お知らせ
2019.11.27 「宮部金吾」先人カードを配布しています
北海道独特の歴史や文化について、それぞれの時代や地域と深く結びついた
「先人」が記載されたカードの配布が始まりました。
道内各地で約100種類の先人カードが、先人ゆかりの各地域で配布されています。
先人カードを集めると抽選でプレゼントがもらえる「先人カードめぐり」キャンペーンを
期間限定で実施しています。是非ご参加下さい。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sum/senjin/index.htm
(北海道庁「先人カード」ホームページ)
様似町は、北大植物園生みの親、そしてアポイ岳植物研究の始祖『宮部金吾』氏です。
宮部氏は札幌農学校の助教授として南千島等の植物調査の帰り道、
様似山道においてサマニカラマツなど、多くの植物を採集しました。
そのほか、植物分類学上の境界である「宮部線」を発見したほか、
北海道帝国大学最初の名誉教授、日本植物学会会長などを歴任し、
文化勲章を受章、札幌市栄誉市民の第一号ともなった人物です。
様似における氏の調査をきっかけにアポイ岳周辺の植物調査が行われ、
1952(昭和27)年には、高山植物群落が国の特別天然記念物に指定されました。
カードは、アポイ岳ジオパークビジターセンターで配布しています。
来館の際には、展示パネル「アポイ岳の植物研究誌」もあわせてご覧ください。
*休館期間(12月-3月)はアポイ山荘で配布します。