ブログ
2012年03月26日
ビジターセンターリニューアルに向けて
さて、昨日の続き…。先週行ってきた出張は、オホーツク管内の遠軽町。遠軽町は、「白滝ジオパーク」の名で、三つの北海道ジオパークの一角を担っているところです。
![]() |
町のシンボルは、ひときわ目立つこの大岩。「瞰望(がんぼう)岩」と呼ばれている場所で、遠軽の名前もこの岩のアイヌ語名(イエンカルだったかな?)が由来だそうです。先月、襟裳岬が国の名勝「ピリカノカ」に指定されたお話しをご紹介しましたが、この瞰望岩もその一つです。
![]() |
その遠軽に何しに行ってきたかというと、昨年オープンした遠軽埋蔵文化財センターに新たにジオパーク展示が加わったというので、リニューアル予定のアポイ岳ビジターセンターの参考にすべく偵察に行ってきたというわけ。
![]() |
旧白滝村庁舎の一部を改修してつくられている同センター。1階部分にジオ展示。2階には、白滝ジオパークのウリである黒曜石が展示されています。受付で入館料を支払って…。
![]() |
中に入ると、低い天井にモノトーンの色彩が我々を旧石器時代へ引き込んでくれます。
![]() |
国の重要文化財指定の石器が展示されている部屋の床には、黒曜石がびっしりと…。
![]() |
ショーケースが並ぶ室内は、さながら宝石店のようです。ちょっと、アポイ岳のかんらん岩じゃ、この真似は無理ですネ。さすが、国内最大規模の黒曜石遺跡を有する白滝ジオパーク。
![]() |
さて、翌日はこれまた最近リニューアルしたという、三笠市立博物館にも立ち寄ってきました。昨日のブログで紹介した大雪は、この博物館の写真でした。
![]() |
三笠はアンモナイトが大量に産出するため、それを思いっきり見せようと展示改修がされたとのこと。中には、ご覧のとおり巨大アンモナイトが所狭しと展示されていました。
![]() |
奥には、恐竜の巨大骨格標本も展示されています。石器や化石などは、やっぱり人の目を引きますよネ。アポイ岳ビジターセンターは、花などの自然だけではなく、様似の地形地質も展示紹介する予定ですが、こうした目を引く素材がないので、いかに見せるかに我々スタッフ一同苦悶中なのです。
![]() |
三笠の展示室には、こんな最新のタブレットもありました。このたぐいのものは、日進月歩ですぐ時代遅れとなるため、アポイ岳では極力活用せずにアナログでいこうと思っていますが、人差し指の操作感がかなり気持ちよくて、「イイナ~」と思い直してみたり…。
あらためて、ジオ展示の難しさを感じた出張ではありましたが、とにかくガンバルゾ~!(タク)












