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2014年11月18日
様中生がアポイのお花畑を育てます!アポイ岳ドリームプロジェクト
先日の雪がうっすらと残る様似町ですが、今日は穏やかな晴れの日です。私は最近カトちゃんと呼ばれることが多くなったのですが(笑)、ブロガーとしては御無沙汰していましたジオ美です。
さて、様似中学校2年生がアポイ岳の高山植物を育て、アポイ岳に植えよう!という取り組みがはじまりました。ドーンと題して、「アポイ岳ドリームプロジェクト~アポイのお花畑を育てよう!~」です。
講師として、アポイ岳ファンクラブメンバー有志がズラリと集まりました。元気なこんにちは!の様中生です。
アポイ岳では近年の環境変化やシカの食害などで花が激減しています。子どもたちが高山植物を種から自分の手で育て、育った高山植物をアポイ岳へ植えることにより、高山植物が育つことの大変さを学ぶとともに、アポイ岳への愛着を深め、特別天然記念物であるアポイ岳お花畑の再生へと一緒に取り組んでもらうことを目的としています。
今回育てる種です。アポイアズマギクとエゾコウゾリナです。エゾコウゾリナで2~3cmの大きさです。このような種をしているのですね。エゾコウゾリナは綿毛がついていますよ。
なぜ冬に開始??アポイ岳に植えるのは来年5月で、プランターに植えるのは12月ですが、高山植物ですので、種を湿らせて冷蔵庫に1か月ほど入れておくという冷温処理をするためです。この作業を去年やり忘れた私の苗は、開花が遅かったと思います…
毎年、とても生育のよい苗を育てているT村さんより、冷温処理の説明。
キッチンペーパーを湿らせ、軽くしぼります。
そのキッチンペーパーにエゾコウゾリナの種を並べます。繊細な作業です。
アポイアズマギクの種はとても小さいのですが、頑張って並べていました。種が袋に静電気ではりつくのです。
種はチャック付きビニール袋に入れ、冷蔵庫に保管されました。みなさんお疲れ様でした!!教頭先生はじめ様似中学校のみなさま、ありがとうございました。
次は12月12日に静岡大学の増沢先生から指導していただき、いよいよプランターに植える作業です。そして皆さんが3年生になった5月下旬にアポイ岳に植える流れになります。
みなさんが頑張って作業したので、元気に育ってほしいですね!!10年後・20年後に、あの時こんなことやったな〜と思い出してくれれば嬉しい限りです。(ジオ美)
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