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2025年05月11日
フランスから大学院生がアイヌ料理の聞き取り調査のために来町されました
ユネスコの研究プロジェクトと大学の研究の一環として、フランスから大学院生1名がアイヌ料理の聞き取り調査のために、様似町と浦河町を訪問されました。
彼女は4月~6月にかけて、洞爺湖・有珠山ユネスコ世界ジオパーク、北海道平取町二風谷も訪問されるそうです。
様似町には5月5日から11日にかけて訪問され、アイヌ文化に関する場所を訪問されたり、料理に関するインタビューを行っていました。
8日に浦河でインタビューと現地視察。
9日に様似で現地視察の続きと山菜を取る様子の見学。インタビュー。
10日に様似町のかたに手ほどきいただき、天ぷらをしました(天ぷらは伝統的なアイヌ文化ではなく、現代の日本人の生活の一部です)。
ほかにも様似郷土館やアポイ岳も訪問されたそうです。
親子岩などのアイヌの伝承がある場所や、岡田のチセを訪問しました。天気よかったです。
アイヌ文化以外にも植物や地形地質にも関心があるようでしたので、さまざまな面からみてもらいました。
エンルム岬が「フランスの世界遺産モンサンミッシェル」と同じ陸繋島という話は、通じたようでした。
現在日本では、タンポポやつくしを食べる風習もあるというような話もしながらまわりました。
昨年度末に設置されたソビラ岩のアイヌ文化に関する看板。
ソビラ岩
今年は雨が少なく、こぶしが上を向いていて綺麗でした。
オオバナノエンレイソウ
カンゾウ
薬にもなり、夏にオレンジ色の花を咲かせます。食べると少し甘いです。
ミツバ 10日に天ぷらと味噌汁にしました。
ハンゴウンソウ 10日に天ぷらにしましたが、お浸しもおいしいです。
様似のかたからは、これを食べるの初めてといわれました。
モミジガサ ちょっと早いので小さいです。
味は春菊に近いです。10日に天ぷらにしました。
8日に浦河では、梅昆布茶とあえたモミジガサのお浸しをいただきました。
ヤチブキ(エゾノリュウキンカ) 黄色の花がきれいです。10日に天ぷらにしました。
くせのない味で、お浸しも美味しいです。
3月末~4月の山菜ですが、日陰には少し残っていました。
シラネアオイが数株、花を咲かせていました。
ギョウジャニンニク 10日は、天ぷらにかき揚げに大活躍の山菜。
トラフシジミがいました。
オニグモ?もいました。
写真奥左からコゴミ、ユキザサ・ミツバ、
写真手前左からヤチブキ・ノビル・ギョウジャニンニクです。
写真にはありませんが、この季節のオオウバユリの球根の天ぷらは、とってもおいしかったです。
10日のランチ。山菜の天ぷら・イナキビ入りのお米・ナギナタコウジュのお茶・ミツバの味噌汁です。
研究調査の様子もブログにしつつ、食レポ中心になってしまいました。