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2013年08月30日

全道の学芸員さんが必死に?勉強会!!

こんにちは。ジオローです。

8月も残りわずかとなり、早くも秋の足音が聞こえてきそうです。

ここ最近、朝晩めっきり寒さを感じるようになりましたね。

今年は昆布が少ないと噂されていましたが、それが現実となり、

例年9月中頃まで昆布採りをしてますが、今年に限っては8月あ

たまで切り上げた地区や、未だ4回程度しか採っていない地区

など、自然が相手とはいえ漁師さんにとっては状況です。

様似の漁業の基幹産業の一つであります「コンブ」。来年は豊

漁になることを祈っています。

 

さて、雑談はこの辺にして、本題に移りま~す!

8月28日~29日の日程で、北海道博物館境界学芸員部会の

研修会が、ここ様似(アポイ山荘)で開催されましたよ。

開会式.jpg

遠くは道北の稚内、道東の根室、道南の知内などから、各地域

の博物館や資料館、郷土館などで勤めている学芸員さん、約40

名弱が集まり、スキルアップのための勉強会や情報交換をしました。

石拾い.jpg

研修会は2グループに分かれて行い、ジオ美が講師となった「石の

標本箱づくり」は、まず幌満川河口で参考資料を片手に色んな種類

の石を探しました。中には本格的にハンマーで石を割って調べてる

かたもいましたよ(^O^)/

砥石.jpg

その後、それぞれ集めた石をもって場所をジオラボへ移し、実際に

岩石カッターで切断した石をダイヤモンド砥石でゴシゴシ研磨しました。

標本づくり.jpg

もう一方では、拾ってきた石を種類ごとに分け標本箱にしました。

説明.jpg

最後にジオ美がアポイ岳ジオパークで取り組んでいる子どもジオ塾の

内容などを説明し、参加した学芸員さんたちは真剣に耳を傾けていました。

今回の標本箱づくりをした学芸員さんの中には、なかなかおもしろかったと

いう意見や、実際に持ち帰って子どもの事業でやってみようかなという声も

あり、非常に良い研修となったと思います。

先輩学芸員さんに囲まれながら、孤軍奮闘?!したジオ美お疲れさまでした。

                                   【ジオロー】

2013年08月21日

シマ田先生のジオ講座は、なんだかおいしそ~

今年度から、浦河高校で行っている、アポイ岳ジオパーク講座。地域・文化系コースを選択した10数名の2年生が、「日高の自然」を学ぶ中で、アポイ岳ジオパークについても学習しています。

浦高_島田_講義.jpg

昨日行われた、第4回講座の講師は、当ジオパーク認定ガイドで、小学校の理科教諭でもある、シマ田先生。アポイ岳や日高山脈など、生徒たちが住む日高の地形地質について知ってもらおうと、2時限続けての授業を敢行です。

浦高_島田_生物室.jpg

最初の30分は、PPでの講義で、若干舟を漕いでいる生徒もいましたが、そこは現役の先生。何とか生徒たちに興味を抱いてもらおうと、途中から場所を変えての、お手製の実験道具による楽しいジオ実験を開始。

浦高_島田_実験1.jpg

いろいろな実験が用意されたのですが、これは日高山脈の岩石サンプルをルーペで観察し、色や粒の大きなの違いを見て見たり、磁石を使ってどんな石なら吸いつくのか、吸いつかないのかを調べています。

浦高_島田_実験2.jpg

そしてこちらでは、何やら粉を器に入れています。

浦高_島田_実験3.jpg

シマ田先生お手製のアクリルケースに積み重ねたのは、小麦粉やきな粉、ココア粉などの食材。ジオ実験なのに、なにやらケーキをつくっているような…。

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いやいや、これは、粉の積み重なりを地層に見立てた、地殻変動発生器なのです。木型で押すと、ほ~ら逆断層の出来上がり。

浦高_島田_実験5.jpg

こちらは、古い地層と新しい地層が見事にごちゃ混ぜになりました。こういうのを付加体構造って言うのかしら?

浦高_島田_実験6.jpg

また、こちらでもジオ実験というのに、習字?

浦高_島田_実験7.jpg

いえいえこれは、黄土鉱の粉末を溶いたもので、書道をしてみたんです。顔料になる黄土鉱を使って、石の使われ方の一例を知ってもらおうということかしら?

浦高_島田_実験8.jpg

しかし、子どもたちにかかるとこうなります。アンパンマンキャラクターに囲まれているのは、当授業担当教諭のオガ・ミチ先生。本人は登場させませんが、けっこう似てる…。

さて、おいしい楽しい、シマ田先生の授業は再来週もあり、今度はフィールドに出る予定。どんなツアーとなるやら、今からとっても楽しみです。(タク)

2013年08月16日

今さらながらのお礼/様似でプロレス!?

毎日、毎日暑いですねえ~(>_<)

商工観光課(係)において1年の山場ともいえる「アポイの火まつり」が終了しました。

お祭り終了後、気が抜けたのかブログの更新が滞っておりました…。

花火.jpg

会場内のゴミの分別や、花火募金などみなさまにご協力いただき、無事に終えることができました。

ありがとうございました。

来年、更にいい火まつりとなるよう努力したいと思います。

 

プロレスチラシ.jpg

さて、町内で↑のチラシを目にした方もいると思いますが、

今週日曜日、ふれあい広場にて「チャリティープロレスinさまに」が開催されます。

プロレスチケット.jpg

チケットについては町内の武岡石油・日高エアウォーター・吉井自動車工業・

スナック小梅・五十嵐珠算塾で販売しております。

 

屋外なので当日の天気が心配なのですが、今のところ曇/雨の予報。なんとかもってくれればいいのですが…。

なお、選手の所属している「北都プロレス」ホームページでは対戦カードもすでに発表されています。

興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

 

北都プロレス ホームページ

http://sports.geocities.jp/winplaza2000/

 

個人的には、人生初のプロレス観戦!楽しみです。(izm)

2013年08月14日

世界ジオパーク加盟に向けた、国内推薦のための現地審査終了!

8月10日(土)~12日(月)にかけて、日本ジオパーク委員会による現地審査を受けました。何の審査かって?アポイ岳ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟に向けた国内の推薦を得るための審査なんです。

10日(土)午前中に新千歳空港でお迎えした3人の審査員をまずお連れしたのは、アポイ岳地質研究所(ジオラボ・アポイ)。この日は、教育委員会主催のウィークエンドスクールがあり、ジオラボでの石の標本箱づくりが行われていたからです。

現地審査_ジオラボ1.jpg

子どもたちは、岩石カッターで切った標本を研磨剤で一生懸命磨いていました。

現地審査_ジオラボ2.jpg

審査に来たのは、日本ジオパーク委員のTSUKUさん(左から2人目)と洞爺湖有珠山ジオパークのNIREさん(同3人目)。そして、記録員として同行した自然保護助成基金のMOKUさん(左端)の3人。アポイ岳ジオパーク学術顧問のNI~DA先生が10㎝キューブの石を使って比重の違いを披露。

現地審査_役場出迎え.jpg

その後は、様似町役場でアポイ岳ジオパーク推進協のメンバーの出迎えを受けてヒアリング会場へ。翌日以降の現場での審査の前にアポイ岳ジオパークの取組みを審査員にアピールさせていただきました。

そして、その夜は近くの駅前民宿さんにお泊まりいただきました。その様子は、民宿ブログ日本トップクラスのこちらでご確認を…。http://blogs.yahoo.co.jp/ekimaeminsyuku_samaki/archive/2013/08/11

現地審査_エンルム.jpg

さて、翌日はジオサイト巡りです。案内するのは、認定ガイドのMIZUNONさん。前日の曇り空から一変、遠く日高山脈の脊梁・楽古岳も見えました。

現地審査_観音山展望台.jpg

様似の海岸を一望できる観音山展望台からは、ご覧のとおりのコバルトブルー。推進協会長のSAKASHITA町長、望遠鏡で何見てるの~?

現地審査_かんらん岩広場1.jpg

役場前のかんらん岩広場では、遊びに来ていた親子といっしょに、かんらん岩観察。岩石の野外博物館とも言うべきこの広場は、幼児たちの公園でもあるのです。

現地審査_かんらん岩広場2.jpg

5年前の2008年に掲げた、「地域で目指そう世界ジオパークネットワーク加盟!」の看板。様々な準備を重ねてこの日を迎えています。

現地審査_再生実験地.jpg

そして、この日は審査員さんにぜひ、アポイ岳の保全活動を見てもらおうと、アポイ岳の5合目まで登ってもらい、ジオサイトでもある高山植物の再生実験地も見てもらいました。

現地審査_山小屋.jpg

湿度が高く、みんな暑い暑いを連発しながら、5合目山小屋で昼食。本当であれば、もう少し登っていただき太平洋と日高山脈のパノラマを満喫してもらいたかったのですが、日程上がまん。でも、晴れていたので頂上fだけはお見せすることができました。

現地審査_ビジター.jpg

下山後は、この春にアポイ岳ジオパークの中核施設としてオープンしたビジターセンターを見学。同じく認定ガイドのKOBAさんが案内してくれました。

現地審査_円館納屋.jpg

午後からは、日高昆布の上浜・日高耶馬渓でENDATEとーさんの昆布小屋で日高昆布をご紹介。

現地審査_円館裏工事.jpg

ところで、関係ない話ですが、そのENDATEとーさんの納屋の裏では、こんな防災工事が行われていました。絵的に面白いのでご紹介。防災工事とはいえ、またここの海食崖風景が覆われてしまうのがサビシイです。

現地審査_オリビン.jpg

そして、かんらん岩の採石場では、採掘業者の東邦オリビン工業から、終掘後の緑化復元の取組みなどを紹介してもらいました。

現地審査_郷土館.jpg

そして、最終日は施設や店舗めぐり。最初に郷土館で国の重要文化財にも指定されている等澍院古文書やアイヌの生活用具などをご覧いただき…。

現地審査_花蘂.jpg

町内の店舗でのジオパーク宣伝などを見てもらいました。海産物直売所の花蘂水産では、社長からいつもの真ツブレクチャーもしてもらいました。「様似の真ツブが一番でかいんだ!」

現地審査_三升漬.jpg

その花蘂さんの新商品・本真ツブ三升漬もご紹介。商品ラベルにジオパークを使っていることもしっかりアピールさせていただきました。ところで、この三升漬、皆さんはもうご賞味されました?酒の肴にはサイコーですよ。

現地審査_観光案内所.jpg

最後の観光案内所では、掲示している親子岩の写真を見た審査員さんから、海水域の変動やそれによってできたノッチ(くぼみ)について逆レクチャーもいただきました。

現地審査_講評.jpg

予定の全てを見ていただいたあとは、再度役場にて講評をいただきました。かなり整備が進んでいるとの評価もいただきましたが、一方で課題もいくつかいただきました。出された課題については、推進協で再度協議のうえ報告する予定ですが、いずれにしても9月下旬に東京で行われる日本ジオパーク委員会で、アポイ岳の推薦可否が決まる予定です。

ところで、ワタクシの時間配分の誤りで、この後の記者会見、昼食と、いずれも大慌てで済ませて空港へ。審査員さん方には忙しい思いをさせてしまいましたが、何とか飛行機出発の30分前に新千歳空港に送り届けることができました。無理な行程で、大変だったことと思います。TSUKUさん、NIREさん、MOKUさん、スミマセンでした。(タク)

2013年08月13日

アポイ岳ジオパークビジターセンター入館者1万人突破したよ!

暑中見舞い申し上げます。ジオローです。

今日は8月13日お盆です。

いつもは静かな街中も、この時期になると、お墓参りに帰省

するかたやキャンプをする家族連れで賑わっていますよ。

キャンプ場.jpg

そんな中、4月13日にリニューアルしたアポイ岳ジオ

パークビジターセンターがオープン以来、8月12日

現在で入館者1万人まで残り21名となり、8月13

日を迎えました。

ビジター.jpg

そして、本日9時に開館して待つこと1時間弱…。

お二人のご婦人さんが入館し、めでたく入館者1万人

を突破しました!

1万人目に輝いたのは、札幌市在住の澤井さん(右)

です。

お墓参りのため帰省していたそうです。

くす玉.jpg

入館者1万人突破を記念し、町長をはじめ、カンランくん、

アポイちゃんなどが見守る中、くす玉を割ってもらい、

町長から澤井さんに記念品が手渡されました。

記念品の中は、アポイ山荘ペア宿泊券をはじめ、日高

昆布や昆布醤油、アポイ米など数々の品がぎっしり!

記念品.jpg

また、世界に一つだけのアポカン記念バッジも贈呈!

缶バッジ.jpg

4月13日にオープンしてから、ちょうど4か月目での

入館者1万人突破。

1か月平均2500人が、このアポイ岳ジオパークビジ

ターセンターを訪れた計算になります。

たくさんのかたが、この施設に感心を持って来られた

結果だと思います。

これからも町内のみならず、町外からも多くのかたが、

アポイ岳ジオパークの拠点でありますビジターセンター

を利活用していただき、ジオパークをはじめ様似のこと

を知るとともに愛着や郷土愛をもっていただければ幸い

です。

ポロシャツ.jpg

ついでに勝手ではありますが、宣伝させていただきます!

このたび、アポイ岳ジオパークポロシャツを販売しました。

色はカンランくんイメージカラーのグリーンと、アポイちゃん

イメージカラーのピンクの2種類となっています。

(1着~2000円)

販売は町内のハヤサカ、役場商工観光課、ビジターセン

ター(予定)、観光案内所(予定)です。

現在、在庫が残りわずかなため、サイズによっては予約

という形になりますのでご注意ください。

ぜひ、多くのかたに購入・着用していただき、ジオパーク

の輪を広げてほしいですね!(^^)!

 

※早速、ジオローはピンクのポロシャツを着用しましたが、

 周りの反応は……ビミョーーーでした(泣)

                           【ジオロー】

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