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2012年04月25日
いにしえの道に新たな看板登場です
様似町文化財で、さまにフットパスコースのひとつで、アポイ岳ジオパークのジオサイトのひとつでもある、「様似山道」に新しい看板を設置してきました。様似山道は、1799年にお隣の猿留山道(えりも町)とともに、北海道で最初につくられた官営道路(当時の政府ともいえる江戸幕府がつくった)なのです。
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様似山道は、その名のとおりそのほとんどが山道ですが、東西の入口や写真にある一部昆布干場で寸断されているところは、車で近くまで行けるため、建設課のご協力をいただき全9基設置しました。
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ところで、作業のすぐ横の干場には、昆布ではなくてフノリ(布糊)が干されていました。青ノリなどの余計なものを丁寧に取り除いた後、こうして広げて乾燥するのだそうですが、結構手間がかかる作業です。
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また、すぐ横の側溝にはカエルの卵(?)が大量に…。なつかし~。よく見ると、まだオタマジャクシにはなりきっていないようです。
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この辺りの地名は「コトニ」と呼ばれ、江戸時代に休憩所が置かれていたそうで、その跡をご紹介する看板も設置します。
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休憩所が置かれただけあって、ここからの眺めはなかなかなんですよ。遠くに霞むエンルムが分かりますか?
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「お~い、タクちゃん、向きこれでいいかぁ?」「ハイハイ」
アポイ岳も今日の陽気で一段と雪解けが進んでいるみたいです。
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こんな看板が東西口やコトニに新たに設置され、今シーズンのお客様を受け入れる態勢もバッチリ?
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イエイエ、実はこうして車で行ける場所は簡単なのですが、このほかにも山道中に設置する看板がいくつかあるほか、沢を横切る際の助け綱となるロープ修繕などの山道整備が残っていて、GW中に山岳会のご協力をいただきながら、資材背負って敢行予定。それができればようやく完成です。
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作業終了後、別件で行った観音山はエゾエンゴサクの群落で青一色。どちらも春到来の様似です。(タク)












