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2024年07月01日
アポイ岳ジオパークビジターセンターの新しいミニ展示物の紹介
アポイ岳ジオパークビジターセンターでは、新しいミニ展示物を設置しましたので紹介します。
(1)映像「様似のアイヌ文化」
古式舞踊に、料理に、貴重な様似町のアイヌ文化の新しい映像ができました。当センターでも上映しておりますので、ぜひゆっくりとご覧ください。
なお、昨年度3月の様似町生活館活動推進事業の講演会「様似のアイヌ語と伝承」で中川先生から紹介のあった次のサイト「公益財団法人アイヌ民族文化財団」からも、様々な動画をご覧いただけます。https://www.ff-ainu.or.jp/web/learn/language/movie/details/post_62.html
(2)町立様似図書館が選んだ図書
昨年から設置しています。2か月に1回、展示書籍が入れ替わります。雨の日に来館されたかた、キャンプ場にゆっくり滞在されているかた、登山者を待っているかた、子供さんには絵本を中心に、ご利用いただいております。
(3)展示物「日高山脈の楽しみ方」
日高山脈の「景色・関連施設・登山情報」を紹介するコーナーを設置しました。
また、館内の展示物は日高山脈襟裳国定公園の標記を、日高山脈襟裳十勝国立公園に更新しています。国定公園から国立公園へのエリア変更では、地図の修正が結構大変でした・・・
(4)災害の記録
令和5年10月に様似町で豪雨災害がありました。アポイ岳ジオパークビジターセンターも、直後に調査し、崩壊した崖の岩石標本の採取、また写真を中心に災害の様子を記録しました。その中から、一部をワンコーナーとして展示しています。
(5)かつてのプレート境界の岩石標本
北米プレートとユーラシアプレートの違いが、野外では見分けにくいと思っていました。そこで、岩石の色の違いからも見分けられるように、研磨岩石標本をつくってみました。ぜひ見比べてみてください。
(6)番傘の紹介
2月にカン×カン講座「番傘のかざりつくり」を開催したところ、ありがたいことに参加者以外のかたからも反響がありました。いつでも日本の和傘「番傘」に触れられるように展示物を設置しました。
2024年06月25日
【6/25(火)】様似小学校5年生が総合学習で岩石を学びました
6月25日(火)に様似小学校5年生20名が、エンルム岬とアポイ岳ジオパークビジターセンターで、ジオパークや岩石について学習しました。エンルム岬では景色を見ながら、景色の違いと地質の違いを確かめました。ビジターセンターでは、石といっても色々な種類があるということを知るために、道具をいろいろと使って実験(硬さ・重さ・化学的性質など)しました。今後は「子どもたちにも親しめる ジオパークや岩石についてのチームポスター」を作るそうです。ビジターセンターで掲示させていただけるようです!
2024年06月21日
イオン同友店会による「クリーン活動&北海道遺産視察」
6月21日(金)にイオン同友店会による「クリーン活動&北海道遺産視察」が様似町で行われ、札幌と帯広から40名が来られました。
エンルム海岸の清掃のあとに、アポイ岳ジオパークビジターセンター見学、アポイつぶ玉丼で昼食、サイト見学(大正トンネル、プレート境界)、等澍院(とうじゅいん)、エンルム岬、様似観光案内所を見学されました。
ビジターセンターでは、等澍院とエンルム岬、海産物の話をメインにしました。
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<海産物>
7年ほど前に様似町の鮭がイオンのテレビCMに出ていたと思います。
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マツモ・フノリ・昆布などの海藻の話を中心にお話をしました。
<等澍院とエンルム岬>
「北海道遺産」とは、次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたものです。2018年に蝦夷三官寺(えぞさんかんじ)が選ばれました。
蝦夷三官寺とは、江戸幕府が1804年に現在の伊達市・様似町・厚岸町に建立した3つの寺院の総称です。様似町にあるのは「等澍院(天台宗)」。
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現代は車・飛行機がありますが、江戸時代は船の時代です。陸繋島のエンルム岬が天然の港で、多くの人々が往来しました。付近には等澍院、会所や造船所などもつくられ、様似町が開けていきました。
2024年05月29日
初夏のアポイ岳の様子
5月29日(水)、とある企画でアポイ岳に行ってきました。
ギリギリでしたが、今年もアポイクワガタを目にすることができました。
チシマキンレイカ
アポイアズマギクとアポイゼキショウ
ヒロハヘビノボラズ
とある企画については、のちほどお知らせします。お楽しみに。



