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2013年02月05日
豊かな昆布の森を守るためにできることは...
日高昆布のかわいいキャラクター「おこぶさんとここぶちゃん」を背負って今年もやりました、「日高昆布フォーラム」。
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一昨日の日曜日。日高昆布の普及と課題解決を考える「日高昆布フォーラム」。今年で何回目になるでしょうか?去年までは札幌で開催していましたが、今年は原点回帰で、資源や後継者の減少など、昆布漁を取り巻く厳しい環境をみんなで話し合おうと、地元・様似での開催となりました。
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会場には約200名が集まり、講演やパネルディスカッションが繰り広げられました。
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また、講演後には、今回のフォーラムにあわせて募集した、日高昆布料理コンテストの入賞作品の試食会も行われました。
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このコンテストには43点の応募がありましたが、入賞者はいずれも都市部の方。この日は、漁協婦人部や様似町食生活改善協議会のお母さん方がレシピを元に再現してくれました。上の写真は、優秀賞を受賞した、「昆布のミートロール(函館市・藤田秀昭さん)」です。
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また、別室では日高昆布のパネル展も開かれ…
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漁師さんが出荷する実際の「駄(だん)昆布」も展示されていましたヨ。
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試食会後は、昆布を研究している北大准教授の四ツ倉先生をコーディネーターに、「豊かな昆布の森を守っていくために何が必要かを、地元漁師さんや講演者、会場のみなさんが一緒になって考えました。
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ところでこの日は「節分」。ワタクシ、フォーラムを途中で抜け出し、檀家として山寺(禅輪寺)にて厄払いもしてもらってきました。しかし、豆まきにしても、餅まきにしてもなぜにこうも熱くなってしまうのか?
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好・不漁の波が激しくなってきている昆布漁。水温上昇などによる影響とも言われていますが、若いモンがいないという構造的な問題もあります。400年の歴史を持ち、今も地域経済を支える中心のコンブ。その持続的な営みのために地域全体が知恵を絞り行動していかなくてはなりません。(タク)
2013年02月02日
様似出身の画家・久野志乃さんのアート展へぜひ!
2月に入って急に寒さが緩み、雨交じりの今日。お隣の浦河町さんへ行ってきました。
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ここは、浦河町幌別にある「伏木田光夫美術館」。同町出身の画家・伏木田光夫の作品を展示しているこの場所で、様似出身の若手画家・久野志乃さんの作品展があるということで、多少場違いな感もありますが、おじゃましてきました。
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中に入ると、エントランスホールには、伏木田氏の絵画がいたるところに…。
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今日は、久野さん自身による作品紹介と、札幌芸術の森美術館副館長の吉崎元章さんの講演があり、まずは談話室のようなところで、主催の浦河町教育委員会の砂子沢課長が来館者にお二人をご紹介…。
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そして、2階に展示されている久野さんのアート展会場へ移動。久野さん自身が「海をみつける」と題した今回の作品についていろいろと語ってくれました。
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他者の記憶とのかかわりにより変化する自分自身の記憶を表現しているとの久野さん。そして、その記憶は、やはり生まれ育った様似や浦河で目にしてきた海にあるとのこと。絵のことはさっぱりわからんワタクシですが、確かにどれもみずみずしくて若々しさが印象的な作品でした。久野さんのアート展は今月いっぱい開かれています。様似のみなさんもぜひ一度足をお運びください。
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ところで、明日はいよいよ「日高昆布フォーラムインさまに」。今年で何回目になりますか、去年までは札幌に乗り込んで行ってきたのですが、今年は原点回帰で地元様似で行われます。そのパネル・写真展が会場の様似町中央公民館のギャラリーで開催中。
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中には、昆布漁に使うカギ竿などが展示されていたり、昆布漁の今昔写真も飾られています。
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また、漁師が出荷する「駄(だん)昆布」も等級ごとに置かれていました。さて、この駄昆布は何級か?分かる人は相当の昆布通?
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豊かな昆布の森を守るためにできることは何かを考える「昆布フォーラム」。明日は、12時開場で、講演やパネルディスカションのほか、昆布料理コンテストなども行われます。試食もあるらしい!こちらもぜひご参加ください。http://www.apoi-geopark.jp/event/2013/02/post_71.html
ところで、駅前民宿女将と花蘂水産さんのブログでもご紹介いただきましたが、アポイ岳ジオパーク認定ガイドがこのたび誕生。春までには、ガイド受付窓口も当アポイ岳ジオパークHPで開設予定です。春からはこれまで以上にお客様をおもてなしできるようがんばります!女将さん・花蘂のOさん、ご紹介ありがと~。(タク)
2013年01月30日
ジオパーク再審査を受けて、新たなスタートです
ジオパークの4年に一度の再審査については、このブログでも現地審査の模様をお知らせしましたが、昨日、その結果が日本ジオパーク委員会から坂下ジオパーク推進協会長(様似町長)にもたらされました。
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結果はなんとか「再認定」!会長もワタクシたちもホッと胸をなでおろしました(応援大使の小谷野くんと今浪くんもうれしそう?)。でも、合格とはいえ一方で課題も示され、今後はその改善にがんばっていかなければと思っています。
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具体的な指摘事項はこれから示されますが、昨日言われたのは、ムズカシイ専門用語の使用。ジオパークは「お勉強」ではなく、「楽しむ」のが基本ということですが、ワタクシたちもかんらん岩の貴重さを説明しようとするあまり、少々難しくしていたかもしれません(反省)。しかし、これまで私たちがやってきたのは、様似を丸ごと「楽しむ」こと。連続講座「ふるさとジオ塾」では、様似やときにはお隣さんにも飛び出して、この地域の自然や文化を楽しんでいますし、その楽しさを観光ツアーとしてよその人たちにも感じてもらっています。
春になったら、新しいジオ塾もスタートします。あなたもぜひ参加して、山や海、港、畑、そして工場やお店など、意外と知らない様似のすばらしさを感じてみませんか?「ぶらタモリ」ならぬ「ぶらサマニ」ですよ~。(タク)
2013年01月26日
二番煎じですが、冬の幌満峡をドライブ...
1週間ぶりのご無沙汰で、失礼しました。仕事が詰まっているのと、なんとなく機会を失ってこんなにも間が空いてしまいました。反省…。さて、なにやら、凧の会美術部長と駅前民宿かあさんが相次いで、冬の幌満峡をブログで紹介したのを発見。(見ていない人は、トップページのリンク集からどうぞ)今日ネタがないワタクシとしては、二番煎じと思いながらも愛車を東へ向けるのでした…。
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幌満川河口から約2㎞。ここまではこんなに広くて除雪の行き届いた舗装道路があるのですが、この奥は除雪も不十分の砂利道。美術部長は、乗用車のためこのあたりに駐車して無謀にも徒歩で向かったそうですが、RV車(!)のワタクシはこの先もずんずん進んでいったのです。
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いつものかんらん岩採石場の岩肌も、パウダーがかかるとさらに迫力感が増したような…。
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さて、美術部長に負けじと、どこか雰囲気の良いところで河岸に降りてやろうと物色し、不動の沢が合流する少し上流でアタック。
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冬用長靴の口をしっかりと閉めて、股下まで雪に埋まりながら、なんとか河岸に降りてみました。立ってるところは氷の上。足下を確かめながら前進です。
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少し行くと、こんな岩肌も…。河岸はすべてかんらん岩。常に流れに洗われているため、この岩本来のオリーブグリーンが見えるのですが、冬はなおさら緑が引き立ちます。
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まるで、アイスクリームをスプーンですくったような形は、長い間急流に洗われてできた自然の造形です。近くには、ポットホール(おう穴)もたくさんありましたよ。
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こんな氷柱もいたるところに…。
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河岸にある大小の転石の上には、まるでマッシュルームのように雪が積もっていました。もう少し上流までチャレンジしたかったのですが、この先の氷の上で足がはまり、勇気ある撤退。左側の崖をヒーコラいって登り、道路に戻りました。
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よ~し、こうなったら、大ダムまで行ってやろうと、車でさらに上流を目指したのですが、ここ第3発電所から上はしばらく除雪をしていなく、轍もなし。それでも、1kmほどトライしたのですが、埋まる恐怖に負けて帰って来ました。
何の脈絡もない二番煎じのネタとなってしまいましたが、冬の幌満峡もなかなか。ツアーに使えるか?(タク)
2013年01月19日
連日のけあらし、アポイ岳ジオパークも凍っちゃう?
昨日の朝ですが、寒かったですね。粉雪が10㎝ほど積もったうえ、目の前の太平洋もよい湯加減?
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家の周りの雪かきを終えて、けあらしが立ち上る厳寒の美しい朝陽をエンルムに行って収めてきました。
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とにかく寒かったのですが、風もなく空気が透き通っていて、あらためてアポイと様似の美しさを実感したひとときでした。
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アポイ山塊上部や遠く日高山脈の脊梁(楽古岳・十勝岳)を覆っている雪の白さ、まるでパウダーをふりかけたような丘陵の林、そして澄み切った空と幻想的な海のけあらし。街もなんだか、寒さに縮こまっているような…。
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ところで、この日は急きょ所用で札幌に出かけてきたのですが、日高路のどこからも日高山脈がよく見えました(写真:新ひだか町三石鳧舞)。先日、ジオパークの再認定審査で審査員を千歳から様似まで送迎した際、アポイ岳ジオパーク(様似町)だけではなく、そこに至るまでのガイドも重要と指摘されました。日高全体のこともまだまだ勉強です。ということで、写真の脊梁、名前の分かる方はぜひ教えて~!(タク)





































