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2011年10月06日
ジオがもたらす自然の脅威・ツアー2日目
10月2日朝、予報では、風雨に加えて雷注意報も発令され、行ける所まで行くことに・・晴天の中、天草のUさん、Sさん、洞爺のS田さん、T学芸員と私でアポイ登山を決行!

登山開始早々は、T学芸員の説明を聞きながら 秋のアポイを楽しんでいました。
が・・・2合目付近から雨がパラつき、第4休憩所では雷! それでも、ニホンザリガニを見つけて大喜び・・・したかどうかは未確認。
何とか山小屋に到着し、ここで断念! と思ったんですが、雨が上がり海が明るいので7合目~馬の背に向けて出発!


ゴロゴロ・・ピカピカ・・暗雲が・・・6合目から太平洋を見ると、雨?のカーテンがアポイに向かって来ています。そして稲妻も・・・雨雲に追われるように馬の背へ
来た~大粒のアラレ? が容赦なく合羽に当たります。それでも天草の二人は手にとって楽しそう?
馬の背に着いて休憩すると、不思議と雨が上がり「雨雲が通り過ぎた・・」と判断し、山頂目指して出発!

8合目から太平洋を見下ろす一行は、この時いやな予感を感じていたはず。でも、下山すると言う言葉はなかった・・・。

9合目付近からは強い風も伴い、無言のまま頂上に・・強風がダケカンバを揺らしていましたが、頂上は風が吹かないんですよ!
昼食は山小屋で食べることにして、早々に下山・・・下から降る雨を初めて体験し、地形がもたらす自然の脅威~真さしく、ジオを体験する貴重なツアーとなりました。(ちなみに、下山後のアポイ山麓は晴れでした。)
お客さま御一行も、いい意味で忘れられないアポイ岳ジオツアーとなったようです。・・・真意は怖くて確認していませんが?
晴れたアポイ岳もいいもんですよ! また来てくださいね・・・。
※ 降りしきる霰やすさまじい風雨の写真は、私物のカメラのためご勘弁を・・・(Horoman)
2011年10月04日
ポスト巡検アポイ岳コースをご案内
さて、昨日の続き…。
洞爺湖での全国大会には、ポスト巡検と称して、洞爺湖有珠山ジオパークのジオサイトをガイド付きで楽しむツアーが組み込まれていて、ウチの推進協メンバーも参加したのですが、せっかく全国のジオパーク関係者が北海道に来るということで、アポイ岳ジオパークコースも用意したところ、なんと8人の方が声をかけて下さいました。
その内訳は、糸魚川ジオパーク(新潟県)3人、天草御所浦ジオパーク(熊本県)2人、洞爺湖有珠山ジオパーク1人、男鹿半島・大潟ジオパーク2人。
全国大会の翌日、帰る我々の車に天草と洞爺湖の3人を乗せて、一路様似へ…。(残る糸魚川と男鹿半島は別行動で様似に入りました。)
まずは、かんらん岩広場でアポイのかんらん岩をご披露です。
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天草のUさんは、エンルム岬のかんらん岩看板にかぶりつき…。
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翌日の雨を予感させる風の強い日でしたが、快晴で観音山からの眺めも最高です。
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化石の専門家のUさんは、ウチのガイドブックを見て、「貝の化石出るとこあるんだね~。」と言ったため、ジオサイトにはしていないのですが、平宇のピラエトの崖に急遽お立ち寄り。
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さて、翌日は、洞爺湖コースに参加してから、ウチのバスで推進協メンバーとともに様似入りした、糸魚川の3人をご案内。天草と洞爺湖の3人は、悪天候の中、アポイ登山へと消えました。その模様は、明日Horomanさんから伝えてもらいます。
ところで、糸魚川の皆さんをかんらん岩広場に案内していると、なにやら団体さんがぞろぞろと…。帯広から地質見学旅行に来た石好きの人たち。ガイドの方の説明を熱心に聞いていました。「さすが、アポイ岳ジオパークだね。」と糸魚川の方も感心しきりです。
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途中、大雨や雷、ヒョウまで降ってきたため、午前中は郷土館やビジターセンターなどの施設案内となりましたが、石の重さ比べに興味津々。
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昼からも雨は続きましたが、何とか日高耶馬渓や幌満峡をご案内し、宿屋に帰ろうとしたところ…。「えりもの歌露礫岩って有名なんだけど、見たことないんだよネ。」とつぶやいた、糸魚川のTさんのご要望に答えて、「じゃあ、行きましょう。」と襟裳岬西方にある露頭まで足をのばしてきました。
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礫が強い圧力で引き延ばされているのが珍しいとのことで、石屋のTさん、さっそく写真に収めていました。
夜は、お客様を囲んで歓迎の宴。もちろん、地物のおいしい料理を堪能していただきました。
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3班に分かれての変則ツアーとなった巡検。山に登った3人+ガイドの2人の悲惨な顛末は、明日Horomanさんがお伝えします。お出でいただいた皆様、本当にありがとうございました。(タク)
2011年10月03日
ジオパーク洞爺湖大会、無事終了
4日ぶりのご無沙汰です。全国大会の行事が詰まってなかなかアップできませんでした。ゴメンナサイ。29日のブログの続きです。
プレ巡検を終えた翌日(29日)は、いよいよ大会初日。去年と今年、新たに日本ジオパークに認定された地域の認定証授与式や、各地の事例発表が行われました。アポイ岳もワタクシが発表させていただきましたが、写真撮ってないのであしからず。
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発表後の別会場では、ポスター発表も行われ、それぞれの地域が取り組んでいることを議論し合いました。
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大会2日目、午前中は分科会が行われ、ワタクシは「ジオパークと観光」をテーマにした第1分科会に参加。全国の地域の方々と議論ができ、いろいろと参考になりました。
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また、主会場の玄関前では、北海道ジオパーク(洞爺湖有珠山・白滝・アポイ岳)の物産展も開かれ、アポイ岳のブースにもたくさんの関係者が集まってくれました。
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もちろん、ウチのPR大使も玄関前で大活躍。
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カンランくんは、山陰海岸ジオパークの(玄武岩の)玄さんとツーショット。ユニークなキャラクターに洞爺湖の子どもたちも大喜びです。
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フォーラム会場では、地元児童によるジオパークの取組み発表やシンポジウム、倉本聰さんの講演などが行われ、熱気ムンムンといった感じでした。名誉大会長でもある高橋はるみ北海道知事も駆けつけ、道外参加者をお迎えしました。
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この日様似から参加いただいたアポイ岳ジオパーク推進協議会のメンバーも、宿泊先のホテルにチェックインできたのは夜の9時前。その後、オール北海道のメンバーでお互いの労をねぎらって2日間の大会を終えました。
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プレ行事も含めて行事びっしりの3日間で、これでようやく終わりかと思いきや、イエイエ、この次の日は、ポスト行事として、ウチの推進協メンバーは、洞爺湖有珠山ジオパークのコース巡検に参加。ワタクシたち事務局は、ポスト巡検でアポイ岳コースを選んでいただいたお客様を連れて、様似へ直行と相成ったのです。いわば後半戦スタート。その耐久レースの模様は明日のブログで…。(タク)


















