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2017年03月18日
和歌山大学の観光の先生を案内しての、M隊長のお試しフォトツアー
現在、浦河・様似・えりも・広尾の四町では広域の観光地づくりをすすめており、きょう午後から浦河町文化会館で開催された観光セミナーの講師として訪れている和歌山大学の観光の先生をお連れして、様似町でのお試しフォトツアーをセミナーに先立つ午前中に行いました。
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先生方をご案内したのは、地元カメラマンのM隊長。セミナー前であまり時間がないとのことで、まずは鉄板コースの親子岩から。
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地元の我々なら、いつも見慣れている親子岩ですが、昔の漁火の写真や霧の写真など、ファインダーの視点で見るとまるで違う景色が現れます。そんな地元カメラマンこだわりの見方や撮り方を説明するM隊長。
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海霧が夕日に照らされてできる光柱現象など、超レアなM隊長のお話に、参加したみんなは敬意をこめて「変態だ~」。
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続いて向かったのは、これまた鉄板のエンルム海岸。今朝は雲一つなく風もなくとても静かで、アポイ岳もきれいでした。
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ここでもM隊長。夕日に照らされるアポイ岳の写真を先生方に見せて、同じアポイ岳でも状況によってさまざまな表情を見せてくれることを紹介してました。
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さらに次は、円館の滝へ。円館さんの家の裏にある滝なので、エンダテの滝。滝を背負って暮らしているなんてなんて贅沢なことでしょう。円館の父さんもいました~。
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四町観光のコーディネーターをしているKさんが、網に干している棒鱈を見て、「これなんですか~?」と質問したら、父さんすぐに「棒鱈だ~。食べてみっか!」
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カチカチの棒鱈をカナヅチで何本も叩いて食べさせてくれました。これが絶品。みんな「おいしい、おいしい。」を連発していました。
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その後、M隊長が案内してくれたのは、秘密の洞窟。中には浮き球がいくつも転がっていて、絶好の被写体です。
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最後に向かったのは、幌満峡。ゴヨウマツ記念碑のある河岸に降りてみると、昨年の台風大雨の洪水で洗い流されてかんらん岩の岩肌がきれいに露出していました。
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雪解け水もおさまり、とてもきれいな水面。風もなく静かで、腰を下ろしてゆっくりお弁当でも広げたいような時間でした。M隊長の視点で見ると、様似の風景もまたガラッと変わって見えます。大学の先生は、景色も素晴らしいけれど、それをマニアックに楽しいでいる変態隊長が素晴らしいとおっしゃっていました。最後は、変態が集まる町で売り出そうかと、半ば本気でお試しフォトツアーを終了したのでした。(タク)
2017年03月14日
学びの丘が、福祉の丘に...特養ソビラ荘の改築内覧会に行ってきました。
旧様似中学校跡地に改築中だった、特別養護老人ホーム「様似ソビラ荘」と老人福祉寮「エンルム荘」の完成内覧会が3月11日(土)にあり、見学してきました。
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新しいソビラ荘は、地上2階建て16,000㎡。これまでに倍の広さを有しています。
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玄関から中に入ると、ものすごい広さのホールがいきなり。施設の人のお話では、家族との交流を図るソビラ荘まつりなども考えて余裕を持ったスペースとしたようです。
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真新しい設備がまぶしい厨房。
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各居室は、入所が10部屋ずつの6ユニット、ショートスティが8部屋ずつの2ユニットが用意されました。各ユニットは、ヒダカソウなど様似にゆかりの名前がついています。
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居室はすべて個室となっており、広さは8畳ほどあります。
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浴室は、ユニットごとに整備されていますが、それとは別に全介助が必要な方のための浴室も用意されています。
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独居が困難なお年寄りのための老人福祉寮「エンルム荘」も20部屋が用意されました。
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ところで、この場所はつい最近までは様似中学校がありました。様似高校が浦河高校と統廃合となったことで、その空き校舎に様似中学校が移ったわけですが、卒業生の一人としてはちょっとさびしい…。
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でも、建物前には、様中校歌の石碑が残されていました。
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裏山に残る「中学校の森」の看板。学びの丘は、新しくお年寄りの憩いの丘に生まれ変わることとなります。(タク)
2017年03月09日
とんがりロードで楽しめる体験プログラムづくり
先日、浦河・えりも・広尾・様似で構成する四町広域宣伝協議会(事務局:浦河観光協会)の体験プログラムワーキンググループの会合が、えりも町役場でありました。同協議会では、天馬街道を使った四町を巡るルートを「とんがりロード」と名づけて随分前から広域で観光宣伝を行ってきました。
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しかし、いくら宣伝して実際に観光客にこの地域を訪れてもらっても、彼らがここに滞在して楽しむプログラムがないのが現状でした。そこで、四町の観光を担う役場職員や観光協会、地域おこし協力隊の有志が集まって、四町それぞれにお金を払ってもらって楽しんでもらえる観光体験プログラムづくりを昨年から月1回のペースで行ってきました。
この日は、各町から出されたプログラムを宣伝チラシにまとめる中身を議論しました。そこで一同が行き詰まったのが、このフライヤーのタイトルをどうするか?同協議会ではこの地域を巡る国道を「とんがりロード」と名づけていたことから、「とんがり」をキーワードに、タイトルのアイディアを出し合ったのですが、これがなかなか…。
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他地域の取組なども参考にしながら、まずはタイトルを決めようと、メンバーからそれぞれアイディアを…。これがその案です。けっして、ふざけているのではなく、これでも真剣ですから~!1時間以上?の熱い議論を経てようやく、四町の体験プログラムをを言い表すタイトルを決めたのでした!
「何々?どれに決めたか知りたいって?」_残念ながらここではお教えできません。このチラシは来月のGW前には四町のホテルや案内所などの主要施設に登場する予定ですので、そこでご確認ください。四町全体でのプログラム数は20以上。散策やものづくりなど多彩なメニューがそろっていて、観光客もいろいろ品定めできる内容となっています。タイトルとともに、中身もこうご期待です!
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ところで、話はガラッと変わりますが、いよいよ春ですね。アポイ岳の山開きも来月の8日に決まりましたが、アポイ岳ジオパークビジターセンター前にあるアポイ山麓ファミリーパーク案内板がそれにあわせて建て替えられます。新しい看板は、いつものKさん手作りの木製のもの(写真)。先日、「看板設置に道の許可がいるので、あらかじめ写真撮りたいんだけど~。」とKさんに話したら、仮組みしてくれたうえ、写真を撮りやすいようにわざわざ三脚まで立てておいてくれました。さすが、Kさん!この看板に張り付ける案内板は現在、業者に発注して制作中。8日の山開きにはお披露目できる予定です。今年もアポイの春がやってきました!(タク)
2017年03月02日
季節外れですが、九州大の先生と留学生さんたちが来ました!
毎年、夏になると、全国の大学から様似町に地質巡検の一行がやってきますが、季節外れの今日、九州大学の小山内先生率いる一行が、役場前のかんらん岩広場に来られました。
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私も10年近くジオパークに携わって、この時期に巡検に来られるのに遭遇したのは初めてのこと。
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先生曰く、今回はアフガニスタンやモンゴルなどからの留学生にアポイのかんらん岩を見せたくて、連れてらっしゃったそうです。かんらん岩広場も実は、冬はなかば雪捨て場状態になるのですが、ここしばらくの暖気ですっかり雪も解け、標本観察も問題なくできました。
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一行は、幌満峡にも行って、露頭観察してくるとのこと。季節外れの巡検一行に、春の訪れを感じるワタクシでした。(タク)
2017年02月28日
冬登山ジオツアー2日目_アポイ岳は最高の天気でした。
明けて2月26日(日)の朝。アポイ山荘からのアポイ岳の美しさは神々しいぐらい。
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一同、アイゼンをつけて、いよいよアタックです。登山口からはとたんに針葉樹の森。元気に登っていきます。
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第4休憩所で小休憩。
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5合目山小屋までは、もう少し。動いている分、身体も暖か。汗かきながら一歩一歩登っていきます。
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この日のガイドは、アポイの熊ことSさん。要所要所で、アポイ岳の特殊な植生をわかりやすく解説してくれます。
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一時間半かけて、ようやく5合目山小屋に到着。ここから望む頂上も緑と青空と白銀のコントラストがとてもきれいでした。
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小休憩の後、7合目の馬の背目指して、急こう配の登山道を登ってゆきます。
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馬の背手前の7合目。ここまで来ると、それまでの様相とはガラッと変わり、まさに冬山です。
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がんばって着いた馬の背のご褒美は、日高山脈の雄大な景観。
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しばし360度のパノラマを楽しんだ後は、いよいよ頂上に向けて最後のアタックです。
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馬の背から頂上直下の8合目までの間は、海に対して平行に走る尾根なので、山から海に向かって流れる風によって、吹き溜まりや雪庇ができていて、それらをラッセルしながら進んでいきます。
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そして、8合目から頂上にかけては遮るものがなく、時に横殴りの吹雪となります。
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でも、ついに登頂!落伍者なく全員が頂きに立つことができ、参加したお客様は満面の笑み。頂上は吹き溜まりで1m以上の積雪で、1m強の頂上木柱も頭しか見えていませんでした。
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一休みして、温かい飲み物とお弁当が待つ、山小屋まで下山。最後まで晴れやかな天気で、大満足の冬山登山となりました。これで、アポイ岳ジオパークの今年度のジオツアーは終了。新年度もたくさんのツアーをご用意して、多くの皆様のお越しをお待ちしていますので、春夏秋冬、様似の自然と味を楽しみにぜひお越しください!(タク)
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