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2013年03月20日

150年続く彼岸の日のお祭り...和助地蔵尊例祭

彼岸の中日の今日。幌満自治会で「和助地蔵例祭」がありました。

和助例祭_のぼり.jpg

和助地蔵は、幌満で旅籠をひらいていた「斉藤和助」という人物を祀るお地蔵さんで、幌満の国道脇に小さな祠が建っています。1799年の江戸幕府による様似山道開削に尽力した人物で、その孫は日本の騎手第1号といわれる「函館大経」です。

和助例祭_祠内.jpg

和助さんの死後、その徳を偲んで地蔵が祀られ、以来約150年、地域の人々の手によってお祭りが行われているのです。お参りには、幌満の住民はもちろん、町長、議長、教育長などの行政関係者、地元企業である東邦オリビン工業、日本電工の関係者も集まりました。

和助例祭_おそなえ.jpg

子ども好きだった和助さんを偲んで、お供えは地元の子どもの名で行われます。今は幌満の人口も少なくなり、往時のにぎわいはありませんが、昔は地元を挙げての楽しいお祭りだったそうです。

和助例祭_宴会.jpg

お参りの後は、地域の集会施設・幌満コミュニティセンターで宴会がスタート。地域のみんなが集まる貴重なひとときです。

和助例祭_写真観賞.jpg

宴会の余興として、写真でめぐる昔の幌満のスライドショーも行われました。

和助例祭_もちまき.jpg

そして、今年は婦人部のみなさんの発案でもちまきも用意。隣の体育館でのもちまき騒ぎとなりました。子どもは2人しかいなかったのですが、昔の子どもたちが童心に帰って歓声を挙げながら拾っていました。

和助例祭_後片付け.jpg

そして、祭りの後の片付け…。おじゃまさせていただいたお礼に、ウチのジオミもお手伝い。

昔は林業でにぎわっていた幌満地区も今では数十人の集落です。でも、和助さんが地域をつなぐ絆となり、今でも地域を見守ってくれているのです。(タク)

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