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2014年09月18日
第6回ジオパーク国際ユネスコ会議inカナダ_①
2年に一度、世界各地のジオパークで相互研鑽を目的に行われている、ジオパーク国際会議。第6回会議に出席するべく、様似(アポイ岳ジオパーク)から24時間以上をかけて、ようやくカナダ東海岸のセントジョン市にあるストーンハンマージオパークに到着しました。
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第4回のマレーシアから参加させていただいていますが、今回は日本ジオパーク委員会から世界ジオパークの推薦をいただいた直後ということで、今まで以上に重要な会議となります。
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今日乗せた写真は、そのセントジョン市の空港に到着した様子です。なにせ、様似を17日の午前8時に出発し、着いたのが18日の午前1時半。ということは、17時間半?いえいえ、セントジョン市は日本の真裏で、時差はちょうど12時間あります。つまり、17時間半+12時間で29時間半?かけてようやく着いたのです。長かった~!
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今回は、Sakashita町長、Sakai議長に、ワタクシとTamaちゃんとKatopan、それに通訳のAriの総勢6名。12月の世界申請、来年の世界現地審査に向けて一生懸命、世界ジオパークの皆さんにアポイ岳ジオパークを宣伝してきます!と意気込みつつ、まずは寝ます(現在、現地時間の18日午前2時半)。(タク)
2014年09月16日
様似のひとつのランドマークが消えてゆきます_日本電工工場解体
雨上がりの様似市街とアポイ。なにげに役場屋上でサボって写真を撮っています。
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よく見ると、あれ?なんか変、、、、日本電工の工場がないっ!
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実は、稼働しなくなった電気炉建屋を解体するという話を聞いていたのですが、いつ解体となるか聞き漏らしていたのですが、今まさに解体中。これは行かねば、、、、
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すでに半分ぐらいは進んでいたのですが、最も遅くにできた8号炉の解体にちょうどとりかかっていたところでした。しばし、その様子を。
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昭和15年にはじめて建設された合金鉄精製工場。幌満川の水力発電所でつくられた電気を使って、日高地方に初めて造られた重工業で、様似の発展に大きく寄与してきました。(下の写真は、昭和42年ごろのもの。写真集「様似のあゆみ」より)
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解体は、タラバガニのお化けのような重機のおかげで、11月中にはすべて完了するとのこと。建屋がなくなっても、今の新日本電工は幌満川の水力発電事業と他工場から供給されるスラグを使った土壌改良剤の生産で変わりなく操業が続けられます。
でも、古ぼけてはいましたが、様似の一時代を築いた日本電工(旧東邦電化)の雄姿がなくなるのは、さびしい限り。様似のランドマークがひとつなくなっていきます。(タク)
2014年09月08日
様似のアキアジがまたまたイチオシとイオンで紹介されるらしい
今日は、保健福祉センターのヒッキー栄養士からの出動命令を受けて、JR様似駅にアノ二人を連れて行きました。
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普段は閑静な?駅前でお母さん方といっしょにポーズをとるアノ二人。そう!ウチのマスコット・アポイちゃんとカンランくんで~す。でも、なんで顔見せられないの?と疑問に思われるかもしれませんが、大人の事情を察してください。
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今日は、HTBテレビのイチオシプラスで、今が旬!様似のアキアジ(サケ)を地元のお母さん方にさばいて料理してPRしようという企画。一昨年にもあったそうですが、イオンとタイアップの企画らしく、イオンのCM撮りに様似町食育協議会のお母さん方とともに、出演という訳です。
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CM撮り後は、保健福祉センターに戻り、HTBアナウンサーのYodaさんとともに、サケをさばいて地元料理をご紹介。その模様は、20日のイチオシで放送されるほか、イオンCMも18日から流れる予定。明日は、サケの水揚げなども撮影し、もしかしたらジオパークも宣伝してくれるかも、、、今年のサケ定置網漁は幸先良いと聞いていて、PRにも力が入りますね。お母さん方も一生懸命協力してくれています。なお、皆さんが冠っているスカーフは、アポイ岳ジオパークのバンダナです。素敵でしょ!(タク)
2014年09月01日
早大教育学部地学教室の巡検に同行し、日焼けパンパンです
今日も絶好の天気の様似町・アポイ岳ジオパーク。
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朝、早大の地学巡検に同行しようとアポイに向かって走っていると、様似町平宇地区ではまだ採ってました、昆布!
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今年の昆布の生育は最高で、もう9月ですが、浜にはまだまだ活気があふれています。
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そんな海に別れを告げて、巡検一行がまず向かったのが様似ダム~新富にかけて広がる付加体の地層。付加体というのは、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むときに、上盤に堆積していた石灰岩やチャートなどと、大陸側から流れ落ちてきた砂岩や泥岩がごちゃまぜとなり大陸側に付け加わった地層です。上の写真は新富の旧石灰石鉱山。
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新富では、もう一つの露頭を見た後、海に戻ってエンルム岬裏の板状節理へ。どうですか。節理と昆布とオレンジ頭の集団。いい絵でしょ?
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学生を指導するのは、T先生。エンルムをつくっているひん岩について、くわしくレクチャーしていました。
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もちろん、これだけ天気の良い日。アポイ岳ジオパークのメインサイト・エンルム岬の台場にも上がって、アポイ岳や海岸奇岩の成り立ちについても説明します。
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午後からは、アポイのすそ野・日高耶馬渓へ。Eさんの昆布納屋前にはきれいに束ねられた日高昆布が干してありました。その近くのジオサイトで再びレクチャー。
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場所は、高圧変成した日高変成帯の中。圧砕したり引き伸ばされたりしている変成岩の説明に、学生さんたちも真剣です。ちなみに、こんなに一生懸命聞いている場所はどこかというと、ここです。
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どうです?この臨場感あふれる写真!こうして、早大の巡検に1日お付き合いさせていただいたワタクシですが、うっかりしたのは何も被り物を持っていかなかったこと。9月というに、今年最高の日差しか?と思わせるような好天で、私の額と鼻の頭は、ヨッパライのようになってしまったのでした。(タク)



