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2014年05月31日
イチャルパ(先祖供養)におじゃましてきました。
様似の街から内陸に10㎞ほどにある岡田地区。昨日、かつて小学校があった場所に行ってきました。
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様似アイヌ協会主催のイチャルパ(先祖供養)におじゃましてきたのです。
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儀式を執り行うチセ(アイヌの伝統家屋)の外では、祭司さんがイナウ(木幣)を準備されていました。イナウは、神への伝言装置であったり、あるいは神そのものでもあるようです。ヤナギの木を削ってつくったそうですが、とても繊細で美しいものでした。
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チセは、数年前に様似アイヌ協会のみなさんが復元されたアイヌの伝統家屋。この日は、とても暖かく気持ちの良い日でした。
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釘などは一切使わず、縄などで組んでいるそうで、中も囲炉裏を中心にかなり広いスペースです。
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儀式はまず、男たちによるカムイノミ(神への祈り)から始まります。大きな漆器に入った濁り酒を出席者一人ひとりに配られます。
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それぞれに配る小さな酒杯の上には、イクパスイ(捧酒箸)。この先に酒をつけて祭壇に垂らすと、神に届くのだそうです。
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外のイナウが並べられた祭壇に、男たちが一人ずつイクパスイで酒を捧げていきます。この儀式が終わると昼食となり、図々しくもワタクシもお相伴にあずかってきました。ごちそうに目がくらみ、写真を撮るのを忘れていたのですが、箸をつけていないこの汁物だけはご紹介します。
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たしか、「ヤマウ」と教えてもらったと記憶しているのですが、間違っていたらゴメンナサイ。飲んでみたら、「あら、冷たい」。夏は冷たくして食するそうで、とてもおいしいスープでした。
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さて、昼からは本番のイチャルパ(先祖供養)です。これは女性が一人ひとり祭壇にお供え物を捧げるのですが、自分たちの先祖の名前を述べてから、お供え物を手で小さくわけてお供えます。
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これには、ワタクシと同じく参加させてもらっていた、地域おこし協力隊のI~SAKAちゃんも挑戦。うまく先祖の名前言えたかしら?(タク)












