ブログ
2012年02月27日
国の名勝になった襟裳岬を見に行くはずが...
昨日、お隣のえりも町さんで行われた、「国指定名勝 ピリカノカ 襟裳岬(エンネエンルム)学習会」に行ってきました。
![]() |
「ピリカノカ」とは、アイヌ語で「美しい」「形」を意味する言葉ですが、国の指定名勝が少ない北海道に着目した文化庁が、アイヌの物語や伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地として、道内7か所を指定したもので、そのうちの一つにえりも町の襟裳岬が選ばれたとのこと。
![]() |
北海道文化財保護協会理事で苫小牧市文化財審議会会長の山本融定さんが、「アイヌ民族の歴史と文化」と題して講演をされました。ところで、指定された襟裳岬はどの部分を指すかというと、岬の崖から海に沈みゆく岩礁の部分なのだそうです。
![]() |
岩礁の一つ一つにはアイヌ語の名前があり、伝承もえりも町史に残されているとのこと。岬へ行って雄大な景観を楽しむだけでなく、そうした伝承を紹介するのもジオ的視点ですネ。
ところで、講演は午前中で昼食をはさんで、実際に襟裳岬や百人浜へのバスツアーもあったのですが、急きょ都合が悪くなり講演だけで失礼することに…。でも、せっかくえりも町まで来たので、オープンしたばかりのえりも漁組の直売所をのぞいてきました。
![]() |
建物は、内外装ともきれいに改修されて気持ち良かったです。中では、昆布製品があるのはもちろん…。
![]() |
サケなどの加工品も豊富に並べられていました。
![]() |
また、日曜で活魚はありませんでしたが、ウニやホタテ、毛ガニ、真ツブなどの貝類も低価格で販売されていました。
![]() |
日曜日とあって、ワタクシのいた10分ほどの間にもけっこうのお客さんが出入りしていて、順調なスタートを切っているようでした。様似でも数年前から期間限定で農産物や海産物を販売する「エンルム市場」を開設しています。おたがい競争しながらどんどん地場産品を売り出していければいいですネ。(タク)









