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2017年02月28日
冬登山ジオツアー2日目_アポイ岳は最高の天気でした。
明けて2月26日(日)の朝。アポイ山荘からのアポイ岳の美しさは神々しいぐらい。
一同、アイゼンをつけて、いよいよアタックです。登山口からはとたんに針葉樹の森。元気に登っていきます。
第4休憩所で小休憩。
5合目山小屋までは、もう少し。動いている分、身体も暖か。汗かきながら一歩一歩登っていきます。
この日のガイドは、アポイの熊ことSさん。要所要所で、アポイ岳の特殊な植生をわかりやすく解説してくれます。
一時間半かけて、ようやく5合目山小屋に到着。ここから望む頂上も緑と青空と白銀のコントラストがとてもきれいでした。
小休憩の後、7合目の馬の背目指して、急こう配の登山道を登ってゆきます。
馬の背手前の7合目。ここまで来ると、それまでの様相とはガラッと変わり、まさに冬山です。
がんばって着いた馬の背のご褒美は、日高山脈の雄大な景観。
しばし360度のパノラマを楽しんだ後は、いよいよ頂上に向けて最後のアタックです。
馬の背から頂上直下の8合目までの間は、海に対して平行に走る尾根なので、山から海に向かって流れる風によって、吹き溜まりや雪庇ができていて、それらをラッセルしながら進んでいきます。
そして、8合目から頂上にかけては遮るものがなく、時に横殴りの吹雪となります。
でも、ついに登頂!落伍者なく全員が頂きに立つことができ、参加したお客様は満面の笑み。頂上は吹き溜まりで1m以上の積雪で、1m強の頂上木柱も頭しか見えていませんでした。
一休みして、温かい飲み物とお弁当が待つ、山小屋まで下山。最後まで晴れやかな天気で、大満足の冬山登山となりました。これで、アポイ岳ジオパークの今年度のジオツアーは終了。新年度もたくさんのツアーをご用意して、多くの皆様のお越しをお待ちしていますので、春夏秋冬、様似の自然と味を楽しみにぜひお越しください!(タク)