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2011年06月27日
ようこそ、アポイ岳ジオパークのまちへ...
一昨日から今日まで、東京などからアポイ岳ジオパークにお越しいただいたジオツアーのお客様とご一緒させていただきました。
このツアーは、国内外で地質旅行を手がけている㈲ジオプランニングさん(東京都)が主催したもので、関東を中心に10名の石好きの方々が参加されました。
24日(金)に羽田から道東の中標津空港に降り立った一行は、根室や釧路などを経由して25日(土)の夕方、様似町入り。宿泊先はホテル・アポイ山荘です。
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チェックイン後は、夕食前にアポイ岳ジオパークのミニ研修会を行い、アポイ岳と様似町の見どころをご紹介…。
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私のつたない説明をカバーするように、たくさんの質問も頂戴しました。その後、私とHoromanさんとで夕食もご一緒させていただいたのですが、みなさん他のジオパークにもご旅行されるなどジオパーク通の方ばかり。ジオロジーの話やジオパークの話に花が咲きました。
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もちろん、せっかく様似にお越しいただいたのですから、海の幸を中心に様似づくしでおもてなしさせていただきましたヨ。
翌日は、朝早くからアポイ登山ということで、まずはビジターセンターで情報収集。他の石との重さ比べで、世界で一番重い岩石・かんらん岩を実感…。
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アポイの花のスペシャリスト・アポイ岳ファンクラブのSさんのガイドで、馬の背までの半日登山を楽しみました。
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そして午後からは、陸繋島のエンルム岬で様似の地質を俯瞰するなど、いくつかのジオサイトをバスで周遊。ガイドは様似自然・歴史情報センターのMさんです。
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また、途中、地元の海産物直売所の花蘂水産さんにも立ち寄り、巻貝の王様「真ツブ」など地元前浜の産品についてのレクチャーも…。社長のご厚意で真ツブのつぼ焼きも試食できました。
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そして、何と言っても参加者の皆さんが興奮されたのが、アポイのかんらん岩を採石している、東邦オリビン工業の旧採石場。かんらん岩はとても風化しやすく、自然の状態のものは表面が酸化して赤茶けていますが、採石場の岩肌はかんらん岩本来の色である、オリーブグリーンを見ることができます。事業所の所長さんからかんらん岩の特性や用途を解説していただいた後は、皆さん持参の岩石ハンマーを手に新鮮なかんらん岩をゲットしていました。
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2日目の夜は、市街にあるお食事処・弁慶さんに繰り出しました。登山とバスツアーを1日で回る強行軍でしたが、東邦オリビンの所長さんからプレゼントされたかんらん岩のキュービクルや文鎮の争奪ジャンケンで盛り上がるなど、元気いっぱいのジオマニアさんたちなのです。
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今日は、襟裳岬をまわって帯広空港へと帰路につかれた皆さん。無事に我が家に戻られたでしょうか?
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また機会がありましたら、ぜひアポイ岳と様似町にお立ち寄りください。それまでにジオ解説を勉強しつつ皆様のお越しをお待ちしています。(タク)












