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1.近世物流路がもたらした北の繁栄

 約200年前、江戸時代の後半には全国各地で特産物が作られ、商品として各地に運ばれるようになりました。商品の流通はそれまでの陸路の他に、大量の産物や商品を一度に運べる船と航路の時代が一気にやってきました。

 幕府は江戸や大阪と蝦夷地(当時の北海道の呼び名)を結ぶ航路を開設し、瀬戸内海から日本海に出て沿岸を北上する「西廻り海運」が飛躍的に発達しました。松前や箱館(現在の松前町、函館市)を拠点とする海運は、蝦夷地の主に太平洋岸に太く伸び、北の各地の繁栄を築いていくことになります。

小樽市博物館 林コレクション