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2015年11月29日
世界認定記念のジオパークフォーラム、盛況でした。
強風のエンルム岬に男2人…。だれ?
11月29日(土)、アポイ岳ジオパークの世界ジオパーク認定を記念した、町民向けフォーラムが様似町中央公民館で行われましたが、このお二人はその講師の先生で、会場入りする前にエンルム岬にご案内したのです。
フォーラムのテーマは、「ジオパークを活用したまちづくり」。世界ブランドをどうまちづくりに生かしていくかをみんなで考えようというもの。会場には、約200人の町民などが集まりました。
第1部は、冒頭のお二人による講演。最初に、日本ジオパーク委員会委員で、首都大学東京教授の菊地俊夫氏(上写真)が「ジオパークによる地域資源を活用した観光の可能性」と題して、次に、徳山大学准教授の柚洞一央氏が「ジオパーク活動で地域を変える、地域が変わる~室戸ジオパークの例から~」と題して、それぞれジオパークの効用や可能性についてお話しされました。
また、会場内では、かんらん岩ブレスレッドやジオパーク缶バッジづくりの体験コーナーや…
様似の特産品やジオパークグッズの紹介コーナー…
日本ジオパークの特別展…
カフェ・マザーさんの協力による、かんらん岩ケーキと飲み物の無料提供も行われ、たくさんの人がくつろいだり楽しんだりしていました。
休憩をはさんだ第2部では、札幌を拠点に活動している、アイヌアートプロジェクトのみなさんによるアイヌ音楽のミニライブからスタート。
そして、ジオパーク活動の事例発表として、様似中学校3年生によるアポイ岳の花の再生プロジェクト「アポイドリームプロジェクト」の発表。
さらに、様似小学校4年生による、「アポイ岳ジオパークのいろいろ」が発表されました。
小学生、中学生いずれも元気よくはきはきと自分の学習成果を発表していました。菊地・柚洞両先生からの提言や、子どもたちの発表などで、地域資源を使ったまちづくりの可能性もさらに広がったようでした。
そうそう、世界ジオパークもこのたび、ユネスコの正式なプログラムに採択され、「ユネスコ世界ジオパーク」となりました。世界ブランドを持ったアポイ岳ジオパークは、今後もまちづくりのツールとして教育・観光・発信を続けていきます。(タク)