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2021年09月21日

ローソク岩先端の崩落

アポイ岳ジオパークのサイトの1つでもあり、様似町の特徴的な景観の1つ「ローソク岩」の先端が崩落しました。よりローソクらしくなくなってしまった!?

雨が1日中降り続いた9月17日の翌日(18日)~20日未明頃に崩落が生じたと思われます。現場を見に行ってきました。5年前の写真と見比べてみてください。

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↑2021年9月20日 ※ローソク岩右下に崩落物が見えます

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↑2016年6月6日

ローソク岩と塩釜トンネルは節理(せつり)と呼ばれる割れ目がたくさんできており、それに沿って崩落・すべり崩壊(複合すべり崩壊)がおきたのではないかと思います。(※ローソク岩の隣に塩釜トンネルがあるという位置関係です)

現場を見て、崩落物量の多さに驚きました。ローソク岩や親子岩などの奇岩の景色が侵食と崩落によってつくられたことを改めて感じつつ、崖崩れについてもより考えていく必要があると思いました。

親子岩ふれあいビーチからローソク岩を見た景色も少し変わりました。昔の写真と見比べてみてください。

スライド1.JPG

↑2013年8月25日夕方

スライド2.JPG

↑2021年9月20日

ローソク岩・塩釜トンネルについては、2003年以降で、今回を含めて3回は大きな崩落がおきています。(1)2003年9月26日十勝沖地震(2度の震度6)のあと:ローソク岩の先端・塩釜トンネル海側の崩落(引用:広報さまに)。(2)2019年2月頃:塩釜トンネル海側の崩落(引用:地区別企画展鵜苫)(カ)

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