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2025年07月12日
とかち鹿追ジオパーク「火山と凍れが織りなす世界」を体験しよう!!バスツアー
とかち鹿追ジオパーク「火山と凍れが織りなす世界」を体験しよう!!バスツアーで、7月12日(土)に十勝管内鹿追町に行ってきました。
2015年にユネスコ世界ジオパークに認定されてから、この度10年を迎え、他ジオパークの活動・サイトを巡り、本ジオパーク活動の更なる発展のため、町民向けのバスツアーを開催しました。
まずはえりも町の黄金道路経由で、十勝管内へ。
まず目についたのが、えりも町笛舞漁港のクレーンをつけた昆布を運ぶトラック。様似町ですとウインチをつけた軽トラックをよく見かけます。
えりも町笛舞・本町・庶野などの至るところで、昆布干しが行われていました。
車中から、えりも町追分峠は、幌泉せん断帯によって、山の断面が三角に見えました。
2か所めの立ち寄りスポット「えりも町庶野の黄金道路の碑」
オトコヨモギも発見
3か所め「十勝管内広尾町の鉄道公園」
数年ぶりに行ったのですがが、旧広尾駅のバスターミナルは新しくなっていました。
4か所め「道の駅なかさつない」
車中からは、「畑作4品」の輪作が見られました。いつも十勝に来たという感じがします。小麦、ビート(甜菜)、じゃがいも、豆類を組み合わせて栽培することで、土壌の栄養バランスを保ち、作物の病気を防ぎ、安定的な生産を可能にしています。
写真は小麦
5か所め、鹿追町でランチバイキング「大草原の小さな家」
おみそ汁はお野菜たくさんで嬉しく、ソフトクリームも人気でした。
車中から、鹿追町環境保全センターバイオガスプラント
バイオガスプラントは家畜ふん尿や生ゴミといった再生可能エネルギーの一つであるバイオマスを嫌気性の微生物が分解することで発生するバイオガスを製造・収集する施設です。バイオガスは燃料として利用し、電気や温水、蒸気などの熱エネルギーを施設内で使用する他に、余剰分の電力は売電しています。
発電した際に得られる熱エネルギーを活用して、サツマイモ貯蔵、チョウザメの養殖が行われているそうで、立ち寄った「道の駅しかおい」でサツマイモの大福が販売されていました。
6か所め「とかち鹿追ジオパークビジターセンター見学」
日高地方と十勝地方の成り立ち、川の流れのはたらきでどのように土地ができ、そしてどのように人が使ってきたのかを、実験と展示パネルから学びました。
本物の植物展示・生き物展示・北海道石の展示など、みなさん非常に興味深そうに見学されていました。
7か所め「然別湖」
いつも秋か冬でしたので、初夏に訪問するのは初めてでした。
驚いたのが、「しかりべつ湖コタン」は、湖の上だったことを再認識したことです。
あのイグルーが立っていた下は当然ながら「湖」で、夏と冬で、景色が全く違いました。
雲がかかって幻想的に見えた「天望山(くちびる山)」
8か所め「風穴の観察」
アポイ岳では6月の花の「ゴゼンタチバナ」が咲いていました。
温度計は少し取り出してしまったので1℃をさしていますが、地温を計測すると「0℃」。
参加者の皆さんも、手を触れると「冷たい!」、「夏なのに地下には氷があるんですね」と驚かれていました。
こんなにも広い面積で風穴があり、多様な苔があり、いかに貴重であるのかを再認識しました。
行ってみて気づくことがあり、ツアーならではの感動を体験しました。
9か所め「扇ヶ原展望台」
日本で3番目に広い十勝平野が望めました。
天馬街道経由で様似町に帰りました。



