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2024年11月26日
アポイカレッジ「海を取り巻く環境変化について 地球温暖化について」に参加しました
11月26日(火)に町立様似図書館で開催された、アポイカレッジ「海を取り巻く環境変化について 地球温暖化について」に参加しました。
海を取り巻く環境変化について、(1)気候変動(地球温暖化)、(2)自然(生態系・生物多様性)、(3)人間活動(持続可能な開発)の3つの面から、状況を伺いました。
(1)気候変動(地球温暖化)について
IPCC気候変動によると、人間が地球温暖化に影響を与えている可能性が非常に高いと言われている。また、日本近海の海水温上昇の影響の実感として、昔はブリといえば長崎だったが、最近は50倍くらい増えた北海道。原因は不明だが鮭の回帰率は最後の沿岸付近で下がる研究成果もある。
「プレス的かく乱(長期的気候変動)」は、海面上昇や酸性化が生じることなど。「パルス的かく乱」は、低気圧が増えることなど。人間活動・生態系への影響をそれぞれ考える必要がある。
(2)自然(生態系・生物多様性)について
生態系と生物多様性の経済学として、自然はタダだと思われているため、「価値を反映するしくみづくり」が求められていて、これは結構進んでいる。もう一つの課題は「可視化」で、これはなかなかできなく、これが進むと投資を呼び込める可能性がある。
(3)人間活動(持続可能な開発)について
最近、持続可能な開発の考え方が追加された。日本の国として、国際社会でのありかたにもよってくるだろう。
(4)水産の持続性
プレス的かく乱については、順応的管理・遺伝的多様性確保の対策の可能性がある。パルス的かく乱については、予測して回避・軽減できる可能性がある。