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2012年03月27日
今年度最後のアポイ岳
平成23年度も残すところあと数日。という訳で?本日、登ってきましたアポイ岳。
今日の目的の一つは、昨年秋に設置したシカ調査用柵が、一冬越えて壊れてないかのチェック。
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設置したすべての簡易柵は大丈夫でした。ところで、上の写真、よく見ると柵の中だけ緑色のササが生えているのが分かりますよね? 実は、柵を設置した秋の時点では、この辺り一面緑のササだらけでした。でも、この冬の間にこの辺りのササを全部シカが食べてしまい、食べることのできない柵の中だけササが残ったという訳。これを見れば、シカの影響の大きさは一目瞭然ですよね。
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さて、登山道の状況はというと、5合目山小屋までは数十㎝の積雪があるものの、冬の間も登っている人がいるおかげで雪がしまっていて、何の苦労もなく登れます。
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今日のもう一つの目的が、これも昨秋から設置している自動撮影カメラの電池交換とデータ回収です。何が写っているかは帰ってからのお楽しみ。
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さて、5合目から上は誰も登ってないのか、それとも先日の雪で隠れてしまったのか、全く足跡がなく、ひざ下までの雪の中をラッセルです。これはかなり堪えました。
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でも、頑張って7合目の上の尾根、通称「馬の背」まで登ると、日高山脈の絶景が歓迎してくれました。写真中央の3つのピークがピンネシリ、右端の鋭角なピークが吉田岳です。
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馬の背の下にもシカ柵を設置していて、ここはとても風が強い場所なので一冬持つかとても心配していたのですが、なんとほぼ無傷で一安心。
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馬の背からアポイ岳頂上を見ると、8合目付近(写真中央)から上には相当な量の雪が残っているのが分かります。という訳で、誰もこの先に進もうとなどとは言わず、当然のように下山し始めました。こういうときのチームワークはピカイチの私たちです。
さて、今年のアポイ岳の山開きは4月14日となっています。それまでにこの雪がどれだけ融けてくれるか気になるところです。このブログでも随時登山道の状況などお知らせしていきますので、今後、アポイ岳登山をご予定の方はときおり覗いてみてください。
さて、おまけに自動撮影装置に写っていた写真を2つご紹介。
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「ちょっとお、なに勝手に撮ってんのよ。ちゃんと事務所を通してちょうだい。」と言わんばかりの、メスジカ。シカは多い場所で一冬の間に100枚以上も写っているところもありました。
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こちらはキツネ。尻尾の毛がほとんど抜け落ちてしまっていますね。一時期北海道のキツネに大流行した疥癬という病気かもしれません。
今回撮影されていた動物はこの2種のみでした。また何か面白いものが写っていたら、ご紹介しますね。
(krmd)











