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2021年06月24日
7/3までNHKオンデマンド(有料)でブラタモリ「北海道の絶景スペシャル」ご覧いただけます
6月19日(土)放送のブラタモリ(NHK総合)に様似町も登場しました。
タモリさん、浅野さん、ぜひアポイ岳やプレート衝突の現場がみられる海岸へおこしください。スタジオで様似町をご説明いただいた木村学先生、twitterなどで情報発信いただいた全国のみなさま本当にありがとうございました。
~アポイの日没Apoi Sunset(様似町写真コンテスト2011年度)~
さて、番組には巨大なかんらん岩も登場していました。北海道の絶景がプレートテクトニクスによってつくられたという番組ストーリーや動画、火山に関する実験は、わかりやすく見ごたえがありました。
7月3日まで、NHKオンデマンド(有料)で
「北海道の絶景スペシャル~北海道の絶景はどうできた?~」ご覧いただけます。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021114226SA000/
サンスポ・ホームページにて、ブラタモリのかんらん岩の話が記事になっています。
https://www.sanspo.com/article/20210620-GFULK7XNR5JQ5HFW2YSYI24QLU/
テレビで見るだけではなく、ぜひ現地を訪ねていただき、見て・食べて・飲んで・学んで・楽しんでいただければ幸いです。プレート衝突の現場周辺の散策イベントも開催予定です。
最後に、関連するこちらの動画もぜひご覧ください。
(1)アポイ岳ジオパークPR動画
https://www.apoi-geopark.jp/geopark/movie.html
(2)北海道大学学生と行くアポイ岳
https://www.youtube.com/watch?v=v9BDoMEu-DY
(カ)
2021年06月12日
3回停電した日・6月4日(金)備忘録
北海道内は6月4日(金)、発達した低気圧の影響で、広い範囲で暴風雨に見舞われました。様似町でも1日に3回停電しました。備忘録を兼ねてブログに記録します。
北海道電力によると、電線に樹木が接触するなどして停電が広がり、様似町を含む日高、胆振、十勝の各管内などで約4万4千戸が停電。
*様似町の停電時間は、11:40-13:20に2回、18:30頃~21:00頃の1回、計3回。
気象台によると、4日23:00までの24時間降水量は、日高管内えりも町目黒(様似町の隣町)で257ミリと、6月としては観測史上1位を記録。気象庁観測データから、様似町幌満の4日23:00までの24時間降水量は、101.5ミリ。14:00からの1時間降水量20.5ミリ。ちなみに、雨の強さ20-30ミリは、強い雨で、どしゃ降りで傘をさしていても濡れる状況です。
*国道336号(様似町冬島ー旭)は、大雨による落石の恐れのため、6月4日(金)16:00から6月5(土)日6:30まで、通行止め。
6月5日の状況としては、アポイ岳周辺では倒木撤去も行われ、幌満川や様似川はいつもよりも水量が多く、川の濁りは1週間以上にわたり続いていました。
様似町では、これほど長時間にわたる停電は2018年の北海道胆振東部地震以来の出来事でした。6月に長時間停電ということも、これまであまりなかったと思われます。
*国土交通省河川情報センター川の水位情報危機管理水位計にて、様似川のライブカメラを見ることができます。
https://livecam.asia/hokkaido/samani/samanigawa-okada.html
*水位グラフは、様似町内2か所「海辺川西様似3号橋・幌満橋」を見ることができます。
(カ)
2021年06月11日
初開催・アポイ登山事前学習会inオンライン
様似小学校ではアポイ登山の前に学習会を行っています。例年は外部講師が学校に出向いてお話をしていますが、新型コロナウイルス感染拡大状況を受けて、初めてオンラインで開催しました。
教室の様子です。
教室でモニターを見ながらの学習です。
アポイ岳のお花、昆虫、岩石、登山の注意点などについてお話しました。
講師側のモニターからも、子どもたちの元気な声が聞こえたり、うなづいたりする様子、メモを取ったりしている様子を見ながら進めることができました。
6年生が5月13日、5年生が5月13日、4年生が5月19日、3年生が5月17日に開催しました。詳細は様似小学校ホームページもごらんください。
https://www10.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0110011&frame=weblog
相互交流をしながらのオンライン配信はアポイ岳ジオパークにとって初めての試みでした。担任の先生が子供たちの反応を仲介してくださり、スムーズにすすめることができました。対面よりもゆっくり進むため、内容をもう少し絞った方がよかったかなという点に気づきがありました。(カ)
2021年04月09日
幌満峡バイオトイレオープン&幌満峡の四季
幌満峡バイオトイレ(ジオトイレ)が今年もオープンしました。
幌満峡はトイレがありません。バイオトイレもご活用いただき、幌満峡を楽しんでいただければと思います。きれいに使っていただけるととてもうれしいです。
○設置場所:幌満峡にある幌満川稲荷神社前
○開設期間:4月1日~11月下旬頃(積雪前まで)
トイレは、幌満峡にある幌満川稲荷神社前にあります。
トイレ外観
<幌満峡の四季>
(1)初夏
新緑の森かんらん岩の渓谷(2017年5月下旬の写真)
(2)秋
紅葉の幌満峡(2015年10月下旬の写真)
遡上する鮭を目の前で見ることができます。(2018年9月中旬の写真)
(3)初冬
幌満ダムの先に見える雪景色の日高山脈広尾岳(2020年12月上旬の写真)
2021年03月16日
第4回インバウンド向け冬登山モニターツアー
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二月ごろ、4回目の外国観光客向けのモニターツアーアポイ冬登山を行いました。今回は2人の参加者、2人のガイド、1人の通訳者と1人のジオパークスタッフがいました。参加者は冬登山をしたことがないので、登山口へ向かう前に靴に付けるアイゼン(スパイク)が渡されました。この季節には登山道は凍った状態ですので、安全に登るためにアイゼンを付けました。スパイクは自分の足に引っかからないよう少し広げて歩くようにガイドさんに注意されました。
1合目に向かって歩く間に、ガイドさんはこれから通る森について説明しました。アポイ岳の下半分は針広混交林です。ガイドさんはいろいろな異なるマツを次から次に指さしました。突然「トントントン」という音を聞いて、頭上を見回すとガイドさんが高い木の上にいるクマゲラを見つけてくれました。![]()
登山道は完全にアイスバーンでした!氷はとても分厚くて、凍った滝の上を登っている感じでした。5合目までは森が防風林のように強い風から守ってくれていたので、登ると身体がすぐポカポカになりました。ガイドさんは途中で熊が掘った穴や鹿の角で削った木を示してくれました。鹿に樹皮がすっかり食べられた倒れた木も発見しました。![]()
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5合目までの道のりの2/3ところで、ガイドさんは周りの地形が特別に変わっていることを示してくれました。ここから登山道沿いに大きいなかんらん岩の露頭が突然地面から出てくるのが見られます。
その後、すぐに5合目の山小屋に到着しました。山頂へ出発する前に長い休憩を取りました。山小屋から出ていくと森林限界線の上に出ると、快晴な天候であったにもかかわらず、すぐに風が強まりました。その後、どんどん登ると様似や太平洋の美しい眺めが目の前に広がれました。雪に覆われた山と、光る青い海の鮮烈な対比は素晴らしかったです。6合目に近づくと、ガイドさんはハイマツとキタゴヨウが、自然交配して出来たハッコウダゴヨウを教えてくれました。登山道は雪で埋もれていましたが、様々なかんらん岩があらわになっているところがいくつか見えました。![]()
登山道沿いに小さい「スノーローラー」という雪まくりを見つけました!斜面を雪の塊が転がり、自然に雪玉が形勢されるという、雪崩の前兆とも言われているとても珍しい現象だそうです!![]()
やっと7合目先の「馬の背」、今日の目的地に到着しました。ここからは、様似町の谷や日高山脈、アポイ岳の頂上がよく見えます。ガイドさんは日高山脈の成り立ちや突き上げられた地上がどのように不思議なアポイ山塊を形勢するようになったかを説明しました。風が次第に強まってきたので、5合目の山小屋へ降りて昼ご飯にすると決めました。![]()
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昼が終わったら森を通って下山しました。ガイドさんは、第4休憩所に寄って、小川に生息している冬眠中の日本ザリガニ(絶滅危惧種)を見せてくれました。登山口に近づいた時、エゾシカの群を発見しました。最初は少し離れたところに2匹のみを見ましたが、そのうち、3匹になり、5匹も現れました!今回の登山は素敵なエンディングでした。![]()
(D)



