・日高地方は通称「日高昆布(ミツイシコンブ)」の生産地で、なかでも様似を含む日高南部は良質の昆布が採れる地域。その日高昆布をもっともっとPRしようと生まれたのが、「おこぶさんとここぶちゃん」です。
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昆布巻あたまに、かんぴょうのネクタイがなんとも愛らしいではありませんか。いまや、いろいろなところで活躍していますが、今日ご紹介するのは「日高昆布メール」。昆布入りの箱型ハガキで、遠くに暮らす家族や友達に、「変わりはないかい?」「元気でやっているかい?」と、ふるさとの味と心をお届けしようというものなのです。
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中に、30g分の昆布が入って300円(税別、切手別)。昆布だしの作り方説明書も付いています。
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裏(表?)は、ハガキスペース。140円分の切手を貼って投函です。
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昆布メールは、日高昆布組合で扱っていて、様似ではほとんどの昆布加工屋さんにあります。(ジオパークHPの特産品ページ参照 http://www.apoi-geopark.jp/sightseeing/special_product.html )
ところで、おこぶさん・ここぶちゃんのお二人はどういう関係か、みなさん知ってます?実は親子(父・息子)なのです。しかも、なんと、彼らは三世代家族。
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さすが、一家総出でがんばる昆布漁家のシンボル。カンランくん・アポイちゃんともども、様似のPRキャラクターとしてご愛顧ください。(タク)
2011年02月23日
春の気配と、遅ればせの寒ふのり
2月も残りわずかとなり、様似にも春が駆け足で近付いています。例年になく雪の多い年でしたが、この数日の陽気で地面も緑が目立つようになってきました。
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一方で、冬の風物詩の「寒ふのり」採りが半月遅れで、ようやく昨日解禁となりました。ワタクシ、普段の自堕落な生活のせいか、胃腸炎の第2波がやってきてお休みいただいたため、様似町の広報マンSさんの取材写真を拝借…。様似町東部の磯浜には、大きな転石がゴロゴロとありますが、ふのり(布海苔)はそうした石や岩に群生します。寒い中、黙々と作業するお父さん、お母さん。本当にご苦労様です。
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そういえば、昨年行った新潟で「へぎそば」なる、おそばを食べましたが、その中にもふのりが練り込まれているとのこと。たしかに、多少のヌルヌル感があったような…。
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まっ、とにかく、味噌汁で久々の生の食感を味わいたいですネ。(タク)
2011年02月21日
国の宝・アポイの花の再生はいかに...
3日振りのご無沙汰です。日頃の不摂生でバチが当たったのか、寝込んでました。胃腸炎、流行っているそうですね。ご注意ください。
さて、2月19日、北大の中村太士教授を講師に、アポイ岳の自然再生学習会が様似図書館で行われました。
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講師の中村先生(下写真)は、釧路湿原や知床の経験から、自然再生に取り組む視点について述べられました。「原風景(目標)を共有化して、ロードマップを明確化する」のがキーワードとのこと。
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また、今年度から活動を支援する環境省の坂本さん、さっぽろ自然調査館の丹羽さんが、自然再生推進法の趣旨やこれまでのアポイ岳再生委員会の取組みについて解説しました。
最後に、再生委員会の副会長である静岡大の増沢武弘教授(下写真)に、メンバーによる花の培養方法を提案していただきました。
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学習会後は、懇親会で盛り上がりましたヨ。
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その日は、きれいな満月がアポイ岳から顔を出していました。私のコンパクトデジカメではこの程度が限界ですが、雰囲気ぐらいは伝わりますか?(タク)
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