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2011年07月10日

ふれ愛ビーチオープンで夏本番

6月の好天が7月に入っても続き、今年の様似の夏も暑くなりそうです。(とはいっても、せいぜい25度程度ですが…)

先日の出勤途中、アポイを眺めると、何やら変な雲が…。まるでキノコの傘のようにアポイの山並みを包んでいました。何かの予兆かしらなどど、一応カメラに収め…。

役場前からのアポイ岳.jpg

気付いた時は、もっと形がはっきりしていたのですが、車を止めてカメラを出しているうちに多少形も崩れてしまったのですが、こんな雲です。

アポイ岳のヘンな雲.jpg

さて、昨日、親子岩ふれ愛ビーチがオープンし、いよいよ夏本番を迎えた様似ですが、日曜の今日はさっそく砂浜や公園でくつろぐ家族連れの姿が…。

11海水浴場の砂浜.jpg

砂浜では子どもたちがお団子つくったり、トンネル掘ったり、楽しんでました。

11海水浴場で遊ぶ子供1.jpg

まだまだ海水は冷たいので、暖かい砂浜が一番だよネ。

11海水浴場で遊ぶ子供2.jpg
11海水浴場で遊ぶ子供3.jpg

今日の最高気温は21度。涼しい様似の夏はこれからお盆までの約1カ月間。あっという間の夏を楽しむためにも、連日の好天期待したいものです。なお、最後のピースをくれたのは、ワタクシのペンネームと同じ名前の「タク○くん」でした。アリガト。(タク)

2011年07月06日

リボンちゃんとともに、アポイ・様似をPR

突然ですが、この子知ってます?

リボンちゃん横顔.jpg

そうそう、「赤いサイダー」で(北海道では)おなじみのリボンナポリンのマスコットキャラクター・リボンちゃんです。「炭酸なら麦」のワタクシには懐かしい味ですが、今でも子どもたちには大人気のサイダーです。

リボンナポリン.jpg

そのリボンちゃんが「リボンでつなごう!北海道」と銘打って、道内各地で活躍している47のキャラクターとコラボしてさまざまな企画を行っているのを知っていますか?

リボンナポリンも6/27~9月末の期間中、特別パッケージで発売中で、その中にはアノ2人も登場しているのです。

リボンナポリンのキャラクタ.jpg

また、サイダーだけじゃなくて、「リボンナポリン自由帳」まで発売されているのです。もちろん、それにも2人は登場しています。

リボンナポリン自由帳.jpg

リボンナポリンのパッケージには数種類あり、全部にカンランくんとアポイちゃんが入っているわけではありません。お店で購入するときはかならず2人がいることを確認してネ。

このイベントは、リボンナポリン生誕100周年を記念して行われているもので、期間中はいろんなイベントが行われます。くわしくは、下記のスペシャルWebサイトまで…。(タク)

http://www.ribbon-chan.com/ 

2011年07月04日

磯場は生きものの宝庫なのです

潮の良い日を狙って、エンルム岬の磯をめぐる「ふるさとジオ塾第3回講座」をやりました。

当日は、快晴なれども波高し…ではなくて、霧深し。でも、日差しもなくちょうどよい暖かさでした。一行はまず、講師の先生から磯に生きる海藻や動物について簡単に説明を受けました。

エンルム磯・講師の説明.jpg

講師は、山といわず道端といわず磯といわず、植物と生きもののことなら何でもオーケーの高橋誼先生。説明してても楽しくて仕方ない様子が伝わります。

エンルム磯・高橋先生.jpg

その高橋先生曰く、ここの磯なら海藻類も小動物も100種類ずつぐらいはいるとのこと。とてもそのすべては紹介できませんが、小動物だけでもごく一部を皆様にご紹介…。

チヂミボラ.jpg エゾバフンウニ.jpg
チヂミボラ エゾバフンウニ
ムラサキウニ.jpg ゴマキンポ.jpg
ムラサキウニ ゴマギンポ

日高のGWを席巻したバフンウニもいましたヨ。くれぐれも持ち帰らないように…。

アカヒトデ.jpg イトマキヒトデ.jpg
アカヒトデ イトマキヒトデ
ニッポンモバヨコエビ.jpg ギスカジカ.jpg
ニッポンモバヨコエビ ギスカジカ

ヒトデもいろいろな種類があるようですヨ。ヨコエビなんてホントちっちゃいの。

ところで、観察途中にあらかじめHoromanさんが仕掛けていた竿。「コンブに引っかかって駄目だなぁ~」などと巻いていたら、すごい手ごたえが…。

エンルム磯・釣り竿ヒット.jpg

なんと、56cmのアブラコがかかったのです。やっぱり、欲を捨てて無心で刺すといいんですネ。

エンルム磯・アブラコ.jpg

さて、生きもの紹介の続きですが…。

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エゾヒバリガイ イガイ
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マガキ ケツブ

貝類もさまざま…。カキがいるなんて知ってました?

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エゾヤスリヒザラガイ イガイに張りつくイワフジツボ
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ケフサイソガニ ヨツハモガニ

ジオサイトの一つでもあるエンルム岬周辺は、干潮時には幅数十mの海食台が現れる、お楽しみスポット。図鑑を手にお子さんと磯遊びなんか、これからのシーズンいいんじゃないでしょうか。

エンルム磯.jpg

ただし、ここは漁場にもなっていますので、くれぐれもご注意を…。(タク)

2011年07月01日

かんらん岩がもたらす様似の産業を学んでいます

様似中学校1年生の総合学習の話題は、6/29のKrmdさんのブログでも紹介されていますが、ワタクシも別の班のお手伝いで、幌満峡に行ってきました。

同行した班は、幌満峡にあるダムと東邦オリビン工業のことを調べています。幌満峡上流にある幌満ダムで、このダムを管理している日本電工の高橋課長さんと待ち合わせ…。

中1総合学習・ダム挨拶.jpg

気恥ずかしさが先だって、子どもたちの挨拶、しどろもどろになっちゃってます。

挨拶の後は、ぶつけた質問に応えてくれる高橋課長の話を一生懸命メモして…。

中1総合学習・メモ.jpg

また、普段は入ることのできないダムの上を通り向こう岸まで連れて行ってもらいました。ダムの堤高は42.5m。思わず足がすくみます。

中1総合学習・ダムの上.jpg

このダムによって蓄えられている水はこのとおり。春先の雪解け水でいっぱいになった貯水湖の水を上手に利用しているのです。

中1総合学習・貯水湖.jpg

幌満ダムは東邦電化(現日本電工)が昭和29年に建設した発電用ダムで、民間企業が所有するものとしては日本最大の貯水容量(15,380㎦)を誇っています。幌満峡には、2つのダムと発電所があり、あわせて約10,000kwの電力を生み出し、えりも町の全電力を賄っているとともに、様似町内にあるアルミ電解コンデンサ用電極箔を製造している日高エレクトロンに融通しています。 

対岸には、このダムをつくった人の銅像が静かにダムを見つめています。その人は「手塚信吉」。この発電所や合金鉄電炉工場を建設するなど、様似の産業に大きな足跡を残した人です。

中1総合学習・銅像.jpg

続いて生徒たちは3kmほど下流の第3発電所へ移動。幌満ダムで蓄えた水を、2km余りの圧力隧道を通じて下流の発電所に流し、その位置エネルギーで発電しているのです。

中1総合学習・第3発電所.jpg

歴史を感じさせるその建物の中では、2つの発電機がけたたましい音を立ててフル稼働中。

中1総合学習・発電機.jpg

さらに一行は、幌満川下流の東邦オリビン工業のかんらん岩採石場へ。

ここは、手塚信吉が発電所をつくった際に、非常に硬いかんらん岩に着目して設立した会社で、かんらん岩を鋳物砂や製鉄の造滓剤、苦土肥料などとして生産しています。採石場では横見所長がいろいろな質問に答えてくれました。

中1総合学習・オリビン採石場.jpg

工場プラントもつい最近新しくなり、採石したかんらん岩はベルトコンベアーで対岸の工場に送られています。

中1総合学習・オリビンプラン.jpg
中1総合学習・オリビンベルト.jpg

プラント見学後は、事務所で用意した質問を石井次長にぶつけます。石井次長もやさしく分かりやすく説明してくれましたヨ。

中1総合学習・オリビン事務所.jpg

幌満峡は、地下深くから現れたかんらん岩という特殊な岩石でできている渓谷。その地形や地質が地域の産業に結びついています。

中1総合学習・オリビン前撮影.jpg

アポイのかんらん岩が自分たちの生活に密接につながっていることを発見できたかナ?今回見知ったことをぜひいい形で発表してください。楽しみにしているゾ。(タク)

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