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2012年06月01日
アポイに登って缶バッジをゲットしよう!
このblogでも何度かお伝えしてきたように、アポイ岳の高山植物に対するエゾシカの影響を調べるため、昨年の秋から囲い柵を設置していますが、今週、その後の追跡調査を行ってきました。
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調査をしてくれたのは、北海学園大学のsato教授と、酪農学園大学の学生isakaさんとsugiuraくん。左端は初の植生調査体験中のスタッフ「ジオミ」ちゃんです。
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この柵はほとんどの植物が枯れている初冬に設置したため、どんな植物を柵で囲んだかこれまで分からなかったのですが、結構な数の希少植物が柵内に生育していることが確認でき、一安心です。
一方、柵の周りを見ると・・・
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右のアポイアズマギクの茎の先がないのはシカが食べたため。
さらには、
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カマヤリソウや、
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アポイ岳の固有種エゾコウゾリナの葉っぱにも食べられた跡がくっきりと。
このように、シカは確実にアポイ岳の高山植物を餌として利用しているようです。今回の調査だけでは、まだシカによる採食が植物にどんな影響を及ぼしているのかまでは分かりませんが、柵の中と外の状況をずっと観察し続けていくことで答えが見えてくるはずです。
さて、ここでお知らせとお願いです。
現在、アポイ岳では、この山のトイレのあり方などを考えるため、登山者を対象とするアンケート調査を実施中です。
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アンケート用紙は登山口にあるビジターセンターと少し先に進んだ入林届出所(上写真)の2ヶ所に置いてあります。
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ビジターセンター内でアンケートに協力してくれた方又は記入後のアンケート用紙をビジターセンターに持ってきてくれた方には、写真のオリジナル缶バッジをプレゼントしています(9時~17時のビジターセンター開館時間内のみ)。今後、アポイ岳に登られる登山者のみなさん、アンケートに答えてぜひこの缶バッジをゲットしてください。ただし、アンケートは、実際にアポイ岳に登ってきた方のみを対象としています。山に登らずにアンケートに答えていただくことはできませんのでご注意を。
(krmd)









