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2014年10月29日
議員さんの行政視察_室戸ジオパーク(四国)報告
アポイ岳の世界認定に向けての、様似町議会のみなさんによる室戸ジオパーク視察。ワタクシも同行させていただきました。しかし、さすがは高知県。とても暖かく、好天もあって室戸入りした28日は絶好の研修日和となりました。
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前日、泊まった安芸市のホテルを朝早く出て、まずは室戸市役所へ。
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室戸市議会の議長・副議長さんの出迎えを受け、さっそく事前にお知らせしていた質問に対する、室戸ジオパークの状況について、担当のWada課長とYuhoraさんからくわしく説明をいただきました。Yuhoraさんが語っていたのは、地域住民との取組み、ボトムアップ。室戸や様似のような地域はなによりその部分が重要ではないかとのお話でした。
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その後、室戸の拠点施設となっているビジターセンターを見学。ここは、道の駅の一角を活用してオープンしていますが、情報発信の拠点施設としては不十分とのことで、現在、廃校となった校舎を改修した新センターを整備中とのことです。大きな海底地形図の前でYuhoraさんが室戸ジオパークの特徴である、付加体や大地の隆起について説明してくれました。
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この地形図は、3Dになっていて、専用のフィルターで見ると、室戸沖海底の南海トラフの深さが実感できるのです。一斉に「おおっ~!」の声が、、、
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なお、ビジターセンターには、今回の視察を記念して様似町議会から贈らせてもらった、アポイのかんらん岩も展示いただいていました。これもアポイ岳の良いPRになります。
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昼食は、ジオパーク弁当。特別メニューですか?と尋ねると、イイエ、定番メニューですとのこと。1,000円で市内のレストランで販売しているそうです。う~ん、ウチにもほしい。
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デザートは、「付加体ケーキ」。付加体とは、海溝で海洋プレート上の堆積物が大陸プレート側に付け加わってできる地層のことで、日本列島はこの付加体によって作られています。室戸は、その海底深くの付加体を陸上で見ることのできるジオパーク。付加体のシマシマを表現したケーキだそうです。これもほしい。
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昼からは、そのシマシマが見られるジオサイトへ。どうですか、この景色。室戸沖海底で付け加わった砂や泥の地層が、大地の隆起によって陸上で見られるのです。ワタクシ、この地層にかなりカンドー!
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ガイドの話と実際に目にする地層とで、大地の成りたちを実感できるのがジオパーク。見やすいように遊歩道も整備されていて、すばらしいジオサイトだと感じました。
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次に案内されたのが、室戸岬。岬めぐりのお客さんが良く来るここには、昔バスの待合所を改造した、ジオパークのインフォメーションセンターがありました。こじんまりとした雰囲気がイイですね。
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ここには、ボランティアガイドさんが常駐していて、お客さんの要望に合わせて岬のガイドも行っているそうです。しかも、正月をのぞき年中無休。スバラシイ!岬のジオサイトはここのガイドさんに案内していただきました。
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インフォメーションセンターのすぐ横には、薩長同盟の立役者の一人、中岡慎太郎の巨大像が。その慎太郎が見つめる太平洋に向かってジオサイトのある海岸に降りると、、、
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慎太郎像の背後はこんな高台。ガイドさんの説明によると、この岬突端の丘の高さは約130mあり、この上は約12万年前(聞き間違いもあるかもしれません)には波打ち際だったそうです。これは相当な隆起スピード。アポイ岳周辺の海岸段丘なら、12万年前であれば40~50mといった高さです。さすが、大地の隆起を実感できる室戸ジオパーク!
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百聞は一見にしかずということで、室戸の現状を垣間見ることができ、議員さんはもちろん、ワタクシもたいへん勉強になりました。これから世界審査を受けるアポイ岳にとって示唆に富んだ研修だったと思います。対応いただきました、室戸市の市議会やジオパーク推進課のみなさま、お世話になりました。今後の交流を期してまたよろしくお願いします。
写真は、高知発の朝に散歩してきた高知城(重要文化財)。戦国大名の山内一豊に長宗我部元親、維新役者の坂本龍馬や中岡慎太郎、岩崎弥太郎、ジョン万次郎、板垣退助と、歴史満載の高知県ですが、室戸ジオパークの取組みが高知県の観光にも新しい風を送り込みつつあるのを実感した研修でした。(タク)


