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2013年03月17日

アポイ岳ジオパークにもようやく春の訪れ

突然ですが、白い傘に坊主のシルエット。

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なにをしているかというと…。日陰をつくっているのです。ワタクシ、昨日は所用で札幌に行っていたのですが、向こうは大雪で、まだまだ冬といった感じ。でも、帰ってきての今日の様似は春の陽気。

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「これなら…」と、我が家の裏でいの一番に咲く花の様子を見に行くと、案の定しっかり顔を出していました。

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福寿草。今日はとてもよい天気で日差しも強く、こんなときはそのまま写真を撮ってしまうと、テカッてしまうので、半透明の傘を日陰作りに使ったのです。

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マットさんに教えてもらったテクですが、彼曰く、光の通し加減でいうとセブンイレブンの傘が一番らしい…。ウチの傘はどこのか知りませんが、でも上手に撮れているでしょ。

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今日の天気はこんな感じ。遅かった春が彼岸入りでようやくアポイ岳ジオパークにもやってきました。

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雪深かった今年、アポイの雪解けもいつもよりは少し遅れ気味かもしれません。アポイの山開きは4月13日(土)。そのころには雪渓もほとんどなくなるはず。麓のビジターセンターは、アポイ岳ジオパークのビジターセンターとして同日リニューアルオープン予定です。またあらためてご紹介しますが、ぜひみなさん、新しい様似の顔を見に来てくださいネ。(タク)

2013年03月12日

ふるさと自慢の石の標本箱づくり...ジオ実験塾最終回

いきなり、暗~い写真で失礼しました。ここはどこかというと、昨年開設したアポイ岳地質研究所(通称・ジオラボ)です。

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この間の日曜。ここで3回シリーズで企画した、ふるさとジオ実験塾の最終回を行ったのですが、始める直前になんと「停電」!この日は、大型低気圧の通過で大荒れの天候となり、その影響で幌満地区の電気がダウンしてしまったのです。

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そこで急きょ、近くのアポイ山荘の一室をお借りしてレクチャー開始。実験塾は、第1回目に岩石を形づくっている「鉱物」を、第2回目に岩石の分類や見分け方を学んだのですが、最終回は前2回の学習を踏まえて、ふるさと様似にある自慢の石で自分だけのお宝標本箱をつくろうというメニューでした。

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しかし、レクチャーは場所を変えれば済むものの、石を切ったり磨いたりするのはジオラボでなければできません。実践はまた後日かと半ばあきらめかけていたところ、なんとかレクチャーが終わるころに幌満の停電も復旧。再度ジオラボに戻っての標本づくりとなりました。

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標本箱づくりにあたっては、所長の新井田先生が様似ご自慢の火成岩サンプルをあらかじめ用意してくださいました。テーブルの上に並べられたのは、火成岩のかんらん岩(3種)、はんれい岩、トーナル岩、ひん岩に、変成岩の黒雲母片麻岩、角閃岩です。

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先生の作業説明のあと、さっそく用意されたサンプルをそれぞれお好みの形にカット・研磨していきます。

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まずは選んだ石を、岩石カッターでお好みの形にカット。

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そして、カットした面をきれいに見せるため、研磨機を使って少しずつ磨いていきます。今日の研磨工程は5段階。粗い研磨剤から徐々に細かい研磨剤に落としていくのです。

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スタッフのワタクシは、作業に入るわけにはいかなかったのですが、最後の方でちいさなかんらん岩をひとつつくらせてもらいました。これは、かんらん岩の中でも、もっともかんらん石(オリビン)を多く含む「ダナイト」と呼ばれているかんらん岩。オリビンの名のとおり、オリーブグリーンの美しい色合いは、まさに宝物です。

ジオラボは、毎月第2土日と事業がある時だけの開館です。新年度も石に触れる事業を企画していきますが、第2土日には新井田所長もおりますので、お気軽にのぞいてみてください。あなたご自慢の石を持ちめば、先生が鑑定してくれるはずですヨ。(タク)

2013年03月10日

様似町にファイターズ応援大使!  

 北海道日本ハムファイターズが誕生して、今年で「10年!」という節目のシーズン。

 これからも道民と共に歩み続けるための企画「北海道179市町村応援大使」―その最初の年の18市町村に様似町が選ばれ、「5 小谷野 栄一」選手と「45 今浪 隆博」選手が、この1年間、様似町の応援大使をつとめてくれます。

 

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3月5日に「18市町村代表×18市町村応援大使」の総決起集会が開催されました。

 

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  左が小谷野選手(背番号5)、右が今浪選手(背番号45)です。 顔と背番号を覚えて、皆で応援しましょう!

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 また、この後には今シーズンのパ・リーグ連覇~7年ぶりの日本一を目指すファイターズの「激励会」も開催され、今予選が行われている「WBC」組、稲葉、中田選手らを除く監督・選手が出席しました。

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 今シーズンのキャッチフレーズは「純(ひたむき)」 栗山監督が、その思いを語ってくれました。

 おまけに・・・他の選手も撮ってきたのでちょっとだけ紹介します。

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 応援大使の内容は、現在検討中!もしかしたら、様似に来るかも? 決まり次第お知らせしますが、皆で札幌ドームに応援に行きましょう!

 なお、写真の掲載は球団の許可を受けています。(転写厳禁) 久しぶりの Ho! Roman でした。 

2013年03月09日

ジオ実験塾2回目〜岩石いろいろ〜

1月20日(日)にジオ実験塾2回目が開催されました。報告が遅れて申し訳ありません。

 

第2回目は、岩石についての講座です。

NIIDA先生のわかりやすい解説で、石の名前のつけ方をまなび、その後実際に石を見てみました。

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石の見分け方を学びます。

 

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箱の中の黒灰色の石を観察しました。粒の粗いものが下に、粒の細かいものが上に重なるシマシマもようの繰り返しが堆積岩の特徴です。(ちなみに、静内産の石です。)

 

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岩石標本を使って火成岩を分類しました。上段が鉱物の粒の小さな「火山岩」です。下段が鉱物の粒の大きな「深成岩」です。

 

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薄片(石を薄くスライスしたもの)を顕微鏡で見ました。鉱物の粒の大きさ、鉱物の色の違いを観察しました。

 

 

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黒色と白色の2色のシマシマの石を割ってみました。するとシマシマにそって割れました。「変成岩」の特徴です。(ちなみに、幌満川稲荷神社のちょっと奥の角閃岩です。)

 

3回目講座「様似の岩石」は、明日開催です。いつもの場所、幌満コミュニティセンター(旧幌満小学校)内の、アポイ岳地質研究所(通称:ジオラボ・アポイ岳)での開催です。

石を切ったり磨いたりします。お楽しみに。(ジオ美)

(Photo by Ho! Roman)

2013年03月05日

かんらん岩の礫浜で採るフクロフノリ

昨日、海岸沿いの国道を走っていると、路肩に軽トラックが駐車していたり、磯場を見ると、胴付姿の人影が…。

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例年お伝えしていますが、早春の風物詩「フノリ採り」です。

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立ち寄ったのは、アポイ岳の麓にある冬島漁港近くの礫浜。アポイの山裾だけにかんらん岩の転石がごろごろしています。岩肌に群生しているのが「フクロフノリ(袋布海苔)」で、手でかきむしって採ります。味噌汁の具として食べるのが一般的ですが、昔は布張り替えの糊(のり)にも利用されたことから、その名がついたそうです。

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堤防のコンクリートにびっしり生えたものも、しっかり採取するんですね。

今年は生育があまり良くなく、むしるのも大変。この日までのものは生食で、この後採るものは乾燥させたものになるそうです。皆さんもぜひ、味噌汁で春を感じましょう!(タク)

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