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2011年05月11日
観音山情報03:5/10
「カタクリが満開だぞ。」
昨日、T学芸員に教えられ、あわてて観音山へ。
前回(4/27)はまだほとんどつぼみだったカタクリが、まさに花盛りを迎えていました。

お約束の親子岩を望むアングルで。

前回の主役だったエゾエンゴサクは、まだ残ってはいるものの、もうほとんど終盤です。
今回初めて開花が確認されたのは・・・

名前のとおり大きな白い花が目立つオバナノエンレイソウと・・・

ニリンソウでした。
ところで、観音山公園の奥の方へ行ってみると、カタクリに異変が・・・

こんな風に、花の部分だけがなくなっていたり・・・

根元付近からなくなっていたりとさまざまです。こんなのがあちこちに見られます。
犯人は、

こんな足跡を残し、

こんな落し物をしていったやつです。
そうです。シカがカタクリを食べていたのです。
ところで、上の写真をみて「シカの糞じゃないよ!」と思われる方もいるのでは?
シカの糞というと、

こんな風にコロコロしているのが普通だし、ほとんどの人がこんな糞しか見たことがないかもしれません。
でも、上の写真のボテッとしたのも間違いなくシカの糞なのです。これは「夏糞(なつふん)」と呼ばれるもので、主に春から夏の間に、水分を多く含む植物を食べたときに出す糞なのです。良く見ると、糞は一つのかたまりではなくて、扁平につぶれた粒がくっついているのが分かりますよね。ときどき、こんな固まったシカの糞を見た人が、クマの糞と勘違いして騒ぎになることもあるようです。
観音山では数年前からシカが頻繁に目撃されるようになっていて、こうした採食による植物への影響も心配されているところです。植物たちにどの程度の影響を及ぼしているのか、なるべく早くきちんと調べる必要がありますね。
(krmd)
2011年05月10日
アポイの花の再生はいかに?
アポイ岳の5合目付近で行っている、高山植物の再生実験。今年も実験地での作業と取組みを行っている「アポイ岳再生委員会(会長・渡辺定元元東大教授)」の23年度総会がありました。
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アポイ岳の高山植物群落は、国の特別天然記念物に指定されているのですが、盗掘と地球温暖化で急激にその数を減らしています。何とか、人の手でかつてのお花畑を復活できないかと、地元町民や研究者がタッグを組んでがんばっています。
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そもそも高山植物は、他の植物が生きていけない寒い場所に生育するものですが、温暖化でアポイのガレ場が笹やハイマツに覆われ、小さな花たちが顔を出すことができなくなっています。特別天然記念物の指定区域である中腹以高は草木を除去することはできないため、規制のかからない5合目下に笹などを刈り込んだ人工的なガレ場をつくり、そこで培養した苗を植えるなどして、人の手での花の再生が可能かどうかの実験を行っているのです。
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この日はあいにくの風雨でしたが、静岡大学の増沢武弘教授らが育てたエゾコウゾリナとサマニユキワリの苗を植え、周辺の笹刈りを行いました。
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夜には、再生委員会の総会が行われ、自然再生推進法に基づく再生活動を進めていくことや、増沢先生の提案で秋に採取した種を冬の間、地元町民が自宅で育苗することも取り組むこととなりました。
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総会後の懇親会には、いつもながら地物食材がズラ~っと。ファンクラブKさんの山菜、もはやプロの域に達しているTさんの手打ちそば、地元ハンターYさんのエゾシカ肉などなど…。
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再生委員会の名前の頭には、「カムバック1952」の冠がついていますが、特別天然記念物に指定された1952年の頃のアポイ岳の姿を夢見る人々が今年もがんばっています。(タク)
2011年05月08日
ゴールデン・ウィーク最後の日
今年のゴールデン・ウィークは天気に恵まれませんでした。なかなか晴れが続かず、晴れても風が強く、
お弁当を持ってどこかへお出かけ!という気分にはなりにくい連休でした。思い起こせば昨年の5月1日、
晴天の中で第1回ウニまつりを実施したのがなつかしい。しかし、天気に文句を言っても仕方のないこと…。
そのゴールデン・ウィークの最終日。今日も曇り空でサクッとしない天気でしたが、スポーツセンターでは女
性たちの熱い戦いが繰り広げられました。
「第36回日高家庭婦人バレーボール連盟春季親善大会」に管内各町から9チームが参加し、バレーボール
を通じ親睦を深めました。様似町からは様似はまなすが出場し、地元ファンからの声援をうけていました。
一方、ソビラ荘には演歌歌手の平山さゆりさんが慰問に訪れ、ミニミニコンサートを開きました。
平山さんは3年ほど前にアポイの火まつりに出演したほか、最近では今年1月の交通安全住民大会でも曲を
披露しています。今日も様似町のご当地ソング「様似有情」を熱唱、入所者からのアンコールに応えました。
(前列に座る入所者と言葉や握手を交わし、ねぎらいの言葉をかける平山さん)
「母の日」の今日、約1時間のコンサートの最後に入所者と一緒に「北国の春」を歌い、入所者の代表へ花束を
プレゼントして幕を閉じました。 (302)
2011年05月06日
北上中の桜前線、様似まではあとわずか...
北海道の松前や函館が見ごろとなっている桜前線。例年5月中旬が盛りとなる様似はまだまだつぼみの状態です。日高の桜と言えば、何と言っても新ひだか町静内の二十間道路が有名ですが、おとなりの浦河町では西舎の桜並木、えりも町では庶野公園なども知られています。
さて、我が様似町となれば…。様似ダムかな~ということで、ちょっと様子を見てきました。
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様似ダム下には、町営のキャンプ場が整備されていて、園内は数十本のエゾヤマザクラが植えられています。
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今年は寒いせいか、まだ1本も開花しておらず、つぼみ状態でしたが、週明けぐらいから咲き始めそうです。
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ただ、ダムより1kmほど下流の岡二橋のたもとにあるKさん宅近くの桜は見事に咲いていました。場所によって微妙に温かさが違うのかしら…。
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帰り道、海岸近くの観音山はまだまだだろうと思いつつ寄ってみると、頭の上じゃなくて、足元が満開となっていました。山全体がカタクリとエゾエンゴサクでいっぱい…。当ブログでもkrmdさんが紹介していますが、エゾエンゴサク、アズマイチゲ、キバナノアマナと続き、今はカタクリが主役に躍り出てきたところでしょうか。
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花リレーのアンカー、オオバナノエンレイソウの登場はもう少し後…。しかし、この下に暮らすワタクシ、恥ずかしながらこのリレーをきちんと観たことがないのです
(タク)
2011年05月04日
札幌から臨時列車


5月1日から7日までのゴールデンウイーク期間中、札幌からのJR臨時列車が毎日1便運航されています。
昨年まではファイターズ列車としてペイントされた車両でしたが、今年は普通の列車? でも、3両編成!
折り返しとなる様似駅には、午後1時39分に到着し2時36分に発車となるため、1時間ほどしかありませんが、途中下車せず様似まで来るお客さんのために、観光協会の皆さんが駅の観光案内所前でお土産や特産品販売、様似のPRをやっています。


今年のGWは天候不順で、1日は小雨で、2日は雨と強風であえなく中止、3日は晴れましたが風が強くテントも飛ばされそう! 今日も小雨・・・
後半に期待しましょう。
日によって降りられる人数は違いますが、売り子さんの巧みな会話もあって、売上げもそこそこ、様似のPRにも大いに貢献しています。

発車の際には、売り子さん総出で「ありがとうございます」「また来てください・・・今度はお泊りで・・・」 (horoman)














