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2012年09月21日
豊作を喜べる農政であってほしい...
10日ぶりのご無沙汰、申し訳ありません。もう見てくれなくなってしまったかしら…。
さて、相変わらずの残暑が続いていますが、9月も後半。そろそろ、稲刈りが始まるということで、田代地区に遊びに行ってきました。すると、途中の畑に奇妙なものが…。
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筒状のものが整然と並べられているのです。
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水はけを良くするための暗渠(あんきょ)かしら…。
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道路の反対側では、ユンボで溝を掘っていましたから、やっぱり排水工事でしょうかね。さて、本題の稲刈りですが…。
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「やってる、やってる」。田んぼはまさに黄金色。Eさんが端から慎重にコンバインを入れていました。
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また、少し離れた田んぼでは、なにやら奥様方が作業中…。
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近づくと、「イヤ~、広報かい?」「イエイエ、ジオパークのブログだよ。」「スカートはいてくれば良かったよ。アハハハ~」「ハハ…」
何の作業をしているかというと…。
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実は、田んぼのあちらこちらで、こんなふうに稲が倒れてしまっている部分があるのです。話を聞くと、あまりの好天続きで稲穂が実り過ぎ、重さに耐えきれなくなった稲が倒れてしまったとのこと。今年は少雨でしたが、強風に当たることも少なかったせいか、軟弱者に育ってしまったらしい。お母さん方の作業は、この倒れた稲をコンバインで刈るために手作業で立たせていたのです。
農業は、本当に失敗が許されない真剣勝負。たいへんな仕事です。
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黄金色の田んぼは実りの秋にふさわしい風景ですが、よくのぞいてみるといろんな問題も抱えているのです。せっかくの豊作も、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということでしょうか。そもそも、安い米価のために豊作を素直に喜ぶことができないのが今の米づくり。ぜひとも豊作を喜ぶことのできる農政であってほしい…。(タク)










