幌満かんらん岩体に関する論文が国際誌に掲載されました。関心のあるかたは、論文の本文をご覧ください。

〇タイトル：Variation in olivine crystal-fabrics and their seismic anisotropies in the Horoman peridotite complex, Hokkaido, Japan　（掲載雑誌名：Journal of Geodynamics）

〇内容：幌満かんらん岩体におけるかんらん石の結晶構造と地震波速度の多様性について述べられたものです。

＜様似町内のかんらん岩の見どころ＞

　ジオパークエリア内では、かんらん岩を観察できる場所がアポイ岳以外にも幌満峡やかんらん岩広場があり、四季の季節とともにお楽しみいただけます。また、アポイ岳ジオパークビジターセンターでも展示パネルや岩石の標本があり、展示物、関連論文や野外での地質の見どころの案内も行っておりますので、何かありましたらお気軽にお声がけください。

【幌満峡】

　5月上旬頃に桜が咲き、初夏には写真のような新緑の景色がかんらん岩の渓谷に広がり、秋には紅葉やサケの遡上が見られる場所です。

【かんらん岩広場】

　大型のかんらん岩の研磨標本を観察できます。本論文で述べられていますが、鉱物が並んで縞模様の構造を持つ様子を観察することができます。

【アポイ岳ジオパークビジターセンター】

　かんらん岩に関する展示があります。展示の案内や、野外の地質の見どころの案内も行っています。