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2011年04月17日
いよいよアポイもシーズンインです
昨日(4月16日)、アポイ岳の山開き祈願祭が山麓公園で行われました。
今年は、雪が多くアポイの山も北斜面や吹き溜まりにまだ雪が残っていますが、当スタッフも早々に初登山に行ってきました。(私は残務整理のため、登りませんでしたケド…)
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参列者のむこうにデンと構える大木は、アポイの主(ぬし)で様似町の木でもある「ゴヨウマツ」。その大木の脇には、アポイの高山植物を世に知らしめた、旧冬島小学校の対馬政雄校長先生を讃える碑があります。
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アポイ岳の植物全体を初めて調査された、元北大名誉教授の舘脇操博士の揮ごうによる記念碑です。この日は、「空晴れて…」には程遠い寒い日でしたが、いよいよアウトドアシーズンの幕開けといったところです。
隣のアポイ岳ビジターセンターもオープンです。館内ではアポイの花をあしらった陶器やアポイならではのお土産・かんらん岩の文鎮「アポイの想い出(重いで)」も販売中です。
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また、市街地にあるJR様似駅内の様似観光案内所も同時オープン。
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「地元の子かな?」。さっそく利用もしていただいています。
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案内所は、10月末までオープン予定で、アポイの登山者や一般観光客、JR利用者、あるいは地元の人たちが大勢立ち寄ってくれることでしょう。遠くからお越しの方は、記念スタンプも忘れずに…。
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きれいなトコやうまいモノなど、様似の情報は、常駐のガイドさんがやさしく教えてくれますヨ。お気軽にお声をかけてください。
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まずは、「ウニ丼まつり(4/23~5/31)」と「春の旬グルメ第1弾・日高さくらウニ御膳」めがけて、来たれ様似へ!(タク)
2011年04月16日
米づくりは、失敗の許されない一発勝負
穏やかな春の陽気だった昨日、様似の米どころ・田代地区で稲の種まきがあるというので、遊びに行ってきました。
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「こんちは~。冷やかしに来ました。」と辛口を利きつつ近づくと、なにやら皿のような箱に土が…。
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この中に種もみから発芽した種がたくさん埋められているのです。このパレットをビニールハウス内に約1カ月敷き詰め、田植えの苗までに育てます。「お~い。行くぞ~。」
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ハウスではパレットをきれいに敷き詰めていきます。腰をかがめたままの作業なので、結構大変そうです。ウチの農業担当スタッフOくんも大車輪の活躍です。
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「土の中に種を入れるのは、どうやっているのさ~。」「むこうの倉庫でやってるんだぁ。見るか?」「うん、うん。」
「まず、10日ほど水にうるかした種を蒸して、それを乾燥させるのさ。ほらこれだ。」
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機械で土に種をまくのに、濡れているとうまくいかないために、乾かすそうです。倉庫の中では、お父さんお母さんがたが機械を使って、苗床→種まき→覆土の流れ作業を行っていました。
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農家のEさんが「ほら、よく見てみれ。芽出てるべ。」
確かに、種もみの頭から白い小さな芽が出ています。
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様似の田植えは5月18日ぐらいとのこと。様似の米は農薬を極力おさえた特別栽培米。これから農家のみなさんは、収穫までの間、失敗の許されない一発勝負を繰り広げるのです。(タク)
2011年04月15日
幌満峡の妖精と若きジオ戦士
今日は風もなく日差しも暖かい、ジオサイト巡りには絶好の日和。
新人のDくんと所要で様似の東側に行ったついでに、彼がまだ「まだ幌満峡エリアの奥には行ってない」というので「ちょっと寄っていくか」ということになり、山道を北上しました。
幌満峡は多彩なかんらん岩がつくる峡谷です。

幌満峡の河原の岩はほぼ全てがかんらん岩です。
天然記念物に指定されたゴヨウマツの自生地近くのジオサイト「A3 ゴヨウマツ記念碑」の河原へと降りようとしたとき、淡い紫色が目に入りました。それは、「ショウジョウバカマ」でした。

ショウジョウバカマ
私が幌満峡に初めて来たのは、ちょうど1年前の今日でした。その時も、ここで、この紫の花が迎えてくれたことを急に思い出し、懐かしくなりました。
さらに上流のジオサイト「A6 幌満川稲荷神社」へ行くと、今度は神社へと続く石段のそばでピンクの「カタクリ」が出迎えてくれました。

カタクリ
様似のカタクリと言えば市街地近くの観音山の群生が有名ですが、先週行った観音山ではまだつぼみも見なかったのに、こんな山奥で先に見るとは意外でした。
さて、幌満峡のジオサイト巡りをしながら、新人Dくんに幌満のかんらん岩についてレクチャーしてみたのですが、彼の反応は微妙。そりゃそうだ。教える私がまだ十分理解していないんだから。かんらん岩の露頭を前に戸惑っている彼の後姿は、まるでちょうど1年前の私。

かんらん岩の露頭を前に佇むDくん。
でもD君、大丈夫だ。私と違いまだ若い君は、きっと乾いたスポンジが水を吸うようにジオ知識を自分のものにしていくはず。1年後の君は、きっと立派なジオ戦士になっているはずだ!(と軽くプレッシャーをかけてみる)。
(krmd)
2011年04月14日
震災に負けずにウニ丼まつり開催です
昨年、初めて開催した「ウニまつり」。GWの開催とあって予想を上回るお客さんが訪れました。
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今年もパワーアップして5月1日に実施しようと、関係者一同意気込んでいましたが、震災の津波の影響によりやむなく断念…。
でも、「ウニ丼まつり」のほうは何とか実施することになりました。「ウニまつり」は、特設会場での1日限りの生ウニ格安販売で、これは中止とさせていただきましたが、「ウニ丼まつり」は、町内の飲食店で約1ヵ月間格安でウニ丼が味わえるというイベント。
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期間は、4月23日~5月31日の約1ヵ月間。町内5店舗(アビヨン・花蘂水産・弁慶・アポイ山荘・喜味の屋)で、最高級のバフンウニが100g以上のっかったウニ丼が2,200円でいただけるのです。
また、このイベントとは別に、日高管内の5つの入浴施設が行う「春の旬グルメ第1弾・日高さくらウニ御膳」も登場。
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こちらは、ウニ70gで2,100円。でも、どんぶりだけでなく白貝の副菜が必ずつきます。様似ではアポイ山荘が参加しています。
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期間は4月23日~5月15日と、「ウニ丼まつり」と同じ時期の開催です。
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「ウニ丼まつり」と「日高さくらウニ御膳」が旬のエゾバフンウニを強力PR。
様似だけの「ウニ丼まつり」はこののぼりが目印…。黄金色ののぼり目指して、この春はイザ様似に来たれ!(タク)
2011年04月12日
アポイの花々は霧が咲かせるのです
先日、役場前の喫茶店・カフェマザーに立ち寄ると、「ねえ、ウチのカップ、アポイのお花をペイントしているんだけど、知ってた?」と、ママが店に陳列している陶器のことを…。
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お姉さん夫婦が旭川で陶芸窯をかまえていて、その作品を展示販売しているとのこと。カップのそこには、ペイントした花の名前もちゃんと刻まれています。落ち着いたデザインで、様似のお土産にもってこいですよネ。
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ところでこの間の日曜日。統一地方選挙の投票日でしたが、とくにすることもなく、家でダラダラしていると、急に辺りが霧に包まれて…。
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これは、おもしろい写真が撮れるかなと、近くの観音山に行ってみました。
「霧が雲海のようになるかなぁ~」などと思いつつ、しばらく展望台からエンルム岬やアポイを眺めていたのですが、なかなか思う通りにはなってくれませんでした。
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暖かくなる様似のこれからは、海霧がよく発生します。せっかく晴天なのに、日が遮られて寒かったりするのが、住んでいる我々にはやっかいなのですが、この霧がないと、高山植物であるアポイの花たちも生きにくくなってしまうのです。(タク)




























