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2019年09月18日
ふるさとジオ塾&図書館講座を開催しました!!
こんにちは、サクです!!
本日は、9月12日(木)に行われたふるさとジオ塾&図書館講座について書きます!
講師に北海道大学北極域研究センターの帰山雅秀名誉教授と日高地区水産技術普及指導所の
下山信克所長を招き、「地球温暖化と魚たち」をテーマに講演していただきました。
帰山名誉教授は、海洋環境の変化が鮭の回遊ルートや生存率にどう影響するのかなどをお話しされました。
具体的には、温暖化により、「シロザケ」にとって適している海水温の海域が北に移動してしまい、
それがシロザケの成長や回遊に大きな影響を与えていること、サケが河川に遡上することにより、
河川の生態系が豊かになることなどを話されました。
なた、地元河川で孵化するシロザケを大切にするためにも、放流技術の革新はもちろん、自然に逆ら
わない「持続可能な、資源管理」をしていくことが必要とも話されていました。
下山所長からは、「様似町の漁業」をテーマに様似町で獲れる魚や漁獲量、また、海水温やゴミの
問題について説明がありました。
講演の中でも特に、釣り糸は分解されるのに600年もかかってしまい、そういったプラスチック類の
ゴミが溜まり続け、2050年までに海洋中のプラスチック重量が全ての魚の重量を超えてしまうという
非常にショッキングな問題提起があり、参加者を非常に驚かれていました。
今回の講演で、多くの人が現在の海洋状況の深刻さを理解し、日本の漁業が将来に渡って持続可能な
産業となるよう、資源や、ごみの管理などの環境保全に取り組んでいく事が大切だと感じました。
将来の海を守るためにも、自分たちが出来ることから問題解決に取り組んでみてはどうでしょうか。
以上、サクでした!!