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2014年05月04日

世界再挑戦の第2関門、公開プレゼンに臨んできました

横浜のみなとみらい地区にある、パシフィコ横浜を会場に開催された、日本地球惑星科学連合大会。今年、世界ジオパークを目指して、2度目の推薦申請中のアポイ岳ジオパークは、4月30日、ここで行われた申請地域の公開プレゼンテーションに臨んできました。

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審査員である、日本ジオパーク委員会の委員さんをはじめ、全国のジオパーク関係者が見つめる中、15分間のプレゼンと15分間の質疑応答に臨みます。まずは、坂下町長がアポイ岳ジオパークの決意を表明し…。

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その後、ワタクシが昨年、見送りとなった審査で指摘を受けた事項に対する対応方針を中心に、アポイ岳ジオパークの取組みを紹介しました。

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プレゼン後は、トーゼンに委員さんからの厳しい(?)質問が…。

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15分の質疑時間で、6人の委員さんからいただいた厳しい指摘と励ましの質問を何とかこなし、とりあえずプレゼンを終えました。時間が足らず、早口になってしまったことが少々悔やまれます。

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また、大会では、各地のジオパークの活動を紹介するセッションも用意され、ウチの学術顧問のNI~DA先生や…

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ビジターセンターのジオ美もポスター発表で、各地域の関係者と交流を図ってきました。

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さらに、大会に先立つ28日・29日は、都内で、日本ジオパークネットワークの現地審査員による缶詰状態の審査基準・方法の検討や…

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日本ジオパークネットワーク理事会での、来年の全国大会開催地域を決定するプレゼンテーションも行われました。とくかく、全国の関係者が一堂に会する機会はそうとれないので、どうしてもこんな感じでいくつもの事柄がまとめて処理されるのです。

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理事による投票の結果、来年のジオパーク全国大会は、九州の霧島ジオパークで開催されることが決定しました。

アポイ岳は、6~7月に日本ジオパーク委員の現地審査を受け、8月下旬に推薦可否が下されることになります。見事、推薦となるか、昨年同様、見送りとなるかはわかりませんが、審査での課題をアポイ岳の糧にしていくことで、まちづくりを前進できたらと考えています。(タク)

2014年05月02日

チームNに、新しいジオ解説板つけてもらいました

1週間前になりますが、アポイ岳ジオパークの主要ジオサイトに、新しい解説板を設置したので、ご紹介します。今回は、Kさん手作りの木製看板に、業者さん製作の解説パネルを貼り付けたもの。道路維持や公園管理をお願いしている、チームNが設置の労をとってくれました。

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大正トンネルでは、Eさん宅の鯉のぼりが元気に泳いでいました。

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また、穴岩では…

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ホッキ採りを終えた漁師さん達の視線を気にしつつ、黙々と穴を掘り看板を掘っ立てていきます。

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板状節理がみられる、エンルム岬の裏は、昆布干場となっていますが、昨年の大しけでこのとおり…。

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今年の昆布干しはどうなるんだろうと気を揉みつつ、節理下にも石を掘り進めて設置します。

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そして、最後は、観音山のチャシ跡。以前、アイヌ協会で設置した看板が古くなっていたので、支部長さんの了解をいただき、ジオパークの看板として立て替えました。

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今回の解説板は、新設・張替含めて10カ所。KさんとチームNのみなさんのご支援のおかげでかなり低廉な額でできました。これでGWを迎えられます。Kさん、チームNのみなさん、ありがとうございました。(タク)

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2014年04月24日

ジオパークで色んなことがリニューアル!

こんにちは。ジオローです。ホームページリニューアル後、お初の登場となります。今年度もジオパークに携わって参りますので、温かい目で応援してくださいね。

ここ最近は、良い天気が続いておりますが、まだまだ冷たい風が身に染みますね。おかげで、なかなか咳が止まりません…。このとおり、今朝は霜が降りてましたよ。

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一方では、様似で越冬した白鳥さんたちが、北方へ飛び立つ練習をしていましたよ!

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さて、約1か月ぶりにブログを書くことになりますが、今回は近キョーをお伝えします。

ホームページをリニューアルし、アポイ岳ジオパークのフェイスブックをご覧になっているかたはご存知かと思いますが、4月12日はアポイ岳5合目(山小屋)周辺に、簡易トイレブース(2基)設置のため、今シーズン初めて山に登りました。今回は山小屋までだったので、気軽に?!登ることができましたよ。皆さん、アポイ登山をする際は携帯トイレを携行し登山してくださいね!くれぐれも、便器に座って生はダメですよ!

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4月17日に今年度第1回目のふるさとジオ塾が中央公民館で開催され、塾生及び一般町民、約50名が会場を埋め尽くしました。

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今年度のふるさとジオ塾は今までと志向を変え、ガイド養成を目的としたジオ塾に衣替えしました。その第1回の講師は、糸魚川ジオパークの竹之内耕氏をお招きし、「ジオパークの楽しみ方」と題し、糸魚川ジオパークのご紹介をしながら、ガイドとしての心構えなど、わかりやすく伝えてくれました。竹之内さん、ありがとうございました。

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また、4月22日には様似八景フットパスコース標識看板の付け替えをしました。これから暖かくなり、本格的なレジャーシーズンを迎えますので、ぜひ様似でフットパスをしながらアポイ岳ジオパークを楽しんでもらいたいと思います。

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それから、町のマイクロバスやワゴン車もアポカンを乗せてジオパークをPR!

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こうしたジオパークの取り組み、もっと言えば町の活性化の一つのツールとして、これからも活動していきますので、今まで以上に皆さんのご理解ご協力をお願いします。

追伸

今回のブログは少し真面目すぎたので、次回からはゆる~くブログ更新していきま~す。 【ジオロー】

2014年04月15日

おまたせしました。ホームページ、リニューアルです!

約3週間ぶりのご無沙汰です。本日、ようやくアポイ岳ジオパークホームページがリニューアルとなりました。先月下旬に、旧ページの差し替え作業のため、システム上ブログ更新などができない状態となり、本来では1週間程度で回復する予定でしたが、作業の遅れから本日となりました。ご愛読いただいていた皆様の中には、「おい!アポイ岳ジオパーク、どうなってんだ?」とお腹立ちの方もいらっしゃったかもしれませんが、なにとぞご容赦ください。リニューアル後は、これまでにも増して様似町の話題を発信していきますので、よろしくお願いします。

ところで、リニューアル後のホームページ、ご覧いただきましたでしょうか?見た目はあまり変わっていないかもしれませんが、ワタクシとしてはかなり力を入れて更新したつもりです。ジオパークのテーマやエリアの情報を全面改訂し、お勧めコースなども近年の実態を踏まえた整理をしました。おすすめ商品や国定公園、防災情報、PRムービー、様似に関する文献データベースなど、相当内容は充実したと自負しています。また、ついでにフェイスブックも始めましたので、こちらの方もご愛顧いただければと思います。
ブログだけの方もぜひ、一通りご覧いただければ、アポイ岳ジオパークや様似町のことがより分かるはずです。これからも、アポイ岳ジオパークをよろしくお願いします!

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フェイスブックでも紹介しましたが、段丘調査で新たな眺望スポット見つけました。どうですか?すばらしい眺めでしょう?(タク)

2014年03月22日

三笠ジオパークで一億年前へタイムスリップ?!

こんにちは、ジオローです。久々の登場となります。今週は雪の下に隠れていた土や草たちが鮮明に顔を出し、いよいよ春の陽気を感じ始めた矢先、昨日は爆弾低気圧が北海道を襲い、この様似においても強風と吹雪に見舞われましたよ(汗)。しかしながら、今日の日中には何事もなかったかのように雪も解けてしまいました。

ですが、アポイ岳はまだこのとおり(山頂付近は雲で覆われて見えませんが)、白い帽子を被ったままです。

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そろそろ本題に入りま~す。3月20日、三笠市で三笠ジオパーク推進セミナーが開催されました。このセミナーは、三笠市民を中心にジオパークのことをもっと知ってもらい、より身近に感じてもらおうというのが目的。

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また、このセミナーには、日本ジオパークネットワークの斉藤事務局長をはじめ、道内5地域のジオパーク担当者が一堂に会し、ジオパーク活動の取り組みなどについて講演・発表をいたしました。

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日本ジオパークネットワークの斉藤事務局長より、「ジオパーク活動が目指すもの」と題し講演。ジオパーク活動を取組むにあたって、しっかりと目標や計画を明確にして進めることの大切さや、地域住民の積極的な参加協力があって初めて良いジオパーク活動になるなど、広い視点でお話されました。

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次に道内各地のジオパーク活動の取り組みについて事例発表。時間の関係上、1地域12分間の発表となっていましたが…。アポイ岳ジオパークの某タク主幹は、12分どころか20分弱も延長してお話され、事務局から終了の警鐘を鳴らされる始末。案の定、終了予定時間を大きくオーバー…。それでも、アポイ岳ジオパークをしっかりとPRしてきましたよ。

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翌日は、三笠ジオパークのスペシャルジオツアーに参加。まずは三笠が誇る全国随一の豊富なアンモナイトの化石や、炭鉱として栄えたまちの歴史文化などを体感するため三笠市立博物館へ。

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まず最初にKu-Riチャンから三笠ジオパークの概要についてレクチャー。

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館内にはアンモナイトの化石がズラリ!豪華というか贅沢な感じでした。化石一つの重さは少なくとも100㌔以上あるそうです。

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これは日本一大きなアンモナイト化石!

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次に三笠の歴史を紐解くべく、石炭の歴史などについてレクチャー。この三笠は全国で3番目、北海道で初めて鉄道が敷設されたまちです。明治時代、この地域は炭鉱が栄え、その石炭を輸送するために三笠から小樽まで鉄道が敷設されたのです。そんな石炭の歴史などをわかりやすく解説してもらいました。

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次にぶどう栽培をしながらワイン醸造している山崎ワイナリーにお邪魔しました。ジオガイドでもある山崎さんがワイン醸造を始めたきっかけや、ワインに対する熱い情熱、そして仕事に対する自信や誇りが、聞いている私たちにひしひしと伝わりました。山崎さんの話に酔ったジオローは、その後ワインを購入しちゃいましたよ(笑)。

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約1億年前に生息していたアンモナイトから、現在に息づく人や産業をご案内してもらいながら、ギュッと凝縮した「1億年時間旅行」を堪能しました。

参考すべきところもありましたので、今後のジオパーク活動に活かせればと思います。

三笠ジオパークの皆さん、ありがとうございました。

 

(追伸)Niiiさん・Ku-Riチャン、4月26日ワイン待ってま~す! 【ジオロー】

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