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2011年05月03日
アポイ岳情報02:5/3
みなさん、GWいかがお過ごしですか?
こちら様似では最初の3連休はイマイチ天気に恵まれませんでしたが、2回目の3連休初日の今日は絶好のアウトドア日和。
という訳で、登ってきましたアポイ岳。

同行者は、前回もご一緒したT学芸員、本ブログでおなじみのタク兄い。そして卒業研究のため先月から様似に長期滞在している弘前大学の女子学生2人も、思い出つくりのため参戦です。
前回の登山時(アポイ岳情報01をご覧ください)から2週間ちょっとしか経過していませんが、開花している花の種類はぐっと増えていました。細かい説明は省き、写真で紹介していきましょう。

前回も咲いていたショウジョウバカマ。見られる範囲が広がっていました。

こちらも前回に引き続きヒメイチゲ。登山口から8合目付近までの間、いたるところに咲いていました。

フイリミヤマスミレもぽちぽちと。

エゾムラサキツツジもわずかに見られました。

5合目と6合目の間にはわずかにキジムシロも。

そして出ました、当アポイ岳ジオパークのキャラクター「アポイちゃん」のモチーフでもあるサマニユキワリ。5合目の上で、1株だけ咲いていました。

こちらはアポイタチツボスミレ。フイリミヤマスミレと似ていますが、葉が違うので分かります。
ところで、結構お問い合わせの多い登山道上の雪の状況ですが、今日の時点ではすべて消えていました。前回のアポイ岳情報01では、8合目付近から上にはまだ雪が残っていましたが、今日は下の写真のとおりです。


無事頂上について記念撮影。写真からは分かりませんが、それまでは登っていると暑いくらいだったのに、頂上付近だけはかなり風が強く結構冷えました。みなさんも登山の際は、ウィンドブレーカーなどをザックに忍ばせておくことをお勧めします。
さて、写真中央の女子学生2人はもうじき様似を離れ、弘前に戻ります。2人とも東北で、それぞれ小学校と中学校の教師を目指すとのことですが、いつか修学旅行などで子どもたちを連れてアポイに戻ってきてくれれば嬉しいですね。おじさんたちは待ってるぞ!
(krmd)
2011年05月02日
ゲージツに触れてみるのもいかが?
人によっては最大10連休もあるという今年のGW。そんな楽しい黄金週間なのに、何の予定もないワタクシですが、昨日所用で札幌まで出向くことがあり、その途中ある場所に寄ってきました。
それは、新冠町の「太陽の森 ディマジオ幻想美術館」。
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数年前に廃校となった新冠町立太陽小学校の建物をネットオークションにかけたところ、フランスの幻想画家、ジェラール・ディマシオの美術館として利用されることになったというのが、結構話題にもなりました。
玄関に向かうと、雨が降っているというのに、ベンチで寝転んでいる人が…。
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館内には、所狭しとディマジオ作品が飾られているのですが、以前は児童らが集っていただろうホールもこのとおり…。
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そして極めつけは、体育館のスペース全部を使った世界最大の油彩画。正直、絵はよく分からない世界でしたが、この大きさには圧倒されるとともに、校舎がこんな使われ方をしていることに感動しました。
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この旧太陽小学校。校舎内は天井も壁も床もすべて木目で覆われていて、温かさを感じさせます。外観もおしゃれで、まさに日高山脈の麓にはぴったりといった感じでした。
現在、様似小学校においても改築計画が進んでいますが、ぜひ50年100年後にも評価してもらえるような校舎になったらイイナと思います。
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ところで、我が様似町にもささやかながらゲージツに触れることのできる空間があります。それは役場横にデンと構える中央公民館。館内の壁には、片岡球子や上野山清貢、菊川多賀など主に北海道にゆかりのある画家の絵がたくさん飾られているのです。
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普段は何気なく見過ごしがちですが、見る人が見れば「う~ん」と唸る作品もあるそうですよ。そんな視点で一度公民館を歩いてみてはいかがですか。(タク)
2011年04月30日
さまにとえりものGWはオレンジ一色
GWに何の予定もないワタクシですが、昨夜家族でウニ丼食べてきました。どこに行こうか迷ったのですが、ウニ丼まつりの初日は弁慶さんで味わったのと、ウニよりも麺類でいいと言う親孝行の息子のことを考え、アポイ山荘に…。
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心していただいた娘は、「おいし~。」と言っておりましたヨ。私はビールとつまみでしたケド…。
さて、一夜明けて今日、第1回えりもうにまつりを見に(偵察に)行ってきました。11時販売開始で10時頃には着いたのですが、その時はもうこの状態…。
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昨年、様似で初めて行ったウニの格安販売イベント。今年の様似は、津波の影響などで開催できませんでしたが、えりものこの盛況を見るにつけ、やはりウニパワーは凄いと実感します。
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人手に圧倒されたワタクシたち。気分転換に、今晩のおかずをと、えりも岬近くのえりも短角牛販売店「守人(まぶりっと)」まで足を延ばしてきました。
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今晩はすき焼きか?と店内に入ると、真ん中に「アポイ米」が紹介されていました。アポイ米は、農薬を極力抑えた様似の特別栽培米。やっぱりウマい肉には、ウマい米ですか?
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岬近くの守人の周りは、海岸段丘が広がる一面の放牧地。はるか山の上には航空自衛隊のレーダー基地が見え、天気が良くて気持ちよかったです。
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帰り道、早稲田大学の地学巡検サイトにもなっている、歌露の礫岩に寄り道。礫が引き伸ばされたような外観が特徴的だそうです。
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お昼ごろには様似に戻ってきましたが、えりものウニまつりから人が流れているかなと思い、花蘂水産に寄ってみると案の定、お客さんがいっぱい。
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4月23日~5月31日の期間で行っているウニ丼の格安提供「第2回さまにウニ丼まつり」は、この花蘂さんを含めて町内5店舗で実施中。どこのお店も順番待ちの状態だったようです。
お店の方はてんやわんやですが、この流れGW中は続きそうです。(タク)
2011年04月29日
いよいよGW突入ですね。みなさんのご予定は...
いよいよゴールデンウィークに突入ですが、JR日高本線終着の様似駅はどんな様子かしら?
駅舎には、町営の観光案内所があって、昨日あたりから観光客もちらほら目につくようになってきました。今日の担当はYさんです。
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JRの乗客は、出発まで近くを散策に行ったらしく、所内は静かでしたが、Yさんと新しくできた観光パンフの出来栄えについて「あ~だ、こ~だ」と歓談。いろんなパンフや本が紹介されていますが、その中に…。
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現在開催中の「第2回ウニ丼まつり」のチラシもありました。5月31日まで町内5店舗で、100g以上のエゾバフンウニを使ったウニ丼が2200円で味わえるという企画ですが、Yさんによると、観光客の問い合わせもかなりのものとのこと。
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ホームに出てみると、おなじみのキハ40の優駿浪漫号が出発を待っていました。アポイ岳を背にする浪漫号の絵はなかなかなのですが、今日はあいにく雲でアポイは望めません。
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なにせ様似駅は、苫小牧発JR日高本線(146.5㎞)の終着駅。鉄路のむこうの建物は実は、お巡りさんの駐在所なんです。
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苫小牧から海岸線を一直線に続くこの鉄路は、東に進むにつれ、日高山脈のすそ野が狭まり、やがて様似でその支脈・アポイ岳に阻まれて終点となるのです。
様似もいよいよ観光シーズン到来。アポイ岳の花たちもこれからが見ごろとなります。時間にゆとりがあれば、のんびりと列車の旅もいいですヨ。
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駅近くの広場では、サッカー少年団の子どもたちの元気な声が響いていました。(タク)
2011年04月27日
観音山情報02:4/27
観音山の花情報の2回目、昨日4/27の状況をお知らせします。
このように、エゾエンゴサクがまさに満開を迎えていました。

前回の今年最初の情報(4/7の当ブログ)で開花を報告した他の2種、キバナノアマナとアズマイチゲはほとんど見られませんでした。前回のブログで、「まるでリレーのよう」とお伝えしましたが、彼らは本当にあっと言う間に走り抜けていってしまったようです。
わずかに残ったアズマイチゲの様子はと言うと・・・

まるで、ひざに手をつき肩で呼吸をする、全力で走り終わったランナーの姿そのもの。
同じように、花たちを擬人化して下の写真にもキャプションをつけてみました。

ぐったりするアズマイチゲ選手の前を、颯爽と走り抜けるエゾエンゴサク選手

疲れ切ったアズマイチゲ選手の横で、スタート(開花)に備え入念に準備運動をする次のランナー、カタクリ選手
というように、もうしばらくすると、主役がエゾエンゴサクからカタクリに変わりそうな様子でした。
ここでイベントの再告知です。
様似町では、北海学園大学教授(北海道自然保護協会会長)の佐藤謙先生を講師に迎え、観音山の春植物やアポイ岳の高山植物の観察会及び札幌発着のツアーを実施予定です。日程は5/14(土)~5/15(日)です。詳細をお知りになりたい方は、電話(0146-36-2120)又は当webサイトの問い合わせフォーム http://www.apoi-geopark.jp/contact/index.html より、様似町役場商工観光課までお問い合わせください。
(krmd)

























