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2011年10月31日
全道各地から石屋さんがやって来た
石好きの人たちが活動している、地学団体研究会北海道支部の巡検が10月29日~30日の2日間、アポイ岳ジオパークで行われました。
講師は、アポイ岳ジオパークの学術顧問である新井田北大特任准教授。地元からも我々ジオスタッフのほか、ジオ塾の塾生数名が参加しました。
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メンバーは主に札幌方面から朝早く様似に到着。最初に、役場前のかんらん岩広場でかんらん岩などの日高山脈を形づくっている石を観察です。
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かんらん岩は、マグマのふるさとマントルの石。この八角柱の研磨かんらん岩は、かんらん岩の中をマグマが通り抜けた跡(マグマチャネル)を立体的に見ることができるのです。
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石を観察した後は、アポイ岳に直行。少々、遅いスタートとなりましたが、木漏れ日の中、山小屋までの1時間は汗ばむほどの暖かさ。
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第4休憩所脇の小川では、恒例のニホンザリガニ探しです。
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山小屋から馬の背にかけての途中では、ゴツゴツとした表面が特徴的なかんらん岩の前で、地団研事務局のY先生らが新井田先生にレクチャーを受けていたのですが、ワタクシには深すぎる話でまったくついていけません。
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しかし、そんな深~い話を、すぐそばで楽しそうに聞いているのは、ウチのジオ塾生のIさん。動植物から地質まで何でもOKのスーパーマンです。
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こちらは(新井田先生のレクチャーよりも頂上行きを選んで)登頂に成功した、地団研北海道支部日仏合同登山隊の5人。
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下山後は、ビジターセンターを見学。フランス人のMさんは500キロのヒグマの頭蓋骨に興味津々。
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奥では、新井田先生がダナイト(かんらん岩の一種)の研磨標本で熱弁をふるっていました。
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その夜には、アポイ岳調査研究支援センターで学習会も行われ、まず、ウチのkrmdさんがアポイ岳ジオパークの取組みをご紹介。
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つづいて、真打ちの新井田先生の講義となるのですが、あれれ…。「時間も遅いし、飲みながらやりましょう。」と、いきなりのカンパイです。
この後、新井田先生の話は、飲む我々のペースに合わせてくれたのか、2時間近くに及んだのですが、終了後に続いた懇親会でも、遅くまでジオ談義に花が咲いたのでした。
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カメムシ飛び交う中の懇親会を乗り越え臨んだ2日目の巡検の様子は、明日のブログでご紹介します。(タク)














