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2023年08月14日

ユネスコ世界ジオパークの再認定審査 Part 2

3日目[7月6日]

3日目のスタートは町立様似図書館に向かいました。司書から「ジオパークコーナー」と呼ばれるジオパーク関連資料や様似郷土館、アポイ岳ジオパークビジターセンター、町立様似図書館の間で行われている「カン×カン講座などの協力事業について説明いただいた後、様似町にまつわるアイヌの伝説を伝えるために図書館が制作した新しいアニメーションを2本鑑賞しました。

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この後、様似町立小学校の裏にある旧採石場かんらん岩広場を確認し、様似小学校に向かいました。小学校では札幌大谷大学の「オオタニアートキャラバン」として小学5年生にかんらん岩を砕いて日本画の絵の具作りを教えていました。審査員たちはその過程に非常に興味を持ち、授業を見守っていました。授業が終わったあと、全員で記念写真を撮りました。

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昼食は、かんらん岩が織りなす「幌満峡」のお膝元にある「幌満コミュニティセンター」でした。ここで幌満地区の住民に出迎えていただき、幌満の海岸線で採れた昆布とふのりの味噌汁を用意してくれていました。様似中学校の生徒たちが、アポイ岳ジオパークを表現したレシピを考えたアポイドリーム弁当とともに美味しくいただきました。

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昼食の後、ジオパーク学術顧問の新井田先生がジオ・ラボを案内しました。その後、幌満峡にある稲荷神社のサイトに立ち寄り、かんらん岩の多様な種類や水力発電所について話を聞きました。川を眺めながら、まんまの会が作ったかんらん岩餅と昆布茶をいただきました。

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4日目[7月7日]

4日目は早朝から冬島地区にある附田さんの昆布小屋を訪問しました。ここでは、昆布の収穫がどのようなものかを審査員たちに垣間見せてくれました。全員が順番に昆布を並べて干した後、昆布小屋の中に入り、昆布がどのように切られ、分けられ、選別され、箱詰めされるかを見学しました。ジンさんは昆布の束を切りそろえる作業を体験し、とても手際よく進めていました。

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次に、アポイ岳の麓に向かい「ブラアポイ」という自然観察会とアポイ岳の2休憩所までの登山ガイドを体験しましたこの日は気温が高いなかでしたが、審査員たちは、登山道がどのように整備されているのか、どんな動物が見られるのかなど、たくさんの質問をしていました

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この日の昼食は、地元の「まんまの会」という団体が用意してくれました。地元で水揚げされた水産物を活かしたお弁当とお味噌汁はとても美味しく、"おかわり"をしながら昼食を楽しみました。午後の残りの時間は、様似観光案内所や、エンルム岬の裏側、冬島の穴岩などのジオパークサイトを巡りました。

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日目[7月8日]

この日が再認定審査の最終日でした。朝一番でクロージングミーティングが開かれ、審査員からジオパークの全体的な感想と今後のアドバイスが述べられました。町の代表者や住民が集まって審査員を見送るなか、会場を出発し親子岩ふれあいビーチに立ち寄り津波避難訓の様子を審査員に説明アポイ岳ジオパークを後にしました。


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今回の再認定審査は大成功だと思いますが、これもひとえに町民の皆様、地元団体、ガイド、小中学校の先生や生徒の皆様のご支援、ご協力の賜物です。アポイ岳ジオパークを支えてくださるすべての方々に、心から感謝しています。

また、アポイ岳ジオパーク再認定審査にお出でいただいた2名のジオパーク審査員と日本ジオパーク委員会アドバイザーに深い感謝を申し上げます。


再認定審査の結果は来年早々に発表されます!


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