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2013年02月20日

新ビジターセンターでは、様似の風景がお出迎え

4月のリニューアルオープンに向け佳境に入っている展示作業。先日は、センター内に置かれるジオラマの工場検定に、雪の中T課長と札幌まで行ってきました。

トンネルジオラマ.jpg

まずは、トンネル造形。これは歴史コーナーに置かれる模型ですが、今も日高耶馬渓に残る昔のトンネルを再現しているのです。

耶馬渓ジオラマ.jpg

次に、日高耶馬渓の一部を切り取ったジオラマ。検定とはいえ、岩肌の塗装はまだ仕上げ前です。奥に小さくあるのは、鵜の鳥岩ですよ~。

親子岩ジオラマ.jpg

そして、アポイ岳と並び様似のシンボルである「親子岩」。かなりリアルでしょ?となると、アポイ岳はどんなジオラマ?と思われるかもしれませんが、残念ながらアポイ岳はスケールが大きすぎて模型はなく、大型写真でのご紹介となります。

ビジターセンターは、大きく地質と自然のコーナーに分かれますが、地質コーナーでは、メインのかんらん岩に入る前に、地元の風景をまず見せることで、こうした景色がどうしてできたのかといったジオ的視点を持ってもらおうとの魂胆なんです。

ジオパーク円型模型.jpg

また、入口近くには、アポイ岳ジオパークのエリア(様似町エリア)をほぼ納めた円形模型も置かれます。空から俯瞰するとさらに地形への理解が増すかも?この他にも高山植物のジオラマもあり、グラフィックパネルとの組み合わせでアポイ岳ジオパーク全体をご紹介します。(タク)

2013年02月17日

大きな行事二つで、役場周辺の駐車場満車です

今年度も残り1ヶ月半となり、切羽詰まらないと動けないワタクシとしては、プレッシャーを感じつつ日曜の今日もオフィスにこもっていたのですが、今日の役場周りは車だらけ。

役場前駐車場_満車.jpg

というのも、今日は中央公民館で、各自治会婦人部のみなさんが大集合して、学習や出し物を楽しむ「様似町女性大会」があり、また、その隣のスポーツセンターでは管内の少年フットサル大会が行われていたのです。

女性大会_ひょっとこ.jpg

お昼から、仕事の手を休めてちょっと覗きにいったら、やっていたのがちょうどこれ。鵜苫自治会婦人部のみなさんによる「ひょっとこ踊り」?会場は大爆笑に包まれていました。こういう写真は、素顔を載せるのがはばかられるのですが、このシーンは全員ひょっとこなので問題なし?

女性大会_フラダンス.jpg

そして、こちらはまるで南国の風が吹くような、ゆったりとしたフラダンス。一応、ハートで失礼させていただきました。このほかにもたくさんの出し物があったり、ペイントクラブや書道の作品展があるなど、女性パワー満載の公民館でした。

少年フットサル.jpg

また、すぐ隣のスポーツセンターでは、子どもたちのプレーに親たちの大きな声援が響いていました。近くにいた様似のお母さんに、「様似どうだった?」と聞くと、「聞かないで!」との返事。地元での優勝は飾れなかったのかな?でも、次またがんばって!(タク)

2013年02月14日

新ビジターセンター、リニューアル佳境です

今日はジミネタをひとつ。

ビジター工事_玄関.jpg

この春リニューアルオープン予定のアポイ岳ビジターセンターの改修工事が佳境を迎えています。そこで、どんな雰囲気なのか、皆さんにチラッとだけご紹介。

ビジター工事_ジオスペース.jpg

現在、中では展示工事の真っ最中。こちらは、様似の地質(ジオ)のコーナー。展示パネルが貼られるボードの色はあざやかな赤。

ビジター工事_エコスペース.jpg

そしてこちらは、様似の自然や歴史、産業(エコ・ヒト)を紹介するコーナー。対照的に深い緑のボードが貼られています。

ビジター工事_柱.jpg

中央には、かんらん岩の柱もデーンと構えています。これから2週間で展示のグラフィックパネルやジオラマなどが次々と設置されることになっています。

新ビジターのオープンは4月13日(土)の予定。どんな施設になるかは来てからのお楽しみ。けっして、広くはない建物ですが、分かりやすくて楽しい展示になっていること請け合い。オープンしたらぜひ、足を運んでください。なお、この後も、サプライズを損なわない程度にチラ見あるかも。(タク)

 

2013年02月10日

絵ごころをそそるアポイ・様似の風景

春の訪れを感じる今日の様似。通称・三角地前の国道をカーブすると、いつにもまして雪渓が鮮やかなアポイ岳が目の前に「ド~ン」と現れました。

三角地前国道からのアポイ.jpg

ネタに苦しむ今日この頃。公民館で凧の会美術部長のMさんが講師の「デッサン講座」があるというので、ちょっとおじゃましてきました。

デッサン講座_鉛筆.jpg

会場には10人ほどが集まって、まずはカッターで鉛筆削り…。

デッサン講座.jpg

そして、モチーフを囲んでデッサン開始。

デッサン講座_浮き玉.jpg

モチーフはガラスの浮き玉。最初のモチーフとしてはかなり難しそう…。

デッサン講座_浮き玉2.jpg

今のパソコンは何でも出来ますよネ。これは写真を絵のように自動で加工してくれるソフトを使って載せてみました。こ~んな絵が書けたらと、絵ごころのないワタクシの夢想です。

ところで、この講座の模様をさっそくブログしようと、ふと美術部長の写真ブログを覗いてみると、五味和男さんの作品展が帯広であるとの記事。そのまま、その記事をコピペすると、「五味さんは毎年、北海道大凧まつりに来ては、まつり風景をスケッチしていました。作品は様似町内にも数枚も残されています。様似町役場のアポイ岳ジオパーク推進協議会事務局にも飾られていますね。」 

商工観光課_五味和男の絵.jpg

なに!ウチのオフィス?ああ~そういえば…。何年か前、その大凧まつりの関係者の方が置いていってくださったのがこの絵。五味和男さん、あらためてインプットさせていただきました。

しかし、アポイ・様似の風景。やっぱり絵ごころも誘うイイ景色です。

2013年02月05日

豊かな昆布の森を守るためにできることは...

日高昆布のかわいいキャラクター「おこぶさんとここぶちゃん」を背負って今年もやりました、「日高昆布フォーラム」。

コンブフォーラム_法被.jpg

一昨日の日曜日。日高昆布の普及と課題解決を考える「日高昆布フォーラム」。今年で何回目になるでしょうか?去年までは札幌で開催していましたが、今年は原点回帰で、資源や後継者の減少など、昆布漁を取り巻く厳しい環境をみんなで話し合おうと、地元・様似での開催となりました。

コンブフォーラム_会場.jpg

会場には約200名が集まり、講演やパネルディスカッションが繰り広げられました。

コンブフォーラム_試食.jpg

また、講演後には、今回のフォーラムにあわせて募集した、日高昆布料理コンテストの入賞作品の試食会も行われました。

コンブフォーラム_料理.jpg

このコンテストには43点の応募がありましたが、入賞者はいずれも都市部の方。この日は、漁協婦人部や様似町食生活改善協議会のお母さん方がレシピを元に再現してくれました。上の写真は、優秀賞を受賞した、「昆布のミートロール(函館市・藤田秀昭さん)」です。

コンブフォーラム_パネル展.jpg

また、別室では日高昆布のパネル展も開かれ…

コンブフォーラム_駄昆布.jpg

漁師さんが出荷する実際の「駄(だん)昆布」も展示されていましたヨ。

コンブフォーラム_四ツ倉先生.jpg

試食会後は、昆布を研究している北大准教授の四ツ倉先生をコーディネーターに、「豊かな昆布の森を守っていくために何が必要かを、地元漁師さんや講演者、会場のみなさんが一緒になって考えました。

山寺_豆まき1.jpg

ところでこの日は「節分」。ワタクシ、フォーラムを途中で抜け出し、檀家として山寺(禅輪寺)にて厄払いもしてもらってきました。しかし、豆まきにしても、餅まきにしてもなぜにこうも熱くなってしまうのか?

山寺_豆まき2.jpg

好・不漁の波が激しくなってきている昆布漁。水温上昇などによる影響とも言われていますが、若いモンがいないという構造的な問題もあります。400年の歴史を持ち、今も地域経済を支える中心のコンブ。その持続的な営みのために地域全体が知恵を絞り行動していかなくてはなりません。(タク)

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