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2011年08月11日

夏休みまっただ中で、お盆も近づき...

連日38度の猛暑が続く関東や関西の人たちが聞けば、「なに言ってんだ~」と言われるかもしれませんが、様似でも「暑いね~」が挨拶の日々。25度ぐらいですケド…。

そんななか、JR日高本線の始発(終着)駅の様似駅内にある観光案内所で、様似のお土産品が販売されることになりました。これまで、様似では特産品などをまとめて販売する場所がなく、観光客はもちろん、地元の人間も不自由を感じていましたが、これが問題解決の一歩になればいいなぁ。

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緒についたばかりで、品物もまだまだ少ないですが、これから徐々に増えていくことでしょう。とりあえず、何が置いてあるかな~。やっぱりジオ関係で、カンくん・アポちゃんストラップですか。

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次は、この間グッチさんにも紹介してもらった、「尻餅」。様似が日高本線のドン尻であることから名付けられた迷菓です。

観光案内所お土産3.jpg

もちろん、この辺り特産の日高昆布などの海産物も置いてあります。

観光案内所お土産4.jpg

地元の皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

さて、今日から14日(日)まで、様似町中央公民館では「ふるさと写真展」が開催されています。まちの歴史研究グループ・様似会所の会(佐々木猛会長)と教育委員会が共催しているもので、なつかしい写真が飾られています。

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来年が様似町の町制施行60周年となることから、会所の会では記念の写真集を発刊しようと考えていて、そのたための写真提供を町民に促すきっかけとして行っているもの。

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会場には、明治~昭和前期にかけてのなつかしい写真が飾られ、会所の会メンバーも常駐しています。「ウチにこんな写真あるよ~」と、ぜひアルバム片手にお越しください。もちろん、手ぶらでも大歓迎です。

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ところ変わって、こちらは親子岩ふれ愛ビーチ。夏休み・お盆休みとあってキャンパーがけっこう集まっていました。

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このビーチはお盆前後にものすごい混雑となるのですが、今日はまだハシリといったところでしょうか。

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今日の暑さなら、サイコ~の海水浴日和。子どもたちが歓声をあげていました。

ふれ愛ビーチ・親子岩.jpg

眼前には、アイヌの伝説も残る「親子岩」ふれ愛ビーチ。すぐ目の前で海を楽しめるキャンプ場として人気のスポットです。ご利用の際は、近くのコンビニ・工藤商店のツブめしやタコマンマのかまぼこもご賞味あれ。(タク)

2011年08月10日

断層のはぎとり標本にチャレンジ

アポイ岳ジオパークのジオサイトのひとつに、「日高主衝上断層」というかつての北米・ユーラシアプレートの衝突現場を見ることのできる露頭があります。日高山脈の西方を約140㎞にわたって続く大断層ですが、実際に見ることのできる場所は他にほとんどなく、アポイのかんらん岩を語るうえでも大変貴重なジオサイトです。

場所は、冬島トンネル東口の国道沿いの崖。衝突現場だけあって、破砕帯となっていて非常にもろく、本来ならフリーフレームで覆われるところを、北海道開発局さんのご配慮で残していただいています。

ここの露頭の表面をはぎ取って保存展示できないかと、今日、S小学校のS先生とT学芸員、ワタクシで試験してきました。まずは、断層面まで崖をよじ登って…。

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はぎとる場所を、ハンマーではつって平らにします。上の黒い層が蛇紋岩で日高変成帯の主帯、下の緑っぽい層が変はんれい岩で日高変成帯の西帯にあたります。

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はぎとる場所が整ったら、特殊な溶剤を水で薄めます。溶剤と水の割合は決まっていますが、実際はその時の温度や露頭状況によって微妙に調整しなければならず、けっこう難しかったです。

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はぎとるところにガーゼを置いて、それに溶剤を刷毛で塗ります。モタモタしていると溶剤が固まってしまうので、慎重ながらも急いでの作業です。

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10分ほど待って固まったのを確認し、慎重にガーゼを剥がすと、浸透して固まった溶剤が露頭の表面をはぎとってくれるという寸法。かなりまだらになりましたが、「本格実施」の目途はついたと思っています。


衝上断層はぎとり5.jpg

現在、アポイ岳の麓にあるビジターセンターを、アポイ岳ジオパークのビジターセンターとして全面的にリニューアルすべく作業を進めていますが、このなかでここの断層のはぎとり標本も展示できたらと考えています。

それは、このジオサイトが国道沿いの崖でゆっくりと観察できる環境にないこと、破砕帯のため露頭の保全が懸念されることから、室内で展示することによってその難点を補えたらと考えるからです。

アポイ岳ジオパークは、2つのプレートの衝突というイベントによって現れたアポイのかんらん岩にスポットを当てていますので、ここはその意味では象徴的な場所。なんとか保全できる方法を見出していきたいところです。(タク)

2011年08月08日

天候に恵まれ今年も大盛況の火まつりでした

今日、火まつりの撤収作業を行ってきましたが、昨日の本祭りは天候にも恵まれ盛り上がりました。前夜祭では、「カンランくんとアポイちゃんはいないの?」と尋ねられたアノ2人も会場に姿を現しましたヨ。

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リボンナポリン100周年を記念して行っている北海道各地のキャラクターとのコラボのため、リボンちゃんも祭りに参加してくれました。その愛らしさはアポイちゃんを凌ぐほどの人気ぶり。

ところで、カンランくんはというと…。

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勇壮なアポイ太鼓の演奏に加わっていました。彼の趣味がアポイ太鼓と山登りだってみなさん知ってました?アポカンのプロフィールはhttp://www.apoi-geopark.jp/contents/mascot/index.html を見てね。

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この3人、今年初めての試みとして行った、「ジオパーク○×クイズ」にも登場。クイズを通じてアポイ岳ジオパークを知ってもらおうと、ウチのKrmdさんがプロデュース。

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優勝者にはアポイ山荘のペア宿泊券、2等は海産物セット、3等は町内の飲食店のお食事券など、豪華景品をゲットすべく、たくさんのお客さんが参加してくれました。

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夜になってどんどんお客さんも増え始め、少々霧がかかっていましたが、熱気ムンムン。

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歌謡ステージの、キムヨンジャさんやみのや雅彦さんには大きな歓声がかけられていましたヨ。

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来年の第42回アポイの火まつりは、町制施行60周年という記念の年でもあるので、例年以上のスケールになるとのウワサも…。担当する302さんも大変だと思いますが、がんばりましょう。

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会場入口に並べられた、夢灯りの会のキャンドル。ワタクシのコンパクトデジカメでは撮りきれなかったので、HoromanさんのD300Sの写真を使わせてもらいました。祭りの雰囲気に花を添えてくれたU会長さんありがとうございました。(タク)

2011年08月07日

火まつり初日はまずまずの盛り上がり、さて今日は...

様似最大のイベント、第41回アポイの火まつりが昨日開催しました。絶好の天気に恵まれ、前夜祭としてはまずまずの盛り上がりだったのではないでしょうか。

ワタクシたちも朝から会場に張り付いて、最終準備…。

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様似経済同友会もみなさんも総出で客席づくりです。この日はとても暑く、みなさん汗を噴き出しての作業です。あ~泡ほしい!

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初日のこの日は、午後3時半からイベントスタート。会場もそれなりに人が集まってきました。

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日が暮れてからは、人もどっと集まってきました。会場までの道路沿いには、様似夢灯りの会のみなさんによってキャンドルが設置されて、いい雰囲気です。

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会場では、地元のアマチュアバンド・CHI-BOH KING BANDのステージに大盛り上がり。

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毎年出場してくれている人気バンドだけあって、ステージ前でたくさんの若者が応援して、この日の最高潮となりました。

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そして、会場には町内を練り歩いてきたねぶたが、アポイ太鼓に先導されて到着。子どもたちも長い距離を一生懸命引っ張ってきたのです。

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さて、今日はいよいよ本祭。なんといっても、今日のメインはキムヨンジャさんやみのや雅彦さんらの歌謡ステージ。会場に入りきれないくらいのお客さんを期待しつつ、これから準備に向かいます。午後には、豪華景品が当たるジオパーク○×クイズもあるヨ。アノ2人ももちろん登場します、暑いけど。(タク)

2011年08月05日

いや~、様似って見るトコ沢山あるね~(ジオ塾生談)

アポイ岳ジオパークのジオとエコとヒトを学び楽しむ連続講座「ふるさとジオ塾」。皆さん知ってます?月1回ペースでやっていますが、この間の日曜日に行った今年のバスツアー第1弾をご紹介…。

今回のテーマは、地形と歴史。元様似郷土館職員のHじっちゃんにガイドしてもらい、ジオパーク内(町内)の歴史スポットを巡りました。まず、最初に行ったのが、西町生活館横のホタフンペ。

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お椀を伏せたような小さな丘ですが、アイヌがつくった砂鯨の伝説が残されています。ただし、実際は人がつくったものではなく、ひん岩という安山岩質の岩脈が冷えて固まってできた丘です。近くにある親子岩やエンルム岬、観音山も同じプロセスでできたと考えられています。

次に向かったのは、このホタフンペに関連する観音山。

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観音山は様似の港を見下ろす標高101mの山。蝦夷三官寺・等澍院が西国33ヵ所にならって置いた観音様の石像があることから名づけられました。写真は、山上入口に鎮座する、カシワのご神木。樹齢400年以上で北海道の名木にも指定されています。道路にせり出した枝が折れそうなので、こんなつっかい棒をしているのです。

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山上の北側には、アイヌの砦(チャシ)があったことを記念する碑が建てられています。昭和53年にウタリ協会様似支部が建立した「カムイチャシ記念碑」です。碑の下部には、「ホタフンベユーカル」とも刻まれていますが、これは「砂のクジラのお話」という意味です。「砂のクジラ」、つまり先ほどのホタフンペに関する伝説です。エンルム岬に陣取ったトカチアイヌとの戦のこう着状態を打開するため、サマニアイヌが観音山の西に一夜にして砂のクジラをつくったというお話。アイヌにとってクジラは海の神様。クジラには弓を引けないとトカチアイヌが和睦を申し出たとか…。

「本当に、砦なんかあったの?」と思われるあなた。記念碑よりさらに数十m奥に行くと、まさに石垣のようなチャシ跡もあるんですよ。ただし、科学的論証はありませんので、歴史ロマンの目で見てくださいネ。

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観音山の展望台からは、海に浮かぶ岩山を利用してつくられた様似の港が一望できます。眼下の岩山は、観音山とホタフンペとおなじ「ひん岩」でできたもの。展望台から眺めると、左からエンルム岬-ソビラ岩-親子岩-ローソク岩-塩釜トンネルとほぼ一直線に並んでいることが分かります。この並びは、これらの岩山がマグマが貫入してできた岩脈であることを指し示しているのです。

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「いや~、様似ってこんなにいい所いっぱいあるのに、なんで観光地じゃないんだ!」とは塾生のSさんの言。様似を愛してくれているコメントですよネ。

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さて、一行が次に向かったのは、山下にある等澍院(とうじゅいん)。今から200年以上前の1806年に、江戸幕府が蝦夷地に建立した3つの官寺のうちのひとつです。

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現在の等澍院は4度目の(正確には5度目と言うべきか)移転で建てられたもので、創建当時の面影を見ることはできませんが、本堂前に置かれた供養塔の前で歴代住職の功績の説明を受けました。

そして最後に訪れたのは、断崖絶壁の海岸線・日高耶馬渓。地質的には、アポイ岳のかんらん岩とともに日高山脈の一部であり、その南端ともいえる場所です。

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海鵜のフンで白くなっているのは、幌満川河口近くの鵜の鳥岩。幕末の探検家・近藤重蔵が「李白岩」と呼んだ美岩です。この崖の上に、北海道最初の国道ともいえる「様似山道」が通っています。「最初の国道」とは、様似山道が当時の為政者であった江戸幕府によって整備された官道だからです。

ジオ塾は、秋まではバスツアーなど野外で、冬は座学でアポイ岳ジオパークの様似町を再発見します。途中入塾もできるので(受講料1,000円)、興味のある方はぜひご一報ください。次回は夏ならでは企画じゃ。(タク)

 

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