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2024年12月14日
帯広百年記念館の博物館講座「大地が語る十勝の自然史」
十勝管内大樹町と幕別町忠類の間に「大樹忠類IC」があるのですが、そこから見た日高山脈。天気も良く、山頂に雪が残っている景色が見られました。
なぜ、十勝の話?
12月14日に、日高山脈を越えて、十勝管内帯広市にある帯広百年記念館の博物館講座「大地が語る十勝の自然史」に行ってきましたので、そのレポートです。平成17年から毎年、帯広百年記念館と帯広百年記念館友の会十勝の自然史研究会の共催で、十勝の自然史にかかわる講演会「大地が語る十勝の自然史」を開催されています。19回目です。凄いです。2024年6月25日に「日高山脈襟裳十勝国立公園」に指定されたことで、日高山脈の持つ地質学上の価値についてが今年のテーマとなり、「日高山脈周辺の地質・アポイ岳ジオパークについて」講演しました。内容は、次の4部構成にして、各自の関心ごとにあわせて対応できればと考え、前半講話・後半実験と観察にしました。
(1)様似町ってどんなところ?
(2)日高山脈・かんらん岩の価値、プレート衝突と日高山脈
(3)アポイ岳ジオパークの楽しみ方
(4)実験と観察
質問や感想をたくさんいただきまして大変勉強になりました。そしてとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
ふと気になったのが、アポイ岳ジオパークビジターセンターに勤務していると、昔に登った日高山脈の○○山の山頂の岩石は何だったのか?と質問をいただくことがあります。今回も質問をいただきました。せっかく日高山脈が国立公園になりましたので、登山者も楽しめる地質図を展示できないかと思いました。