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2011年11月08日
アポイドリームプロジェクト、スタートです
先日、アポイ岳ファンクラブ、町、研究者らでつくる、「カムバック1952アポイ岳再生委員会」による新たな試みがスタートしました。
その名も「アポイドリームプロジェクト」!
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高山植物の花が咲くアポイ岳中腹以高は、地球温暖化の影響なのか、ハイマツやササが生い茂り、花の開花が目に見えて少なくなっています。このことから、再生委員会では数年前からアポイ岳中腹の民有地の一部を地はぎして、そこに大学で培養した花の種や苗を植える試みを行っています。
今回は、それをさらに進めて、花の種を冬の間暖かい北海道の家の中で育てて、よりたくさんの苗を地元の人々の力でアポイ岳の再生実験地に植えようというもの。
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この試みを提案したのは、再生委員会の副会長で高山植物研究の第一人者の静岡大・増沢武弘特任教授。このたび、冬を前に様似に来ていただき、自然再生推進法に基づき進められつつあるアポイ岳再生委員会の展望などについて講演いただきました。
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講演の後は、参加者全員で教育委員会の車庫をお借りして、作業開始。
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静岡大学が採取した、エゾコウゾリナとアポイアズマギクの種をファンクラブメンバーそれぞれが一冬かけて自宅で育て、来年の春にアポイ岳の再生実験地に植えるのです。
作業は、増沢先生のお弟子さんでアポイ岳にも何度も調査に来ている、富田さんが手順を説明してくれました。
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これは、エゾコウゾリナの種。1cmほどの細長いヤツで、ピンセットなどを使って、キッチンペーパーにはさみ、水を含ませて1カ月ほど各自の冷蔵庫に保管します。
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この作業が、「離せば分かる」世代には大変な作業で、みなさん悪戦苦闘です。
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なんとか、こんな感じで完成。これを冷蔵庫で約1カ月培養した後、プランターに植えて世話をします。
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この取組みのミソは、20℃~25℃と暖かい冬の北海道の家が育苗施設になること。地元の多くの人間が関わることで、よりたくさんの苗ができますし、世話をすることで高山植物への想いもさらに深まることでしょう。
しかし、ズボラなワタクシのプランターでは、見事本葉を出すことができるかははなはだ怪しい~?。(タク)
2011年11月05日
闇夜にうごめく彼らを探しに...
いきなり、「心霊写真か!」と思えるようなショットで失礼します。
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実はこれ、先日行われたふるさとジオ塾「エゾシカナイトウォッチング」でのバス車内の一コマ。いまや、全道一ともいわれる日高地方に生息するエゾシカの生態を観察しようと、昨年に引き続いて行った野外学習です。
車内からサーチライトを使って、夜の牧草地にやってくる彼らをとらえようというもの。これは、エゾシカの生息数調査のために行われるライトセンサスの手法なのですが、車内がこれだけ暗いとワタクシのコンデジカメではどうにもならず…。
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運転手さんにお願いして、少しだけ室内灯をつけてもらってようやく1枚撮れました。
これでは、とうてい遠くのエゾシカくんたちを捉えることは不可能。D300Sのhoromanさんに「シカ撮影、頼みましたよ。」とお願いしたのですが、horomanさんが陣取っていた左側にはほとんどシカが現れず、こちらもイマイチ。
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それなら最後の手段。参加していたアーティストMさんのブログを拝借じゃ。http://artsamanism.cocolog-nifty.com/
シカの専門家・krmdさんのガイドと座学で深刻化するエゾシカの実態を垣間見た第8回講座でした。(タク)
2011年11月01日
全道各地から石屋さんがやって来た2
疲れた肝臓に鞭打っての、地学団体研究会アポイ岳ジオパーク巡検2日目。
この日は、かんらん岩の研究スポットがある、幌満峡エリアへ。まず、第2発電所近くの露頭で、鉱物の組成割合によっていくつかの種類に分類されるかんらん岩をルーペで見分けてみます。
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観察中にT学芸員がアポイマイマイを発見。このカタツムリは、タカヒデマイマイの近縁種でアポイ岳周辺にしかいない固有種なんです。かなりちっちゃくてピント合わせるのも一苦労…。
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この日の新井田先生は、研究者向けジオサイトを巡るとあって、昨日にもまして熱くレクチャーです。
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次に訪れたのは、天然記念物のゴヨウマツ自生地があるジオサイト。河岸に降りると、紅葉を終えた斜面にゴヨウマツが伸びやかに…。
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この辺りは、幌満峡の中でも美しい場所。ウチのT学芸員と石屋さんのMさんは、さかんにシャッターを切っていました。
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アポイの頂上から流れ落ちる沢水がかんらん岩の河岸を黒く染めて、なかなかの風情です。
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さらに上流の第2発電所堰堤に移動。ここの露頭は、研究者のためのジオサイト。
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ここでは、かんらん岩のうちのダンかんらん岩と斜方輝石かんらん岩の接触面が観察できるなど、学術的に貴重なサイト。こ~んな斜面だろうと石屋さん達はものともしないのです。
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そんな石屋さんの足下には、季節外れのアポイアズマギクが1輪だけ咲いていました。
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最後は、東邦オリビン工業のかんらん岩採石場におじゃまして幌満かんらん岩の観察を終了。
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かんらん岩の深~い話には、なかなかついていくことができなかったワタクシですが、講師と参加者のやりとりを通じてかんらん岩の希少さにあらためて触れた2日間でした。(タク)
2011年10月31日
全道各地から石屋さんがやって来た
石好きの人たちが活動している、地学団体研究会北海道支部の巡検が10月29日~30日の2日間、アポイ岳ジオパークで行われました。
講師は、アポイ岳ジオパークの学術顧問である新井田北大特任准教授。地元からも我々ジオスタッフのほか、ジオ塾の塾生数名が参加しました。
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メンバーは主に札幌方面から朝早く様似に到着。最初に、役場前のかんらん岩広場でかんらん岩などの日高山脈を形づくっている石を観察です。
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かんらん岩は、マグマのふるさとマントルの石。この八角柱の研磨かんらん岩は、かんらん岩の中をマグマが通り抜けた跡(マグマチャネル)を立体的に見ることができるのです。
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石を観察した後は、アポイ岳に直行。少々、遅いスタートとなりましたが、木漏れ日の中、山小屋までの1時間は汗ばむほどの暖かさ。
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第4休憩所脇の小川では、恒例のニホンザリガニ探しです。
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山小屋から馬の背にかけての途中では、ゴツゴツとした表面が特徴的なかんらん岩の前で、地団研事務局のY先生らが新井田先生にレクチャーを受けていたのですが、ワタクシには深すぎる話でまったくついていけません。
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しかし、そんな深~い話を、すぐそばで楽しそうに聞いているのは、ウチのジオ塾生のIさん。動植物から地質まで何でもOKのスーパーマンです。
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こちらは(新井田先生のレクチャーよりも頂上行きを選んで)登頂に成功した、地団研北海道支部日仏合同登山隊の5人。
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下山後は、ビジターセンターを見学。フランス人のMさんは500キロのヒグマの頭蓋骨に興味津々。
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奥では、新井田先生がダナイト(かんらん岩の一種)の研磨標本で熱弁をふるっていました。
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その夜には、アポイ岳調査研究支援センターで学習会も行われ、まず、ウチのkrmdさんがアポイ岳ジオパークの取組みをご紹介。
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つづいて、真打ちの新井田先生の講義となるのですが、あれれ…。「時間も遅いし、飲みながらやりましょう。」と、いきなりのカンパイです。
この後、新井田先生の話は、飲む我々のペースに合わせてくれたのか、2時間近くに及んだのですが、終了後に続いた懇親会でも、遅くまでジオ談義に花が咲いたのでした。
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カメムシ飛び交う中の懇親会を乗り越え臨んだ2日目の巡検の様子は、明日のブログでご紹介します。(タク)
2011年10月30日
地場の味覚を求め
みなさん、おひさしぶりです。302です。
このブログが開設された時は週1回ペースで掲載しようと思っていたのですが、前回
に書いたのは1カ月前。うーん、こりゃいかん、と冒頭から反省。
10月30日。くもり。
雪虫が舞うなか、この時期毎年恒例となっている「さまに地場産フェア」(様似町産
業団体等連絡協議会)が開催され、各テントには午前11時の開始を待ちきれないお
客さんが30分前から列をつくっていました。
会場となったAコープ様似店駐車場は地場産品を求める人たちでにぎわい、秋の収穫
をたっぷりと味わったのでした。
今回様似町からの支援に対し町民へお礼を述べるために来町された野田村小田
村長。私自身派遣されて10日間野田村で勤務しましたが、野田村の方々に逆に勇
気をもらって帰町しました。今回はそのお返しに売り子をかってでましたが、商品は
売り子の質とは関係なく、飛ぶように売れ開始から30分で7割の商品が品切れとなりました。
(山ぶどうジャム430円、山ぶどうピューレ350円、山ぶどうサイダー250円。右端の山ぶどう生搾りジュースは750mlで2200円。やや高級志向。)
フェアの目玉はシャケの山漬け。この日、最もお客さんをひきつけていたテントでした。今年は不漁と言われていますが、山漬けのお味はどうだったのでしょうか?
大人気の様高生開発のイチゴのロールケーキ。これだけ用意しましたが、20分で
山漬けコーナーの次に人気だったのが、100円で詰め放題の馬鈴薯コーナー。
袋がはちきれんばかりに詰め込まれてました。
午後1時からは今年初となる「もちまき抽選会」があり、フェアは盛況のうちに終了を迎えました。




































