お知らせ

2010.09.05 ふるさとジオ塾が開講しました。

 来年度以降のガイド養成に向けた「アポイ岳ジオパーク・ふるさとジオ塾」の第1回講座が9月5日(日)に行われました。今回は「初秋のエンルムと新富」と題した野外学習会で、受講生36名のうち25名が参加しました。講師は、静内小学校教諭の島田哲也さん、元様似郷土館職員の羽立豊春さん、新富出身の松田章さんで、エンルム岬では崖に露出する板状節理を観察しながら、安山岩の岩脈であるひん岩でできた海岸地形の成りたちを学ぶとともに、陸繋島である同岬から様似町全体を眺め、アポイ岳のかんらん岩や海岸段丘など様似町全体の地質を概観し、地形が天然の良港となって拓かれた様似の歴史に触れました。また、新富地区では、石灰岩やチャートなどのメランジュ地層からプレート移動や日本列島の成りたちを学ぶとともに、かつて新様似と呼ばれた新富集落の往時をたどりました。

エンルム岬の台場から、アポイ岳や海岸の奇岩など、様似の地形の成りたちを学ぶ 新富にあった日高水銀鉱跡の前で、操業当時の様子を開設する松田さん
エンルム岬の台場から、アポイ岳や海岸の奇岩など、様似の地形の成りたちを学ぶ 新富にあった日高水銀鉱跡の前で、操業当時の様子を開設する松田さん
新富の旧石灰石鉱山で、地層がかく乱する様子(メランジュ)を観察し、鍾乳洞の存在について想像を膨らませる。  
新富の旧石灰石鉱山で、地層がかく乱する様子(メランジュ)を観察し、鍾乳洞の存在について想像を膨らませる。  

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